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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

いい加減紅葉のバナーはいかんじゃろう、という訳でバナーを千両(お正月に飾る赤い実のなるやつ)に変えてみたんですが、何かうまくいきません。
表示はされてるんですけど、クリックすると前のが出るんですよね。なんでだろう?

今日はあまりマスターの出ない話ですが、一応マスカイです。

小説は続き~からどうぞ。

***************

《カイトのご近所付き合い》
 
 
「こんにちは~」
「こんにちは、カイちゃん。お買い物の帰りかい?」
「そうです」
 
マスターのお家から5分くらい歩いた所に、高齢のご夫婦が住む平屋の一軒家がある。マスターのお家は住宅街の外れにあって、もうちょっと駅の方へ行くと家が増えてくるんだけど、そっちの方の家はあんまりお付き合いが無いんだって。
このご夫婦はマスターが生まれる前からここに住んでいて、とても良くしてくれてるって言ってた。
 
「やっちゃんは元気かい?」
 
マスターの名前は“やちよ”だから、ここでは“やっちゃん”。オレの事も“カイちゃん”って呼んでくれるから、お婆ちゃんたちにはオレもマスターも同じなのかな?前に、マスターと一緒にこの家にお手伝いに来て以来、ボーカロイドのオレの事もとても可愛がってくれる。
 
「はい、とっても元気です。今日もお仕事に行きました」
「そりゃ良かったねぇ」
 
 そう言って頷くお婆ちゃんは凄く物知りで、色んな事を知ってる。この間マスターのお家の庭に植える花をくれたので、その育て方も教えてもらってるんだ。咲いたらマスター、喜んでくれるかな?
 
「あ、何か困ってる事あったら言って下さい。オレが無理でも、マスターがするからって言ってました!」
「そうかい?実は、部屋の蛍光灯が一つ切れたんだよ。こんな日に限ってあの人は朝から出掛けてるし」
「お爺ちゃん、居ないんですか?」
「夕方には帰ってくるさ。ただ、暗くなってからじゃ危ないだろうから、あたしが換えようと思ってたんだけど」
 
 それはそれで危ないと思う。どこの蛍光灯か分からないけど、腰が曲がり気味のお婆ちゃんが高いところに立っているのを考えるだけで、落っこちやしないかドキドキ・・・ううん、ハラハラ?するし。
 
「オレ、換えますから!」
 
つい勢い良く言うと、お婆ちゃんはちょっとびっくりした顔をしてから笑って
 
「じゃ、お願いしようかねぇ。買い物は傷んじゃうといけないから、家の冷蔵庫に入れておきなさいな」
「はーい」
 
 6月に入ってからずいぶん気温が上がってきているから、置きっ放しじゃ確かに傷んじゃうよね。オレはお婆ちゃんに続いて、ひんやり薄暗いお家にお邪魔した。
 
 
                             

 
 お婆ちゃんのお家で蛍光灯を換えて、お茶をごちそうになって歌を歌って帰ってくると、もう5時過ぎていた。そろそろマスターが帰ってきちゃうから、早く晩ご飯の用意を・・・あれ?
 
「あっ、忘れてきちゃった!」
 
大事な買い物袋を、お婆ちゃん家に置いて帰ってきちゃったんだ!オレが慌てて出て行こうとすると
 
「ただーいま」
「マスター!お帰りなさい」
 
 今日は連絡無く、いつもより早くマスターが帰って来た。取り敢えずいつものように抱き付くけど、抱き返してくれる筈の腕は、何故かガサリと音を立てて
 
「カイト。これ、なーんだ?」
「あっ、買い物!取りに行こうと思ってたんです。どうしてマスターが?」
「帰りに婆ちゃんが、お前が忘れてったって、俺に寄越したんだよ」
 
 どうしよう、マスターにもお婆ちゃんにも迷惑かけちゃった。・・・なのにマスターは袋を置くと、オレの頭を撫でてくれる。
 
「婆ちゃん家の蛍光灯換えてやったんだって?助かったってお礼言ってたぞ。お歌も上手だったって。また何か、夏の歌でも教えてやるから歌って来い。・・・偉かったな」
 
ぎゅうっと、待っていたマスターの腕が回されて抱き締められた。マスターに褒められたのが嬉しくて抱き付く腕に更に力を込めると、マスターは笑ってオレの背中を軽く叩く。これがおしまいの合図。
 
「ま、荷物忘れなきゃ満点だったんだけどな」
「ぅー・・・ごめんなさい」
「気が付いたんなら良いよ。俺も丁度、爺ちゃんと一緒に帰って来たとこだったし。これから夕飯の支度か?たまには俺にも手伝わせろ」
 
 仕上げのようにもう一度オレの頭を撫でてから、マスターは買い物袋を持って先にダイニングへ向かう。
 
 オレは、マスターに撫でてもらった頭を押さえて今の気持ちを大事にメモリに仕舞うと、急いでその後を追い掛けた。

***************


マスターの住んでる街は、駅が出来てその周辺から栄えていった感じです。なので、その前に建てられた爺ちゃん家や千代家はちょっと外れた感じに。住宅地の方は新住民が多いです。
明日はたぶん、マスター編です。

マスター編
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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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