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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

行ってきました、兄さんオンリー!・・・イベントがどうとかより、待機時間に凍え死にそうになった記憶しかありませんorz いや、ちゃんと収穫してきましたけどね。本当に寒くて、ずっと歯がガチガチいってましたよ。明日、熱とか出ないよな・・・。
あ、兄さんコスの方が沢山いらしたのは覚えてます!目の保養vvやっぱり現実世界で青い頭って、目立つなぁ(笑)


小説は続き~からどうぞ。

***************

《マスターとカイトと夏の夜・8 》


「今日、ミクが来たんです。それで、マスターからしたのと同じ匂いがしたから」
「昨日?・・・まさかミクちゃん、酒臭かったのか?」
「違います。そう言ったら怒られました。・・・マスターさんに買ってもらった香水だって。オレが、香水ってどんなものか知らないって言ったら、色々教えてくれました」

 香水?・・・あっ!あの女子大生2人組のか。近くにいたから匂いが移ったんだな。全然気付かなかった。

「昨日マスターからした匂いは、女の人のにおいじゃないの?って。きっと女の人がくっついてたんだよって。・・・そうなんですか?」
「・・・そうだ」

 こんなところで嘘を吐いても仕方無い。正直に言うと、カイトは俺の首にするりと腕を回してくる。

「その女の人とも、こんな風に、したんですか?」
「誰がするか。俺がこんな事するの、お前だけだよ」
「でも、背中の傷も、女の人がつけたんでしょう?」
「・・・それも、ミクちゃんから聞いたのか?」
「マスターが、女って言ってたから。ミクなら色々知ってるから、それも分かるかなって、思って」

 おい、綿貫。お前ミクちゃんになんつー教育してんだよ。今度殴らせてほしい、本当。

「あー、どうやって付くのか、聞いたか?」
「はい。女の人が、マスターに抱きついて引っ掻いたんだって。ミクが、お兄ちゃんのマスターは背が高いしカッコいいから、女の人にモテるんじゃない?って」

 ミクちゃんにどの程度の知識があるかは知らないが、流石に直接的な事は言わなかったようだ。いや、女の子だし言えないか。

「オレ、ミクに言われるまで・・・そんなの考えた事も無かったんです。でも言われたら確かにそうだなって。そしたら急に苦しくなって、真っ黒でどろどろしたのが、オレの内側に貼りついて動き回ってるみたいに気持ちが悪くて・・・すごく、すごく嫌だって、思ったんです」
「嫌だって、何が?」

 訊くと、ぎゅうっと縋り付くように、カイトの腕に力が籠った。細身の癖に結構な力だ、軽く首が締まってる。普段こんな力で抱き着いてくるような事無いぞ。

「マスターに女の人の匂いが付いてるのも、女の人にモテるもの、マスターが女の人と、こういう風にするのも。・・・オレはただのボーカロイドで、そんなの思ったらダメだって、何度も考え直したんです。でもやっぱり、どうしても嫌で・・・」
「なんだ、妬いてくれたのか」
「やいて?」
「そう。前に言ったろ?俺がお前に思う“好き”は、嫉妬したり欲がある、恋愛感情の“好き”だって。お前が感じたのは多分、“嫉妬”だよ」

 そう言うと、少し力を緩めて身を離したカイトは俺の顔を見上げながら首を傾げ、不思議そうに訊いてきた。

「この気持ち悪い、どろどろしたものが“嫉妬”なんですか?でも、マスターは何に“嫉妬”したんです?だってオレ、全部マスターのものなのに」

 うっ、これ、言わなきゃ駄目か?・・・駄目だよな。せっかく嫉妬するっていう事を、知ったみたいだし。

「・・・綿貫、だよ」
「ミクのマスターさん?どうしてですか?」
「あいつ、お前の歌を簡単に直したろ。それに曲作るのも、調整も上手いし」
「でもオレ、マスターが一緒に歌ってくれる調整が良いです。どんなに調整が上手でも、どんなに良い歌を作ってくれても。それがマスターじゃないんなら、オレには何の意味もありません」

 ・・・何気にすっごい殺し文句なんだが、俺はどうすればいいんだ。

「カイト」
「はい?」
「前にお前、恋愛感情を知らないって言ってたけど。こうやって妬いてくれたって事は、俺を恋愛感情で“好き”だったって思って、良いんだな?・・・俺は、他の誰よりお前が好きだし、女にモテるよりお前一人にモテたいんだけど」

 囁いてやると、青い目を見開いたカイトはその直後、手品みたいに一瞬で顔中真っ赤になった。凄い反応速度だ。っつかよく考えると、こいつがこういう場面で赤面してるとこ、初めて見た気がする。

 俺も大概恥ずかしい事を言って、言われてるんだが、相手があんまり動揺してると何だか逆に落ち着けるもんだなぁ。

***************


何かマスターが段々恥ずかしい人になってきました。今後もっと恥ずかしい人になっていきそうな予感です(笑)
続き
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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
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