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今日は2月14日ですね。・・・ただの火曜日ですが何か?
スーパーに買い物に行ったらハート型のさつま芋コロッケが売っていたので、晩のおかずに買ってきました。真ん中から真っ二つにして食べましたよ。だってその方が食べやすかったんです。他意は無いですよww
さて、そんな訳でイベント全く関係ないメンテ話の続きです(笑)
小説は続き~からどうぞ。
《あなたの微笑みは薔薇色の鎖・28 》
「カイト、終わったー?」
約束通り迎えに来てくれたイチの声に顔を上げると、僕の様子に気づいたのか、いつもの笑顔のまま首を傾げて
「どうかした?」
「・・何でもないよ」
「じゃあ、ご飯行こ!ゼロもすぐ来るって。ボク、いっぱい動いたからすっごくお腹すいた」
「仕事だったの?」
「違う。今日はカイトと一緒に寝るでしょ?だからゼロが、部屋の掃除とシーツの洗濯しなさいって」
「そんな、良かったのに。あのベッド大きいからシーツの交換だけでも大変だったでしょ?」
ゼロとイチは、キングサイズのベッドに二人で寝てる。だから僕が一緒の時はそこに3人寝るんだけど、僕らロイドは普段汗なんか掻かないからシーツも殆ど汚れないし、気にしなくていいのに。
「でも、シーツ汚しちゃったから。お腹すいたのも、掃除したのより昨夜ゼロとエtt・・」
「イチ!」
突然パンッ!と音がして、イチの話が途切れる。その口を塞いだのは後ろから伸びる、青いマニキュアが塗られた白い手で・・・
「っ、いたい!ナニするの、ゼロ!!」
「カイトに変な事を言わないで下さいませ!」
珍しく一目で分かるほど慌てた声を上げるゼロが、薄っすら赤くなった顔でこっちを向くと
「・・・今の発言は、あまり気になさらないで下さい。さぁ食堂へ参りましょう」
ゼロが手を差し出せば、口を尖らせて不満げな顔をしていたイチもすぐにいつもの笑顔に戻ってその手を握り、反対の手で僕の手を掴むと歩きだした。
向かったのは研究棟の2階にある所員食堂。メンテナンスに来たボーカロイドも利用して良いんだけど、ロイドが2、3日食べなくて平気な事もあって、一泊で帰ってしまう彼らにはあまり利用されてない。
「なに食べるの?」
「うーん・・・せっかくだし、家で食べないのにしようかなぁ」
「私はこれにいたします」
食券売り場の前でもわいわい騒いで、こういうのは久し振りで楽しい。マスターはあまり口数が多くないから、賑やかな感じになる事って無いし。
「おねがいしまーす!」
半端な時間のせいか無人のカウンターでイチが大きな声を上げると、奥から出てきたのは燃えるように赤い髪の、背の高い男性型ボーカロイド。左耳の深紅のピアスが、蛍光灯の明かりにキラリと光る。
「なんだ、お前らか・・・ん?よう、久し振りだな」
「久し振り。元気そうだね」
イチに声を掛ける途中で僕に気付き、少し笑ってそう言うのは俗に〈アカイト〉って呼ばれている、赤を基調にしたカラーリングの〈カイト〉で、“紅”という名前をつけられている。
僕がここにいる頃に起動したコウは女性研究員の所有で、何年か前からは彼女が仕事をしている間、この食堂で調理員として働いているんだ。
「まぁな。お前は結構大変だったみたいだけど・・・」
お爺ちゃんが亡くなった事を知っていたのか、マスターまではいかないけどそれなりに長身のコウは、僕を見下ろしてそう呟く。それからカウンターの食券に気付いて
「これからメシか。・・・お前も一人分?」
「ちょっ、毎回その話するのやめてよ!大体コウは、その頃のボクを知らないでしょ!?」
「お前の顔見ると、調理員のおばちゃんたちが話してたの思い出すんだよ。あんなに食べる〈カイト〉、見た事ないって」
「・・・今は、食べてないもん」
ニヤニヤ笑うコウに堪らず声を上げるけど、事実だからそれ以上言える事も無くて、結局言い訳のように呟く。ちょっとだけ肉付きの良い自分の腕を無意識に揉んでしまうのは、この話をされた時の癖みたいなもの。別に、体型とは関係無い筈なんだけどね。
僕は起動直後、異常な食欲を見せた時期があった。ボーカロイドは小食な筈なのに、毎日三食、多い時は1回に二人分食べるくらい。必要以上のエネルギーは蓄積されずに放出してしまうんだからいくら食べても意味なんて無いのに、とにかく何か食べたくて仕方無くて。
結局その食欲は1週間程度で突然治まって、それからは一日1食で十分になったんだけど。もしかしてあれが不具合だったのかなぁ?お爺ちゃんは訊いても、ニコニコしながら『よく食べるのは良い事だ』ってはぐらかすだけだったんだけど。
「まっ、直って何よりだ。常にそんなに食ってたら、お前のマスターの財布が持たねぇもんな。・・・っつか双子!お前らたまには違うもん食えよ。人がせっかく食堂メニューの改良してるっつーのに」
僕より設定年齢の高いコウはちょっと大人な顔で笑って、それからゼロとイチの出した食券を見ると物凄く嫌そうな顔をする。
「いいでしょ、ボクこれが好き!」
「私も、これが好きなのですよ。人間と違って栄養バランスを気にする必要はございませんから、コウ様は気になさらないで下さいませ」
「・・・へいへい、分かったよ」
しれっと言う二人に眉間を揉むような仕草を見せるけど、毎度の事なのかすぐに食券を取って奥の厨房に下がっていった。
「二人とも・・・まだあれ食べてたの?」
「ボク、アレが大好き。どうせ1日1回しか食べない、食べるなら好きなのがいい」
「食事として最初にあの味を覚えてしまいましたもので、どうも他の物はしっくりこなくて・・・」
そう言えば僕がここにいる頃から、二人は殆ど毎日同じメニューだったっけ。僕がたまに薦めると違うものを頼むんだけど、やっぱり次の日には元のメニューに逆戻りして・・・
「おら!オムライスと煮魚定食。それとカレー、出来たぞ」
「やったー、オムライス~」
「カイトはカレーになさったのですね」
「うん、家で作らないから」
カレーとかシチューって、こういう大きいところでいっぱい作ってるやつの方が美味しいよね。2人暮らしの家では作る量も限られるから、自然と外で食べるって感じになってるんだ。
「こいつら、マジであればっか食ってるんだぜ。俺のマスターが奴らのメンテチームにいるから訊いたんだけど、別に食べ物の嗜好は設定されてないって言ってたし。なんで飽きもせず、毎回同じメニュー選ぶんだかな」
「・・・本人たちが美味しいって思ってるんだから、いいんじゃない?」
スパイスの良い匂いを漂わせながら湯気を立てるそれを受け取ると、いつものメニューに嬉しそうな顔をする二人を横目に、僕とコウは肩をすくめて見せた。
*************
イチは食事として食べるならオムライスが好きなのであって、本当に好きな食べ物はアイスを筆頭にお菓子類全般です。食べ過ぎるとゼロに怒られます(笑)
・・・コウはあれですよ、紗奈さんトコの紅。出来るだけマスターと一緒にいたいので、自ら志願して食堂(同じ職場なので)で働いてるんですwww
続き
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