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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

今日で休み最後になりました(今日は有休です)。明日から仕事だー、憂鬱だなぁ。机の上に文書が山盛りになってたらどうしよう・・・。

さて、そういう訳で休み中のように毎日更新出来ないかもしれないのに、続きものの話になってしまいました。済みません。

マスカイデート(?)編です。続きものって言っても、そんなに長くはなりませんのでご安心をw


小説は続き~からどうぞ。

**************

《マスターとカイトと水族館・1
 
 
「カイト。明日、何か予定はあるか?」
 
 いつものように夕飯後のアイスをニコニコしながら食べていたカイトは、突然の俺の言葉にきょとんとした顔で
 
「いえ、特には無いです。なんでですか?」
「水族館に、行かないか?」
 
 以前、カイトが魚の切り身が泳いでいると思っていたのを知った時から、いずれ連れて行ってやろうと思っていたのだ。機会が無かったので今まで先延ばしにしていたが・・・
 
「・・・でもマスター、明日は金曜日ですよ?お仕事は?」
「先週、土曜日に仕事だったろ?明日は振替で休みなんだよ。だから、な?」
 
 そう言うと、カイトの表情が一気に明るくなった。そして
 
「はい!行くですっ、行きたいです!すいぞっかん!!
 
スプーンを握ったまま、テーブルに乗り上げる勢いで俺の方に身を乗り出す。青い瞳がすぐ間近まで迫って、ちょっと首を伸ばせば唇が触れそうな距離だ。
 
「あー、わかったわかった。ちゃんと連れてってやるから、そんなのに興奮するな」
 
 不自然にならぬようそっと身を引き、青い前髪を梳き上げると、気持ち良さそうに目を細めるカイト。
 
 つい先日(思い出すと非常に恥ずかしい)大告白大会を繰り広げた俺達だが、実はまだキスの一つもまともにしていない。初恋でもあるまいし、どんだけチキンなんだ、俺。
ちなみに最初にしたのと例の告白の日のやつは、ノーカウント。どっちもカイトの意思を確認してないもんなぁ。したくないのかと言われれば全力で否定するが、じゃあすればいいじゃないかと言われると・・・今更きっかけが掴み辛いんだよ。
 
「ふふ、楽しみだなぁ・・・。実は、前にマスターが言ってた時からずっと、行ってみたかったんです。ネットでちょっと調べたんですけど、水族館って、お魚がいっぱいいるんですよね?」
 
 やっと落ち着いたのか、椅子に座り直したカイトは表面の溶けかけたアイスを口に運びながら、嬉しそうに笑う。水族館の話したのって何時だっけ?なんだ、やっぱりもっと早く連れて行ってやれば良かったかな。
 
「魚だけじゃなくて、他にも色々いるぞ」
「本当ですか?あー、早く明日になればいいのに」
 
 遠足前の子供みたいなはしゃぎ振りに、こっちも何となく気分が盛り上がってくる。俺は数年振りの水族館を思い出しながら、手元に残っていたアイスを口に含んだ。
 
 
                                              
 
 
「すごい、ますたー!いっぱいっ、お魚が空を飛んでるみたい!!
 
 生憎の雨となった翌日。でもまぁ、水族館は建物の中なのであまり関係ないか。
 入って最初に通る長いエスカレーターを上がっていると、興奮に頬を紅潮させたカイトが俺の袖をぐいぐい引っ張りながら言った。顔は上を向いたままだ。このエスカレーターがトンネル型の水槽を通り抜けるからなんだが、ひらひらと頭上を舞う魚たちは、確かに日常からかけ離れてた光景だと思う。

「だなぁ。・・・お、そろそろエスカレーター終わるぞ、足元気をつけろ」
 
 平日で、しかも雨のせいか、あまり人がいないのでゆっくり見られそうだ。初めての水族館には丁度良かったかもしれない。そう思いながら、上を向いたままのカイトに声を掛けたんだが
 
「へ?あ、ふえっ!」
「あぶねっ!」
 
 注意の甲斐無く、エスカレーターの段差で盛大に躓いたカイトの手を捕まえると、そのまま引っ張って下りる。後ろに人がいなくて良かった。
 
「ご、ごめんなさい、マスター」
「エスカレーターで転ぶと危ないから、気をつけろよ。ま、気持ちも分からなくはないけどな。これからまだまだ見られるから。ほら、行くぞ」
「はい・・・」
 
 しょんぼりしてしまった青い頭を少し撫でて、掴んだ手をそのまま繋ぎ直すと歩き出す。
 
「あー・・・手、繋いでればちょっとくらい躓いても平気だから、安心しろ」
「・・・はい!」
 
 手を繋ぐなんていつもの事なのに、場所のせいか俺の心境の変化のせいか、嬉しそうに笑うカイトに握り返された手が、妙に擽ったかった。

***************

以前マスターが連れてってやると言っていた、水族館です。
ちなみにマスターが連れてくと言ってから大体1か月くらい経ってます。どんだけ待たせてるんだ、マスター。

続き
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