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先日、別屋で寛いでいた さつき が急にやって来たと思ったら、電話台の下をガサガサ・・・。そこから出てきたのは裏返ってもがくGの姿でしたorz
私、爬虫類も両生類も平気なんですが、昆虫は得意じゃないんですよ。特に幼虫系と脚がいっぱいあるもの、そしてGが!だっていきなり飛ぶし、あいつ!!
まぁムシャアしたりはしないし(見てる前では)、ハンターとしては優秀な方ではないでしょうか?・・・しかし、今回は母が始末してくれたので事無きを得ましたが、出来れば私がいない時にやってww
さて、Gの話はさておき今日もイチゼロです。こっちの話もあと2、3話ですかね?
小説は続き~からどうぞ。
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《対の貴方・5 》
「はい、何でしょう?」
「あ、合ってた?2機ともそっくりだから、よくわかんねぇよ。・・・しっかし本当、色以外は人間そのものだよなぁ」
あまりよく存じ上げない方にこのような事を申すのもの如何かと思いますが、非常に不躾な・・・まるで品定めするような視線を浴びせられ、居心地が悪いです。
「何か御用ですか?」
「あー、そうそう。あのさ、オレまだここ来たばっかで、場所とかよく知らねぇんだ。物置から持ってくるものあるんだけど、場所どこ?」
「物置でしたら、こちらに」
言葉で説明するより早いと先に立って案内しながら、心の中で首を傾げます。物置には普段殆ど使われないものしか入っていない筈なのですが、この方は何をお探しなのでしょう?
「こちらで・・っ!?」
階段下にある物置の扉を開いて見せると、後ろにいたその方が突然掴みかかってきました。驚いて取り落とした図鑑を拾う間も無く、手で口を塞がれ部屋の中へと押し込まれます。
「ぃっ・・何を、なさるのです・・」
「こんなに簡単に引っかかると思わなかった。ゼロは良い子ちゃんだなぁ」
私を床に倒し、ニヤニヤと笑いながら圧し掛かってくる重い身体。まるで、触れられた場所から腐食していくような錯覚に陥るほどの嫌悪感が広がり、顔を背けながら掴まれた腕を振り払おうとしたのですが、その瞬間痛みを伴うほど大音量の警告音が響きました。
「っ!?」
施設に何か起きたのかと、一瞬状況も忘れて辺りの様子を窺いますが、このような酷い音だというのに相手は全く反応する様子がありません。では、この音は・・・
「お願いです・・・どいて下さいませ・・」
人間に逆らうな、と私の頭の中だけで鳴り続ける三原則違反の警告アラートに、一切の自由が利かなくなった身体。殆ど知らぬ相手から受ける突然の行為と相俟って恐慌状態に陥りそうになりながら、それでも唯一自分の意思で動く声で必死に訴える抵抗さえ、もはや囁きのようでした。
当然そのようなもの、耳に届いていないのでしょう。相手は迷う事無く私の服に手を掛け、引き裂く勢いでそれを左右に開きます。
「おっ、カラダは思ったより良さそうじゃん。言っとくけど、これからすんのはただの実験。お前ら、セクサロイドだからな。ちゃーんと人間様をヨくできんのか、おれが確かめてやるよ」
私たちは、歌う事を目的に作られた“ボーカロイド”。確かに機体はセクサロイドの転用であり、その為の機能も備えておりますが・・・望まぬ相手から受ける行為に、貴方がた人間が与えた“心”が平静でいられる筈がないでしょう!?
「休憩も短い事だし、さっさと済ませるか」
暴力的に晒された肌を撫で回す汗ばんだ手と、脚の辺りに押し当てられる固い感触。
顔の間近に落ちる生温い吐息に、知識としてしか知らなかった事が自分の身に起きるという絶望的な状況を認識した瞬間、視界から光が消えていきます。
嫌だ、怖い・・気持ち悪い・・・お願い、誰か助けて・・・
「・・ぃ・・・ち・・」
受け入れるより他に出来る事は無いと諦めたせいか、耳を劈く警告アラートは消え、代わりに一人分の荒い息遣いばかりが聞こえる薄暗い室内。自覚しないまま口から声が零れたその時、埃臭い空気が僅かに動きました。
頭の中で思い描いた姿が、開いた扉から入る逆光を背にしているのは、使いものにならない身体を切り捨てて現実逃避しようとする思考回路が見せた、優しい幻でしょうか?
「ねぇ・・・なに、してんの?」
いつも周囲に見せている無邪気な笑みを貼りつけた顔で軽く首を傾げながら呟く、地を這うような低い声。
その声が耳に届いたのか、圧し掛かっていた相手が弾かれたように身じろいだかと思うと、次の瞬間ガシャガシャと物が崩れる耳障りな音とともに、全身に張り付くようだった気持ちの悪い温度と重みが消え去っておりました。
「ゼロ!ねぇゼロ、しっかりして?」
膝をついて、倒れた私を包むように抱き上げる腕に、黒く塗り潰されそうだった視界が光を取り戻し始めます。
「・・イ・・チ・・・?」
「うん。ボク、イチだよ」
先程とは打って変わった穏やかな声と、優しく微笑むいつもより少し大人びた顔。
触れたら消えてしまうのではないかと怯えながらもその身体にしがみつくと、微かに感じる馴染んだ匂いが、これが夢でも幻でも無い本物のイチだと教えてくれました。
「どうした!?」
「今の音は何だ!」
先程の音を聞きつけたのでしょうか?所員の方々が様子を窺いにいらっしゃった声が耳に入ると、途端に抑えられない程に身体が震えます。いつも私の検査や実験の補助をして下さる顔馴染みの方もいらして、皆様良い方だと分かっているのに・・・何故か今は、イチ以外の全てが恐ろしいのです。
「詳しいコトは後で話すから、取りあえずそこのヘンタイ捕まえといて。ボク、ゼロを連れてく。行こう、ゼロ」
安心させるように背を撫でてくれたイチは、そのまま私の身体を横抱きに抱え上げます。
後から考えれば非常に恥ずかしい体勢だったのですが、その時はとにかく自分の周りの全てに感じる恐怖と、そして唯一安心できるこの優しくて温かい場所を失いたくなくて、固く目を閉じて必死にイチへと縋りつきました。
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同じ身長体重の相手をお姫様抱っこ。
アンドロイドだから出来る芸当ですねww
続き
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