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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

3月に入り、今日は職場で紙の花作りをしました。あれ、自動でお花紙を波々に折れる機械があるって知ってました?その名も「花子ちゃん」!まんまじゃねーかww
2時間くらい延々と折った紙を開いて花を作っていたのですが、幸せな時間でした・・・。ああいう単純作業だけやって過ごせる仕事があったら良いのになぁ(本気)

さて、北上カイトのメンテ話もようやく今日が最後です。その後のエロ話(えっ!?)とかもあるので、その内公開しますねww

小説は続き~からどうぞ。

************

《あなたの微笑みは薔薇色の鎖・32 》
 
 
 『顔貸して』ってそれ、ちょっと怖い感じの人が使う言葉じゃない?イチ、マスターに何するつもり!?
 
「それでは意味が異なってきますよ、イチ!・・・申し訳ございません、北上様。別室で少々私共と話をしていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
 
 ゼロもそう思ったのか、慌てて言い直す。ああ、それなら・・・って、別室?
 
「僕は聞かない方がいい話なの?」
「そうですね・・・言うなれば花嫁の父と、婿との話し合い。というところでございましょうか?」
 
 フフッ、と珍しく小さな声を立ててゼロが笑いながらそんな事を言う。ええ、なにそれ・・・っていうか、もう嫁から離れてよ。
 
「そんなにかからないから、ちょっと待っててね!」
 
 『こっちこっち!』と先導するイチとゼロの後について、マスターは一度僕に向かって頷いてから廊下を歩いて行った。この先にあるのは防音室。よっぽど僕に聞かれたくない話なのかな?
 
「カイト君ー、待ってる間に手続き済ませる?」
「へっ?あ、じゃあお願いします」
 
 急に一人になってしまった僕がぽつんと立っているのに気付いたのか、離れた受付から声を掛けてくれた。うん、ここでぼんやり待っていても仕方がないしね。
 
「しかし、なんて言うか・・・迫力のある人ね、新しいマスター。鷹ノ原さんとは、だいぶイメージが違うわ」
「はぁ・・・何か、すみません」
「ううん、別に何かされた訳じゃないのよ。普通に、貴方のメンテが終わる筈だから迎えに来たって言われただけで。でも、ねぇ・・・本当に大丈夫なのよね?」
 
 カチャカチャとパソコンを操作しながら訊かれて、思わず苦笑する。本当、マスターってあの表情で損してる人だよなぁ。
 
「はい。昨日も言いましたけど、本当に良くしてもらっています。それにマスター、ああ見えて動物好きなんです。家に猫がいるんですけどね、とても可愛がっているんですよ」
「・・・なんか、全く想像出来ないけど。まぁ猫好きに悪い人はいないって言うし、それなら大丈夫ね」
 
 そんな話は聞いた事が無いけど、よく見ればパソコン脇の写真立てにトラ猫の写真が飾ってあったので、きっとこの人も猫を飼っているんだろう。
 
「はい、じゃあこれ今日の検査結果。今回も全部正常値、異常無しよ」
「そうですか、良かった。有難うございます」
 
 ひとまず安心した。これで、マスターに迷惑をかける事もなさそうだし。
 
 受け取った封筒を鞄にしまって、それから話を振ったら嬉々として自分の猫の事を教えてくれる女性としばらく話していると
 
「おまたせー、カイト」
「あ、おかえり。話は済んだの?」
「ええ。カイトが再び素晴らしいマスター様に巡り会えたようで、私もイチも安心しました」
「・・・何の話したの?本当に」
 
 二人とも嬉しそうな、安心したような顔をしてるから、悪い話じゃなかったんだろうけど・・・マスターはその割に、表情がいつも以上に硬い。
 
「マスター?あの、どんな話をされたんです?」
「・・・お前の、話だ」
 
 まぁ、それはそうなんだろうけど・・・。
 それ以上は言う気がない、という風に視線を逸らされちゃったから、この話はこれっきりになりそう。マスター、意外と頑固なところがあるし。
 
「そろそろ、帰るか」
「あっ、はい!ええと・・・じゃあ二人とも、またね」
 
 持っていた鞄をさりげなくマスターに取られて、僕はゼロとイチに向き直る。それを待っていたみたいにイチが抱き付いてくると
 
「またね。メンテじゃない時にも遊びに来て、スオウも一緒でいいから」
「いつでもいらして下さいね。ただし、貴方に何かあっての事というのは、ご勘弁願いますよ」
「うん、二人も元気で」
 
 イチの背中にぎゅうっと腕を回して、それからゼロとも軽くハグをしてからマスターの隣に立つ。
 
「それじゃ、お世話になりました」
 
 受付の女性や、その先の廊下を歩く研究員さんたちに向けてそう言えば、マスターも一つ頭を下げて、自動ドアを潜った。
 
「カイト・・・」
「はい?」
「今日、何が食いたい?」
 
 手を振ってくれるゼロとイチに大きく手を振り返してからマスターの一歩後ろについて歩くと、前から低い声が訊いてくる。マスターがご飯を作ってくれる事はよくあるけど、あんまり食べたいものを訊かれた事って無かったな。どうしたんだろ、珍しい・・・って、まさか!?
 
「も、もしかしてさっきゼロたちに、僕がご飯いっぱい食べてた事聞いたんですか!?あの、本当、違いますからね!あの頃は何でか知らないけど、すごく食べたかっただけで。今だって食べようと思えば余裕で食べられますけど、いつものご飯の量で十分ですから!本当ですよ!?」
 
 昨日コウにからかわれた話は、勿論ゼロとイチも知ってる。というか、二人はいつも僕と一緒にいてくれたから、当然僕が食べてる様子も見てた訳で・・・好きな人に大食いだと思われるなんて、普通の人間だってきっと嫌だと思う。まして僕は、そんな食べなくていい筈のロイドなのに!
 恥ずかしくって早口にそう言うと、大きな手がポンと僕の頭に乗って
 
「そんな話は、聞いていないが・・・昨夜はカイトがいなくて、味気ない食事だったから。何か、作ろうかと思って」
「っ!!」
 
 墓穴を掘るって、こういう事を言うんだ!
 出来る事なら掘った穴に埋まって蓋をしてしまいたい位だけど、現実にそんな事が出来る筈も無く、思い切り顔を俯かせた僕に
 
「夕飯、何が良い?」
「・・・マスターの作ってくれた、ハンバーグ・・・食べたい、です」
「ん」
 
 いつもの一声に僅かな笑い声を追加して、マスターはゆっくりと髪を梳いてくれた。

*************


いつも通り、特に山もオチもない話でしたが(笑)、お付き合い有難うございましたv
次回はキリ番リクの話になると思います~♪
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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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