忍者ブログ
「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
[94]  [93]  [92]  [91]  [90]  [89]  [88]  [87]  [86]  [85]  [84
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こんにちは。

今日は、昨日までとは打って変わっていい天気ですね。
晴れとか言っといて、昨日の雪はなんだったんだよ、気象庁!(`Д´) //
ちょっと心配事があって、夜になると気分が沈むので(何で夜ってそうなんでしょうね?)、沈んでない内に(笑)うpします。

小説は続き~からどうぞ。

***************

《 マスターとカイトと夏の夜・3 》


「お前、騙したな」

 
低い声で隣に言うと、俺を案内してきた奴は大袈裟に肩をすくめ

「そんな事ないだろ?ほら、みんないるじゃん」
女子大生と合コンだなんて、一言も聞いてない!」
「俺はみんな来るぞって言っただけで、女の子が来ないなんて一言も言ってま~せ~ん~。別にいいだろ?可愛いし。せっかく安藤が後輩に声かけてくれたんだぞ」

 
コンビニから五分ほど歩いた所にある、雑居ビルの半地下にある創作和食の店の一室。
 
半分はむさ苦しい見慣れた面々だが、もう半分の華やかなのは明らかに大学生の女の子。仲間には未だに大学に残ってるのも数人いるから、その伝手だろう。・・・しかし社会人の奴だって多いっつーのに、嘆かわしい!

「俺、やっぱ帰る」
えー、何で!?ヤチ、本当に合コン嫌がるよな。二年位前までよく出てた癖に。せっかく来たんだし、ここ結構メシもウマいぞ。ヤチは都合つかなくて来れない事が多いし、少しくらい良いじゃん」

 
それを言われると弱い。
 合コン
が嫌いになったのにはちょっとした事情があるのだが、それはどうでもいいとして。この中で高卒就職は俺だけで、他の奴らと時間が合わなかったのは事実だ。女の子はともかく男連中と会うのも久々で、色々話したいし・・・。

「分かったよ。ただし、今日は女の子には大して気ぃ遣わないぞ」

それに今の俺は、それどころじゃねぇっつーの。
にそう宣言し、俺は仕方なく空いてる場所に腰を下ろした。



 最初は決まっていた席も、料理と酒が進むにつれて有って無いような状態になるのは、まぁ当然の流れ。俺も話し易い位置に移動して、入れ替わりやってくる友人と近況なんか話していた。
 料理が美味いと言っていたのは本当で、今度カイトに同じようなの作ってもらおうか、なんて思いながら、それを肴に飲み放題のビールを飲んでいたんだが・・・

「こんばんはー。隣いいですかぁ?」
「センダイさんっていうんですよねー。ちょー背ぇ高い。いくつくらいあります?」

 
気がつけば両隣に茶髪の女の子。しかも二人とも、何気に距離が近い。右側にいる子なんか、俺の腕に胸当たってないか?

「身長?180cmだけど」

 
黙っているだけで怒っているのかと訊かれる俺は、働くようになってからは特に(身長のせいか、1年生なんか普通にしてても怖がる子がいて地味に傷つく)人と話す時は極力愛想良く穏やかに、と心がけているんだが

「えー、すごーい!あ、お仕事は?学生じゃないですよね」
「小学校で事務やってる」
「学校?じゃ、今は夏休みだから仕事は休みなんですかぁ?」

 
・・・全国の学校職員の心を代弁するが、学校が長期休みの間は職員もみんな休みだと思ってる奴、一週間学校中のトイレ掃除でもして反省して欲しい。年末年始以外、平日の学校はフル稼働だ。

「いや、休みじゃないよ。夏休みもちゃんと学校に先生とかいるから」
「そーなんだー。先生もみんな休みだと思ってた」
「ねー。休みにわざわざ学校とか行かないしー」 

 女の子たちが笑う度に、がっちり施された化粧か、それとも香水かの甘い匂いが振り撒かれる。単体ならそうでもないんだろうが、こう近くで、しかも両側からともなると、もうあれだ・・・分かるだろうか、授業参観の時の教室の臭い。あんな感じ。

「っていうか、手とかちょーおっきい。男らしー」
「ほんとだぁ。背が高いからかな?顔も良いしモテそうですねー。彼女とかいるんですかぁ?」

 
握っていたグラスに溢れんばかりにビールを注ぎ足され、アイライナーと付け睫毛に強調された目で見上げられる。どっちの子も化粧は濃い気がするが顔自体はそれなりに可愛い。昔遊んでた頃こんな感じの子とよく付き合ってた気がするな。でも今は・・・

「いるよ、付き合ってる奴。・・・あー、ちょっとゴメンね」

 
はっきり言葉にすると、無性に顔が見たくなった。今日は遅くなるから先に寝てて良いと言ってあるので、寝顔かも知れないが。それでも見たい。ついでにキスしたい。

注がれたビールを呷って女の子たちに断ると、ダベっている幹事の奴に声を掛ける。

「悪い、俺これで帰るわ」
「えー、まだまだこれからじゃん!ヤチ、カラオケ行かないのかよ。見せ場だろ?ムカつくけど、お前まともに歌ったら女の子かなりそっち行くぞ」
「来られてもオトす気が無いんじゃしょうがないだろ。じゃ、またな」

 
俺はそいつに金を押しつけると、さっさと店を後にした。


***************


すいません、合コン行った事無いのでイメージでねつ造です。実際と異なる点には目を瞑って下さい。
授業参観の教室は、今はどうなんでしょうね?私の頃はとにかく、化粧臭かったですけど(笑)

続き
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2026/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

よろしければ一押し。

*12/6*
お礼1つ追加,1つ倉庫

カウンター
プロフィール
HN:
南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
 ☆→@にして下さい。

メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
リンクについて

同人系サイト様に限りリンクフリーです。
バナーは剥がしてお持ちください。
ご連絡は不要ですが、頂けると小躍りして喜びます。

 ちっちゃいの



 大きいの

最新記事
ブログ内検索
最新コメント
[07/31 南浪]
[07/30 らんこ]
[05/25 南浪]
[05/25 あづさ柾]
[02/05 南浪]
バーコード
P R
Copyright © じむじむ小屋 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]