×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
こんばんは。
ヘタ〇ア2巻、買えました。昨日と逆方向の本屋2件目に2冊だけ残ってたのをGet!
思ったより描き下ろし多くて良かったですvv学ヘタが来るとは思わなんだ(笑)
小説は続き~からどうぞ。
ヘタ〇ア2巻、買えました。昨日と逆方向の本屋2件目に2冊だけ残ってたのをGet!
思ったより描き下ろし多くて良かったですvv学ヘタが来るとは思わなんだ(笑)
小説は続き~からどうぞ。
**************
《マスターのお悩み・8 》
綿貫とミクちゃん(結局俺だけちゃん付けで固定してしまった。まぁ良いが)は、あの後そんなしない内に帰った。これから二人で買い物に行くそうだ。
「マスター?・・・マスター!」
「えっ?あ、ああ、何だ?」
気が付くと、茶や菓子の食器は全て片付けられ、リビングのローテーブルはすっかり綺麗になっていた。カイトが片付けたのだろうか、全然気づかなかった。
「あの、どうしたんですか?ミクたちが帰ってからマスター、何か・・・変です」
ソファに座っている俺を下から覗き込むように立膝を着いて、こちらを見つめる青い瞳。いつもは見つめ返すそれを直視出来なくて、視線を逃がす。
「マスター?」
「あー、何でもない。ちょっと疲れただけだ。あいつ、騒がしいしな」
「ミクのマスターさんですか?そうですね、確かにちょっと賑やかでした。でも凄いです、ランキングに載るような曲を作っているなんて。ミクの歌も凄く上手だったし・・・」
ほうっと息を吐いて、カイトが呟く。その声が羨んでいるように聞こえるのは、俺の気のせいだろうか。
「カイトも、オリジナルの歌とか歌いたいか?」
「えっ?」
聞こえなくていいのに、こんな時にも性能の良いロイドの耳は、俺の軋んだ声を拾ってしまったらしい。
問い返すように見上げる顔が、何を言っているのかというような、ぽかんとした表情をしている。可哀想に。ボーカロイドなのに、そんな事を訊かれる事すら想像できない生活をさせてしまっていたんだろうか。
「俺もあいつみたいにできれば、お前に色々歌わせてやれたのにな」
「マスター?」
「上手く歌えないところだって、あんな簡単に直せるし・・・ミクちゃんのあの歌も、あいつならお前に歌わせられるんじゃないか?」
カイトが歌いたいと言った、幸せな、可愛らしい恋の歌。俺には歌わせてやれない・・・
「でも、オレ・・・」
チリリ、チリリと耳障りな音が身体中から鳴り響くようで、苛ついてしょうがない。
急にこんな事を言われてカイトも戸惑っているだろうに、その不安げな表情すら、今の俺には気に障るんだ。
「あの、マスター・・・」
口を開きかけたカイトの言葉を切るように、俺は立ち上がった。これ以上ここにいたら、何も悪い事をしていないこいつに、感情に任せてひどい事を言ってしまう自覚がある。
「俺、部屋を片付けてくるから。下で待っててくれるか?」
「・・・はい」
せめて、俺の様子がおかしいのに気づいて大人しく頷くカイトを傷付けないように、気持ちの整理が出来るまでは一人になりたい。
「ごめんな」
頭を撫でて、それでも結局視線は合わせられずに、俺はカイトを残して部屋に閉じ籠った。
カイトをリビングに残し、ベッドに座って頭を抱える。今、俺の中でぐちゃぐちゃに渦巻いているこの気持ちに付ける名前なんて一つしかない。これは、完全な“嫉妬”。
無邪気に綿貫を褒めて憧れの表情を向けるカイトに、その表情をいとも容易く引き出した綿貫に・・・そして、カイトにそんな顔をさせられない俺自身。その全てに腹が立って、腹が立つ事に嫌気がさして、吐きたくなるくらいだ。
今まで二人だけの世界だったから、気付きながらも誤魔化し続けてきた自分の気持ちだが、綿貫という外部との接点によって、とうとう直視せざるを得なくなった。
男性型ボーカロイドのカイトに、人間の女性へ向けていたのと同じ気持ち・・・ぶっちゃけ、恋愛感情を抱いている事に。
***************
明日で一区切り付く予定です。・・・あくまで区切りですが・・・。
続き
綿貫とミクちゃん(結局俺だけちゃん付けで固定してしまった。まぁ良いが)は、あの後そんなしない内に帰った。これから二人で買い物に行くそうだ。
「マスター?・・・マスター!」
「えっ?あ、ああ、何だ?」
