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こんばんは。
昨日の記事で「恋するアプリ」のご紹介をしたんですが、あれを見て初めて聞いたと拍手コメで教えて下さった方がいました。(わざわざコメント下さって、有難うございますv)
こんなしょっぱいサイトの一つの記事でも、こうやって新たな出会いを作る事ができるんだと思うと、とても嬉しいです。素敵な動画はまだまだ沢山ありますので、また時々、お気に入りのをご紹介しますね♪
さて、今日なんですが・・・マスカイじゃないです、ほぼ。
カテゴリーも新しく作りましたよ(笑)。このカテゴリ、今後使う機会あるのかなぁ?
小説は続き~からどうぞ。
昨日の記事で「恋するアプリ」のご紹介をしたんですが、あれを見て初めて聞いたと拍手コメで教えて下さった方がいました。(わざわざコメント下さって、有難うございますv)
こんなしょっぱいサイトの一つの記事でも、こうやって新たな出会いを作る事ができるんだと思うと、とても嬉しいです。素敵な動画はまだまだ沢山ありますので、また時々、お気に入りのをご紹介しますね♪
さて、今日なんですが・・・マスカイじゃないです、ほぼ。
カテゴリーも新しく作りましたよ(笑)。このカテゴリ、今後使う機会あるのかなぁ?
小説は続き~からどうぞ。
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《ミクのお兄ちゃん》
《ミクのお兄ちゃん》
「いらっしゃい、ミク」
遊びに行くと、いつも笑顔で迎えてくれる優しいお兄ちゃん。
私と同じメーカーのボーカロイドシリーズで一番後にリリースされた〈カイト〉の、しかも私よりずっと後に起動した“兄”は、まだ知らない事がたくさんあるようで、色んな事を私に訊いて来る。
マスターや、お兄ちゃんのマスターは『ミク(ちゃん)の方が“お姉ちゃん”みたいだね』なんて言うし、私もたまに、ちょっとそう思ってるんだけど・・・
「おじゃましまーす」
お兄ちゃん(のマスター)の家にいつの間にか用意されていた、私専用のスリッパを履いてリビングに通されると、お兄ちゃんは美味しそうなマドレーヌとアイスティーを出してくれる。
「この間テレビでやってたの、食べたいって言ってたでしょう?作ってみたよ」
前回遊びに来た時に一緒に見た3分クッ○ングで紹介されていたお菓子を、こうやって普通に作ってしまうお兄ちゃんは、搭載された機能を十分過ぎるほど生かして家事全般を得意としている。今、私が履いている薄いピンク色のスリッパに、小さなネギの刺繍を入れてくれたのもお兄ちゃんなの。
すっかり私の家事の師匠でもあるんだけど・・・でもこれって普通、お兄ちゃんに習う事じゃないよね?
「どう?」
「うん、美味しい。レモンの良い匂いするね」
「皮を刻んで入れてあるんだ。たくさん作ったからお土産に持っていきなよ」
私の感想にふんわり笑う顔や、知らなかった事を聞いて驚く姿なんか、男性型なのに“カッコいい”より“可愛い”という言葉が先立つ。顔自体はカッコいいんだけどなぁ・・・
そんな事を考えてた私の視界の端を、何か黒っぽいものが通り過ぎた。
「ん?・・・ひっ!」
思わず、声が詰まる。部屋の壁の隅を高速で移動するのは、黒光りする物体G(名前も考えたくない!)。
アンドロイドには“生理的に苦手”なものが無いなんて思ってる人がいるかも知れないけど、そんなの大間違い。ボーカロイドが持つ感情回路は、ちゃーんと好きなものも嫌いなものも私たちの“心”に作り出すんだから。こういう時に感じる気持ちも人間と変わらないの。あの気味の悪い動きを見て、可愛いとか素敵だと思う人は少ないでしょ?
「わ、わ、また動いた!」
一度動きを止めた後、またカサカサと動き出すソレから視線も外せずに、私がお行儀悪く(でもこっち来たら嫌だもん!)爪先までソファの上に上げて縮こまると、私の視線を追ったお兄ちゃんの目が、急にすぅっと細くなる。
「・・・あんなに退治したのに、まだいたんだ」
聞き慣れない、低い低い声で呟いて、近くにあった新聞紙をそっと丸めたお兄ちゃんは音も無く立ち上がると、そのまま流れるような自然さでヤツの方へ近づいて
“パァンッ!”
一撃必殺。鋭い音と共に、嘘みたいに鮮やかに叩き落としたヤツの死骸を、使った新聞紙で包んでゴミ箱へ。
「ちょっと手を洗ってくるね」
「・・・え、あ、うん」
今この目で見た映像が、まだちょっと信じられない。確かにアンドロイドは視覚や聴覚が人より多少優れて作られているから、ヤツの動きを捉えるのは人間より簡単かも知れないけど・・・正直、お兄ちゃんってああいうの苦手だろうなぁって思ってた。なんて言うか、そういうイメージ?
「どうしたの?そんなに怖かった?ゴキブ・・」
「言わなくて良いから!」
もういないけど、わざわざ聞きたくもない名称を途中で遮ると、L字に置かれたソファの斜め前に座ったお兄ちゃんを見上げる。
「・・・ああいうの、平気なの?」
「え、虫とか?まぁオレもあんまり好きじゃないけど、ミク凄く怖がってたし。嫌いなんでしょ?」
そろそろと足を床に戻しながら頷く私に、お兄ちゃんは小さく笑うと
「大事な妹の危機だもん。あんなの退治する位、全然平気だよ。それにちょっと調べたら、バイ菌とか媒介する事もあるみたいで、マスターに害がある虫だから・・・今までも結構退治したし、色々対策してるんだけど。なかなかいなくならないんだ」
そして『力加減間違うと、始末するのに困るんだよねぇ』なんて呑気に言った。それってつまり、力加減を間違って始末を大変にした事が・・・うぇっ、止め止め!
「・・・お兄ちゃん、凄くカッコいいよ」
「え、何?急に。・・・よく分かんないけど、ありがとう」
心の底からそう言うと、お兄ちゃんは不思議そうに首を傾げたけど、その後はにかんでお礼を言う。
・・・その顔がやっぱりとっても可愛くっても、お兄ちゃんは、ちゃんと私の“兄”だった。
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ヒロイン(違)らしくカイトも虫嫌いにしようか迷ったんですが、個人的に女に虫退治を任すような男は認められないので、止めました。
あ、別に虫嫌いでも良いんです。嫌いでも一生懸命退治しようとしてくれるのは、大いに有りです。
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ヒロイン(違)らしくカイトも虫嫌いにしようか迷ったんですが、個人的に女に虫退治を任すような男は認められないので、止めました。
あ、別に虫嫌いでも良いんです。嫌いでも一生懸命退治しようとしてくれるのは、大いに有りです。
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南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・
*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
☆→@にして下さい。
メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
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