忍者ブログ
「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
[68]  [67]  [66]  [65]  [64]  [63]  [62]  [61]  [60]  [59]  [58
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こんばんは。

無事に冬コミも終了したので、今日は大掃除でした。2年ぶり位で真面目にやったので、全然終わりません。明日に持ち越したんですが、明日は寒いみたいですよね。失敗したなぁ・・・。

今日はキリ番2000のリクエストの話です。
私情が入りまして多少長くなってしまったので、2つに切りました。(リクエストもらったのに・・・)すみません。
残りは明日うpします。

misaki様からのリクエスト
「マスカイで猫を絡めたネタ」です。「そうじゃない、そういうんじゃないんだ・・・」という感じが凄いするんですが・・・。
あと、タイトルがどうしようもなく直球なのは、もうここのブログの仕様って事で流してください orz

小説は続き~からどうぞ。

***************

《マスターとカイトと猫・上》
 
「ただいまー」
「おかえりなさい、マスター!・・・って、何ですか、それ」
 
いつものように家に帰ると、いつものように両手を広げて出迎えたカイトが、俺の手元を見て中途半端な姿勢で止まる。
 
俺が抱えているのは、A4サイズのコピー用紙が入っていた段ボール箱。さっきからガサゴソと落ち着きなく音を立てているそれを怪訝そうに見つめるカイトに手招きすると、蓋を開いて見せてやった。
 
「ぅわぁ、ちっちゃい・・・何ですか、これ」
「何ってお前・・・猫だよ、仔猫」
 
 ちょっと予想外の反応だ。俺は段ボールをカイトに手渡して靴を脱ぐと、リビングに向かう。受け取ったカイトは、ひたすら箱の中を観察しながら俺の後を付いてきた。
 
「ネコって・・・よくお買い物行く時とかにマスターが触ってる、あの動物ですよね?確かにおんなじような形ですけど、あれはもっと大きいですよ。それに、こんな可愛い声じゃないです」
 
 床に下ろした段ボールを凝視していたカイトが、着替えてきた俺を見上げて異議を唱える。うん、まあ確かにこの辺には大人の、しかもちょっと貫禄のある猫しかいないからな。あれはあれで可愛いが、カイト的にはこの愛らしい仔猫たちとは結び付け難いらしい。
 
「これがでっかくなると、ああいう風になる・・・事もある。ほれ」
 
 段ボールの中には、明るくなった視界に気づいて甲高い小さな声で鳴き始めた3匹の小さな仔猫。その内の真っ白な一匹を箱から出して差し出してやると、カイトは戸惑ったような顔をして
 
「ど、どうすれば良いんですか?」
「どうって、ちょっと抱いてて」
 
 俺の言葉に、おっかなびっくり両手を伸ばして受け取る。そして手の平にちょこんと納まる大きさのそれを胸元に引き寄せるのだが、抱き主があまりガチガチに緊張していて居づらいのか、抱かれた仔猫は小さな手でよじよじと上の方に登り始めた。
 
「はわ、わっ!ど、どうしよう、ますたぁ!!
「あはは、そんな慌てんなって」
 
 仔猫を阻止しようと腕を伸ばし掛け、けれどあまり動いて落っこちても困る、という風にぎこちなく固まったカイトが、情けない声で助けを求めてくる。その間にもどんどん上がっていく仔猫が、とうとうカイトの肩への登頂を成功させたところで、俺は細い爪が引っ掛からないように持ち上げ
 
「こうやって、身体にくっつけるようにしてれば大丈夫だよ。もう一回やってみろ」
 
一度見本を見せてやると、流石はロイド。一度で動きをしっかりなぞって腕に納めた。また登り出しやしないかと緊張していたが、仔猫はそんなのお構い無しにもそもそ動いて丁度良い位置に納まると、フミィ、と気の抜けた鳴き声を漏らす。それを見たカイトの顔も、ふにゃりと緩んだ。
 
「・・・あったかいです。それに、毛がとってもふわふわしてますね。・・・可愛い」
「だろう。見つけた時は汚かったけどな」
「どうしたんですか、この子たち」
 
 カイトの隣に胡坐を掻き、残りの二匹を足に乗せてやると、茶トラの仔猫たちはよたよたしながら座りの良い場所を探して、ちょこんと落ち着く。・・・可愛い。
 
「捨てられてたんだよ、学校に。子供らが家で飼えるって言ったんだけど、親に確認とってからって言って今日は渡さなかったんだ。昼間こいつら見てられるの、職員室常駐の俺くらいだろ?その流れでそのまま連れて帰る事になってな。明日、ちゃんと飼い主が決まれば良いんだけど・・・」
 
昨夜降った雨で濡れ、今にも潰れそうな段ボールの中、泥だらけになって震えていた仔猫たち。もう少し見つけるのが遅かったら死んでいたかもしれない。捨てた奴を見つけ出して同じ目に遭わせてやりたいくらいだ。
 
「じゃ、この子たち今日はお家にいるんですね?ご飯はどうしたらいいんですか?」
 
 濡れタオルで泥を落として乾かしてやったので、フカフカの毛になった仔猫の額をそっと撫でながら、カイトが訊く。何て言うか・・・すっかり我が家の食事担当だな、お前。
 
「ネットで調べたんだけど、もう離乳食が食えるみたいだから缶詰買ってきた。っつか猫の離乳食とか売ってるんだよな」
 
 実は昼間既に一缶与えてみたんだが、掬って差し出した俺の指ごと齧りつくくらい飢えていたようだ。針みたいに細くて鋭い仔猫の歯は、意外に切れ味が良くて痛かった。
 
「へぇ。じゃ、この子たちは缶詰ご飯ですか。・・・あ、ご飯!マスターのご飯も、もう出来てます!」
「お、そうだった。忘れてた、悪かったな。ほれ、お前たちも飯だぞ。起きろ」

 カイトの腕と俺の膝でまどろんでいた仔猫たちに声を掛けてつつくと、急に起こされたのが不満だったのか、ニィニィと小さな外見にそぐわない大きな抗議の声を上げた。

***************


続いてしまいます。すみません・・・。

続き
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2026/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

よろしければ一押し。

*12/6*
お礼1つ追加,1つ倉庫

カウンター
プロフィール
HN:
南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
 ☆→@にして下さい。

メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
リンクについて

同人系サイト様に限りリンクフリーです。
バナーは剥がしてお持ちください。
ご連絡は不要ですが、頂けると小躍りして喜びます。

 ちっちゃいの



 大きいの

最新記事
ブログ内検索
最新コメント
[07/31 南浪]
[07/30 らんこ]
[05/25 南浪]
[05/25 あづさ柾]
[02/05 南浪]
バーコード
P R
Copyright © じむじむ小屋 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]