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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんにちは。

今日は車の点検に行ってきました。ボカロと違って(笑)1時間くらいで終わりましたよ。ついでに洗車してもらって、綺麗になって返ってきました。(というか、それまでが汚すぎた・・・)

ところで、昨日さつき が遊び道具の小さなボールをどこかに失くしてしまったんですが、(その前に2回、冷蔵庫の隙間に入れてしまったので出してやった。ついに3回目、完全失踪)その後ずーっと、事あるごとに、冷蔵庫の隙間の前で待ってるんですよ。そこには無かったっつーの!何ともバ可愛い子ですww


小説は続き~からどうぞ。


*************

《あなたの微笑みは薔薇色の鎖・31 》

“ピリリリリリ・・・”

 ほんの小さな、でもボーカロイドの耳には確実に届く電子音が、ちょうど5曲目を歌い終わった僕らの間に響く。

「なぁに、いいトコだったのに」
「受付からのようですね」

 ゼロがコートのポケットから、昨日も使っていた携帯型の機械(研究所内専用の端末だって)を取り出して画面を見ると、歌っていたせいかほんのり紅潮した無表情が、微妙に歪んだ。困ったような、笑いを堪えるような、何とも言えない顔してる。

「どうしたの?ゼロ」

 そう言って画面を覗き込んだイチは一瞬青い目を見張って、それから肩を竦めると

「あーあ。ザンネン。カイトと一緒に歌えるの、もうオシマイ」
「仕方がありませんよ、イチ。楽しい時はあっという間に過ぎるものでございます」
「どうしたの?仕事の呼び出しでも入った?」

 いつもは、まだしばらく歌ったり話したりするのに。今日は二人とも忙しいのかな?
 僕が訊くと、イチは意味ありげに笑って

「お迎えだよ、カイト」
「受付に、マスター様がお見えだそうです」
「マスターが!?」

 驚いた僕に向かってゼロが証拠のように端末の画面を見せてくれた。確かに、受付に僕を迎えに来ている人がいると表示されている。名前は、キタガミ スオウ・・・

「ねぇカイト。ボクら、大事な友達の新しいマスター会ってみたい。いい?」
「え、あ、うん。それは良いけど・・・本当にマスターが来たの?だって、今日もマスターは学校に行ってる筈なのに」
「では、それを確かめるためにも受付へ参りましょうか?私も、カイトの新しいマスター様を是非とも拝見したいですし」

 いつの間にか部屋を片付けたゼロは、僕を促すようにドアを開いて見せる。まさかマスターが迎えに来てくれるなんて思いもしなかったから、驚いてしまって今一つ思考回路の動きが悪い。

「あっ、もしかしてアレがカイトのマスター?」
「・・・ほんとうだ・・・」

 あの長身は見間違えようも無い。
 すっかり見下ろされる形になっている受付の女性も心なし怖がっているようなその光景に、考えるより先に声が出た。

「マスター!」
「カイト・・・」

 こっちを向いたマスターは、細い銀縁の眼鏡を上げ直すと小さく笑う。・・・他の人から見たら変化無く見えるかもしれないけど。

「あの、迎えに来てくれたって・・・学校はどうしたんですか?」
「教授が、急な休みで・・・休講になった」
「・・・本当ですか?」
「ん」

 無表情のままいつもの返事をされてしまえば、それ以上は訊けない。確かに大学という所ではそういう事もあるらしいけど・・・そんなに都合良く、お休みになったりするのかな?

「そっちのは?」

 僕の疑問なんか気にしない様子で、マスターは僕の後ろに並んで立つ二人に視線を送った。離れていてよく見えないのか目を細めて見つめる顔は、僕が言うのも何だけどとっても怖いです。

「ボクはイチ、こっちはゼロ」

 物怖じしないイチが、いつもの笑顔でニッコリ笑ってそう言えば、隣でマスターに負けない無表情のゼロが

「私共はこちらの研究所所有の、ボーカロイド〈カイト〉のプロトタイプでございます。カイトとは、長年親しくさせていただいております」

 見本のように綺麗な仕草でお辞儀をしてみせる。

「ん。俺は、北上 蘇芳。去年から、カイトのマスターになった」

 自分でも目つきが悪くなるのに気付いたのか、二人に歩み寄ったマスターはそう言いながら軽く頭を下げた。こうやって、相手がボーカロイドでも分け隔てなくしっかり対応してくれる辺りが、僕の好きなマスターの良い所。

「ねぇ、スオウ。ボクら、カイトの友達としてどうしても訊きたいコトある。いい?」
「何だ?」

 別に怒っている訳じゃないんだけど、声の抑揚が少ないからぶっきらぼうにも聞こえるマスターの返事に、気にする事無く高い位置にあるその顔を見上げた二人は

「・・・カイトのコト、これからもずっと好きでいてくれる?」
「終生、カイトを大切にして下さいますか?」
「イチ、ゼロ・・・」

 笑顔を消したイチと、無表情の中に青い目の鋭さを増したゼロ。
 思わぬ展開に二人の名前を呟くけど、マスターはまっすぐ二対の瞳を見つめたまま

「生涯かけて、大切にする。カイトは爺さんが遺してくれた、俺の・・・大事な嫁だ」
『ヨメ!?』

 その瞬間同じ顔の、僅かに高さの違う声がぴったり揃って驚きの声を上げた。マスターの言葉はすごく嬉しかったんだけど・・・こういう反応を見るとやっぱりちょっとだけ、恥ずかしい。

「カイト、スオウのお嫁さん?ケッコンシキ、したの?」
「結婚式・・・したいか?カイト」
「とんでもない!」

 即座に返すと、何故かちょっと残念そうなマスター。え、もしかして満更でもないとか思ってるんじゃないですよね!?僕は無理ですよ、そんなの!

「あはっ、スオウって顔は怖いけど面白い!ねぇゼロ。これならイイよね?」
「こら、イチ。失礼な事を申すのではありませんよ。・・・でも、ええ、そうですね。この方でしたら」

 顔を見合わせた二人は一つ頷くと、イチがマスターに言った。

「ねぇスオウ・・・ちょっと、カオ貸して?」

*************


北上マスターに見降ろされたら、いくら自分の方が年上でも大抵の人は怖いと思います(笑)
あと、大学って教授が休んだらその時間は休講って聞いた事があるんですけど・・・違っていたらすみません。大学生になった事が無いもんでww

続き

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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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