気が付くと、茶や菓子の食器は全て片付けられ、リビングのローテーブルはすっかり綺麗になっていた。カイトが片付けたのだろうか、全然気づかなかった。
「あの、どうしたんですか?ミクたちが帰ってからマスター、何か・・・変です」
ソファに座っている俺を下から覗き込むように立膝を着いて、こちらを見つめる青い瞳。いつもは見つめ返すそれを直視出来なくて、視線を逃がす。
「マスター?」
「あー、何でもない。ちょっと疲れただけだ。あいつ、騒がしいしな」
「ミクのマスターさんですか?そうですね、確かにちょっと賑やかでした。でも凄いです、ランキングに載るような曲を作っているなんて。ミクの歌も凄く上手だったし・・・」
ほうっと息を吐いて、カイトが呟く。その声が羨んでいるように聞こえるのは、俺の気のせいだろうか。
「カイトも、オリジナルの歌とか歌いたいか?」
「えっ?」
聞こえなくていいのに、こんな時にも性能の良いロイドの耳は、俺の軋んだ声を拾ってしまったらしい。
問い返すように見上げる顔が、何を言っているのかというような、ぽかんとした表情をしている。可哀想に。ボーカロイドなのに、そんな事を訊かれる事すら想像できない生活をさせてしまっていたんだろうか。
「俺もあいつみたいにできれば、お前に色々歌わせてやれたのにな」
「マスター?」
「上手く歌えないところだって、あんな簡単に直せるし・・・ミクちゃんのあの歌も、あいつならお前に歌わせられるんじゃないか?」
カイトが歌いたいと言った、幸せな、可愛らしい恋の歌。俺には歌わせてやれない・・・
「でも、オレ・・・」
チリリ、チリリと耳障りな音が身体中から鳴り響くようで、苛ついてしょうがない。
急にこんな事を言われてカイトも戸惑っているだろうに、その不安げな表情すら、今の俺には気に障るんだ。
「あの、マスター・・・」
口を開きかけたカイトの言葉を切るように、俺は立ち上がった。これ以上ここにいたら、何も悪い事をしていないこいつに、感情に任せてひどい事を言ってしまう自覚がある。
「俺、部屋を片付けてくるから。下で待っててくれるか?」
「・・・はい」
せめて、俺の様子がおかしいのに気づいて大人しく頷くカイトを傷付けないように、気持ちの整理が出来るまでは一人になりたい。
「ごめんな」
頭を撫でて、それでも結局視線は合わせられずに、俺はカイトを残して部屋に閉じ籠った。
カイトをリビングに残し、ベッドに座って頭を抱える。今、俺の中でぐちゃぐちゃに渦巻いているこの気持ちに付ける名前なんて一つしかない。これは、完全な“嫉妬”。
無邪気に綿貫を褒めて憧れの表情を向けるカイトに、その表情をいとも容易く引き出した綿貫に・・・そして、カイトにそんな顔をさせられない俺自身。その全てに腹が立って、腹が立つ事に嫌気がさして、吐きたくなるくらいだ。
今まで二人だけの世界だったから、気付きながらも誤魔化し続けてきた自分の気持ちだが、綿貫という外部との接点によって、とうとう直視せざるを得なくなった。
男性型ボーカロイドのカイトに、人間の女性へ向けていたのと同じ気持ち・・・ぶっちゃけ、恋愛感情を抱いている事に。
***************
明日で一区切り付く予定です。・・・あくまで区切りですが・・・。
続き
PR
この記事にコメントする
カレンダー
| 03 | 2026/04 | 05 |
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
よろしければ一押し。
*12/6*
お礼1つ追加,1つ倉庫
カウンター
プロフィール
HN:
南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・
*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
☆→@にして下さい。
メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・
*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
☆→@にして下さい。
メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
カテゴリー
リンク
ブログ内検索
P R