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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。


先週は色々と痛い目(肉体的に)に遭ってましたorz
虫歯が骨間近まで進行していたせいで歯茎まで削る羽目になったり(歯の治療で神経抜いた方、その後の虫歯には気を付けて下さいね、マジで!)、肩から腕が痛くなって整形外科行って、診察に2時間かかったり(首の骨の間の椎間板?が神経を刺激してるせいらしいです。首を吊るハメになりそう←リハビリですよw)。皆様、お体は大事にして下さいね!!


さて、イチゼロです。今日はちょっと短めです。

小説は続き~からどうぞ。

************

《ツイのキミ・6 》


「ボクら、身体は同じものを使ってても“セクサロイド”じゃない。“ボーカロイド”なのにね」

 この“ボーカロイド研究所”の中でさえそんなふうに考えるヤツがいるんじゃ、セクサロイドのボディを転用してるって一般公開するには、それ相応の法や対策が必要そう。博士に言っとかないと。

「・・・とても、嫌だったのです。あの方がする事の全てが気持ち悪くて、払い除けてしまいたかったのですけれど、指一本動かせなくて」

 そうだね。ボクの声に反応して涙を零してくれたから意識があるんだって分かったけど、あの時のゼロは本当に、機能停止してるみたいだった。一瞬、壊されちゃったかと思ったもの。

「そんなに怖かった?」
「自分でも、よく分かりません。それもあるとは思うのですが・・・」
「怖かっただけじゃなくて?・・・もしかして、三原則のせい?」

 ロイド三原則は元々、自分の意思を持たないロボットの三原則を置き替えたもの。ロイドに徹底服従させるっていう、人間にすごく都合の良いコレを“ココロ”を持つロイド、ボーカロイドにそのまま適用していいのかって、初めてのボカロを作る時かなり問題になったらしい。

「でも、人間から危害を加えられそうになった時に、防御のために必要最低限の反撃するのも、あんまりリフジンな命令には服従しなくても良いようにも、なってるよね?」

 最終的にボーカロイドには、人間に対するほんの少しの抵抗と、ほんの少しの反抗の権利が与えられた。今回のゼロで言えば、意に副わない行為・・・貞操の危険があったんだし、あの男を振り払うコトくらいは可能なハズなんだけど。

「ええ、知識としては知っていたのですが・・・私には、適用されないもののように感じます。私にとって人間の言う事は絶対であり、逆らうという選択肢の存在すらありませんでしたし」

 無表情のまま、だけど今やっと気付いたコトに、少し悲しげにそう呟いたゼロ。

 もしかしてゼロがボク以外の前で無表情なのは、相手が自分のコトを好き勝手に出来る“人間”だったから?だからいっつも気を張って、周りの期待に応えて・・・それじゃ表情だって硬くなるに決まってる。

「・・・それ、直る」
「え?」

 博士がゼロの表情を気にしてたあの時、ちゃんと教えてればよかった。そしたらきっと博士、ゼロの考え方がおかしいって気付いて直してくれてたハズ。ゼロが怖い目に遭ったの、ボクのワガママのせいだ。
 
「きっとゼロ、今かかってる三原則の規制が厳しすぎ。博士にお願いしてユルくしてもらえば、そんなふうに思わなくなる。・・・今まで気付かなくて、ゴメンね」

 ボクが謝った本当の理由を知らないゼロは、慌てたみたいに首を振って

「いえ、貴方が謝る事では!・・・しかし、私は何らかの理由があってこのように設定されたのでしょう?それなのに、私自身がそのような事を申し出てよろしいのでしょうか?」
「だってゼロ、今のままじゃ危なすぎる。またあんなコトあったらどうするの?」

 規制をそのままにしておくっていうコトは、これからもゼロが人間の命令に何一つ背かないってコト。人間からされる全ての行為に、何一つ抵抗しないってコト。
 ゼロもその意味は分かってるみたいで、ボクと同じ青い目がウロウロあちこち彷徨いながら、どこにも落ちてるハズない“正解”を探してる。

「それは・・・ですが・・・」

 ねぇ、ゼロ。ボクあの時・・・ゼロが襲われてたのを見た時、起動して初めて“殺意”っていうのを持ったよ。

 規制をユルくすれば、きっとゼロは他の人間の前でも、ボクに見せてくれたような表情を浮かべるようになる。それって本当はすごくイヤだけど・・・
 もしこのままにしておいて、ゼロがまたこんな目に遭ったら。きっとボクは、あの時この頭の中いっぱいに響き渡った三原則違反防止の警告アラートさえ捩じ伏せる。

「ボク、ゼロがあんな目に遭うかもって思うのヤだ。だから、ね?」

 こんなコト考えてるなんて、思いもしないだろうけど。
 下から覗き込むようにしながら“ボクのためにも、オネガイ!”って付け加えれば、ゼロは困った顔で、でもやっと頷いてくれた。

************


何だかイチが病んだ気がしますが(笑)
長くなってしまいすみませんでしたが、次回で最後です!

続き
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