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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

先日、3分クッキングの卵焼きが焦げ過ぎだと話題になっていましたね。ネットで読んだ時はどんだけ焦げてんのかと思ったんですが、実際画像を見たらかなり普通で(個人的には、ですが)ちょっとガッカリ(笑)あんまり騒がれてたから、銀魂のお妙さんレベルかと・・・(放送禁止レベルw)
っていうか・・・実は北上マスターの作ってた卵焼きのモデルになったお弁当屋さんの卵焼き、もうちょっとしっかり巻いてますが、正にあんな感じですw 美味しいんですよ、あれでも(あれでもって言うな!)


さて、今日はそんな北上カイトの話です。

小説は続き~からどうぞ。


*************

《貴方の微笑みは薔薇色の鎖・33 》


「せっかく来たし、もうちょっと見ていこうかなぁ」

 沢山のお店が並ぶ広い通りを見るともなしに眺めながら、小さく呟く。

 今日は、マスターから頼まれた園芸専門誌を買いに、バスに乗ってショッピングモールに来た。専門誌だけあって近所の小さな本屋さんでは取り扱ってなくて、ネットでは運悪く品切れになってたんだって。
 昨夜マスターから、すごく申し訳なさそうに(表情はいつもと殆ど変わっていなかったけど)、このショッピングモールにある本屋さんで確保してもらったから取りに行ってほしいって頼まれたんだ。僕はマスターのものなんだから、もっと気易く使ってくれていいのに。

「あれ?あの子・・・」

 肩から提げたバッグの中、本屋さんの紙袋が動きにつられてガサリと音を立てる。
 平日の午前中で人の少ないモールの通路の隅で、目立たないとは言い難い青い頭が不安げにキョロキョロと辺りを見回していた。

「ねぇ、どうしたの?」
「ふぇえっ!?」

 掛けた声によっぽど驚いたのか奇妙な悲鳴(?)を上げたのは、以前マスターと映画を見に行った時に映画館で会った〈カイト〉。そういえばあの映画館、このショッピングモールの隣だっけ。この子もこの近くに住んでるのかな?

「え?・・・あっ、あの時の・・・っ!!」

 僕を見て一瞬きょとんと瞬かせた青い目に、分からなかったかな、と被っていたキャスケットを持ち上げて髪を見せれば、気づいてくれたのか気が抜けたような表情を浮かべる。と、次の瞬間またその顔を強張らせて、僕の背後にあちこち視線を巡らせた。

「・・・マスターなら、今日はいないよ」

 前に会った時、ちょっとした勘違いでマスターがこの子を威圧(というか、本人的には普通に立ってただけなんだけど)してしまったせいか、今日もマスターがいるんじゃないかと思ったみたい。あの時よっぽど怖かったんだろうなぁ、可哀想な事をしちゃった。

「あの時はごめんね。マスターも悪気があった訳じゃないし、別にあれ、怒ってた訳じゃないんだ。ちょっと怖く見えるけど・・・」
「えと、あの、オレこそ、ごめんなさい!だってあれ、オレがぶつかっちゃったんだし・・・本当に、ケガとかしなかった?」

 僕よりほんの少しだけ背の高い彼は、ペコペコ下げていた頭から上目遣いにそう訊いてくる。あの時も思ったけど、やっぱり稼働期間がまだそんなに長くないのかな?表情や仕草が、とても可愛らしい。設定年齢も、もしかしたら僕より年下なのかもしれない。

「うん、どこも何ともなかったし。あのくらいで不良を起こしてたら欠陥品だよ、僕。それより、さっきから何か探してるみたいだけど、どうしたの?」

 そうそう、それで声を掛けたんだった。
 僕が訊くと、彼は再び困ったように眉を寄せて

「あの、ここに輸入食品のいっぱいあるお店がある筈なんだけど、無くて・・・」
「ああ、あのお店引っ越したんだよ」
「もう無いの!?」

 この子、本当によく表情変わるなぁ・・・普段あまり表情の動かないマスターと二人だから、余計にそう感じるのかもしれないけど。っと、感心してる場合じゃない。

「あ、違う違う!前の場所から動いただけで、このモールの中にあるよ。僕知ってるから、良かったら一緒に行こうか?」
「本当!?あ、でもご用があるんじゃない?」
「もう済んだし、時間あるから平気」

 そう答えれば、今にも泣きだしそうだったのが、あからさまにホッとした表情に変わる。よっぽど欲しい物でもあるのかな?

 今日は僕が髪を隠しているからか(僕は一人の時は基本、帽子を被って出かけてる。ボーカロイドって分かって何か問題が起きる訳じゃないけど、無駄に人目をひくのは確かだから)、それとも単に人が少ないせいか、前の時みたいに同じような〈カイト〉が並んでいても注目される事無くメインの通りから一つ奥にいったところにあるそのお店へ案内すると、彼の顔がパァッと輝いた。

************

以前リクのあった、千代家と北上家のカイト交流な話です。北上カイト視点なので、千代カイトがいつもとちょっと違う感じかもしれませんね。
今回は2、3回で終わる予定です。

続き

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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
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