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こんにちは。
昨日は晴れてとっても暖かかったのに、今日のこの天気!夜は雪って予報まで出ていて・・・スタッドレス買えてないんだよ、まだ!
ところで、「キューティクル探偵因幡」のアニメが始まりましたね。録画もしてあるんですが、ニコで先に見ちゃいましたw思ったより違和感無かったのと、圭くんの中の人の喉が今後心配ですが(笑)結構面白かったです。ランキングのアニメカテに上がってるので、機会があったら見てみて下さい。
そんな話はさておき、今日もイチゼロです。予定外に長くなってしまい、今回の話では肝心のHが入りきらないのが確定しました!初夜編じゃないかったのか!?(笑)
小説は続き~からどうぞ。
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《キミの印・6 》
「来たか」
博士の部屋に行けばボクが来るのは予想済みだったみたいで、机には湯気の立つカップが2つ置いてあった。
まだ温かいそれを受け取って、黒くて苦いだけの汁を一口啜ると
「ゼロは?」
「教えてやる前に、訊きたい事がある」
いつもの定位置になってるデスク脇のパイプ椅子に座って、こっちを窺う博士の顔を、目を逸らさずにジッと見つめる。
そんなボクに一度小さく溜息を吐いた博士は
「まさか、昨日の今日でとは思わなかったが・・・したのか?」
「してない」
「してないのか!?」
かなり意外そうな博士に、もう一度頷いた。っていうか、どうしてそんなに驚くの?
「なんだ。てっきりお前が暴走して、ゼロが逃げて来たのかとばっかり・・・」
「だから、無理になんてしないって言ったじゃん!・・って、え?ゼロ、部屋を出てった理由言わなかったの?」
「何度も訊いたんだがなぁ。赤い目をしてる癖に、頑として口を開かなかったよ。何があった?」
こっちに向き直って膝の上で手を組んだ博士に昨夜のコトを掻い摘んで説明すると、向かいの顔が眉間にしわを寄せて、怒ったような悲しそうな、複雑な表情を浮かべた。
「やっぱり気にしていたのか、識別番号の事。・・・ゼロにも、つけてやりたかったんだがな」
ポツリと落とされた呟きには溢れそうなくらい後悔が含まれてて、博士もずっと気にしてたんだって分かっちゃえば、それ以上責めるコトも出来ない。ボクら“ツクリモノ”よりよっぽど自由が利きそうな人間だって、思い通りにならないコトがいっぱいあるみたい。
「ゼロ・・・“同じ”じゃないとボクに嫌われちゃうって。だからボクと違うのを知られるの、怖かったって言ってた。そんなの、絶対ないのに」
「同じ、か・・・二人が互いを掛け替えのない存在だと認識してくれるようにとの事だったんだが、ゼロにもお前にも、“対”だと強調しすぎたかも知れん。イチも、悪かったな」
「ううん。ボクは全然平気。それにきっと、ボクもゼロにプレッシャーかけてた」
だって、嬉しかったんだもん。
大好きな人と自分が一組の存在だっていうのは、ただ好き同士ってコト以上にしっかりした結びつきがあるみたいで、それだけで安心できる。
だからゼロもそうだって疑いもしないで、“一緒”だよねって言ったコト、何度もあった。・・・ゼロがどんな気持ちだったか考えると、その時の自分を殴りたくなる。
「あのね、博士に訊きたいコトある」
「なんだ?」
「ゼロ、自分をボクのスペアだったって言ってた。でもそれって、起動する前までのコトでしょ?もう違うよね?もしボクに何かあったからって・・・ゼロの身体、使ったりしないよね!?」
今朝見た悪夢が、まだ背中にべったり張り付いて剥がれてくれない。本当は今だって、この身体が自分の使っていたものかどうかの確証すら無いのに。
「安心しろ、それは無い。・・・ただ、もしお前に何かあれば、ゼロ自身が自分の身体を使えと言ってくる可能性はあるな」
「そんなのヤダ!」
不吉な発言に間髪いれずに叫ぶボクを、博士は苦笑しながら
「さすがにそれは、こっちも受け入れられないよ。一度起動したら、それは掛け替えの無い一つの個だ。たとえ・・・どこにも登録されていないロイドであっても、意思のあるものを犠牲にはしないし、させない。だからお前も、自分の身体は大事に扱うんだぞ」
「うん、そうする。・・・そっか、よかった」
そう言ってくれる博士がいるこの研究所なら、ゼロの身体がボクに使われたりしない。
この身体は自分のものだって実感できて、やっとホッとした。
「で、ゼロはどこ?ボク、ゼロに言いたいコトある」
「開発実験室の、一番奥の検査台だ。仮眠室を貸してやると言ったのに、そこで良いと言い張ってな。・・・ゼロのコト、頼むぞ」
「わかった」
頷いて、博士の部屋を出る。向かうのはいつも検査をする実験室じゃなくて、ゼロと初めて会った特別な部屋だった。
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次回で今回の話は終わりです。肝心なところが・・・(笑)
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