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もうすぐ新学期が始まりますね。今年に入って休みを取っていた私も、いよいよ仕事が始まります。
行きたくない気持ちを、昨日密林で届いた漫画で何とか誤魔化している今日この頃(笑・ちなみに「狼陛下~」の5巻と「夏目~」の13巻です)
今年は新学期スタートが週初め。ここで躓くと、その後行きづらい事この上ないので、これから仕事も方も学校の方も、明後日は元気に行きましょう!
さて、メンテ話も何とか休み中に終われそうです。良かったww
小説は続き~からどうぞ。
《カイトとメンテナンス・6 》
受付には起動してから毎日見ていた、でもたった一日見なかっただけですごく懐かしい、遠くからでも分かる背の高い後ろ姿。
「マスター!」
「お、カイト。お疲れ・・・っとぉ!?」
オレの声に振り返ったところを昨夜のイチさんみたいに飛び付けば、マスターはびっくりしながら、でもしっかり受け止めてくれた。大好きな匂いに包まれたら、なんだかすごく息がしやすくなったような気がする。
「ふふっ、マスターと会えなくて寂しかった?」
受付のお姉さんに笑いながら言われて恥ずかしかったけど、本当のことだから顔を上げずに頷くと、マスターの『あー』って照れくさそうな声が、直接触る胸から響いてきた。
「じゃあ、早く帰りたいわよねぇ。・・・ええと、千代さん。カイト君の検査結果は先ほどお渡しした封筒に入っています。今回のメンテナンスで特別修理を要する不具合は見つかりませんでしたので、今後何か異常が発生しなければ、次回のメンテナンスは1年後になります」
「わかりました、色々お世話になって有難うございます。ほら、カイト」
ポンポンって軽く頭を叩かれたから、まだちょっと恥ずかしいけどお姉さんに向き直る。
「あの、有難うございました。ゼロさんとイチさんにも伝えてください」
「はい、わかったわ。また来年、元気でここに来てね」
お礼をすると、ニッコリしたお姉さんに手を振ってメンテナンスセンターを出た。
「迎えに来てくれてありがとうございます、マスター」
昨日オレが来たのと違う道を(こっちには施設案内の看板が出てた)マスターと手を繋いで歩きながら言えば、マスターは何故かちょっと視線を逸らして
「あー・・・うん。休みだし、何かあった時の為に場所くらい知ってた方がいいと思ってな。案外近くて早く着いたから、随分待つかと思ったんだけど・・・ちゃんと診てもらえたか?」
「はい!身体の検査はスリープになってたからよく分からないんですけど、感情回路のロックも大丈夫だって言われました。あと、歌の検査もしたんです。歌が上手だってゼロさんとイチさん・・・あそこの〈カイト〉たちに褒められたんですよ」
「へぇ、やっぱりちゃんと専属の〈カイト〉がいるのか、ああいうとこって。・・・まぁ、元気そうで良かった。カイトが外泊するの初めてだったからな、夜とかちょっと心配したんだけど」
殆ど車の停まってない駐車場にポツンと置かれたマスターの車が見えてきたところでそう言われて、昨夜の事を思い出す。
「昨日の夜・・・」
「何かあったのか?」
車に乗り込んだところで、シートベルトを締めかけていた手を止めたマスターに聞き返されて、うっかり声に出してたのに気付いたけど、もう隠せないよね。こんなこと自分から言うの、恥ずかしいんだけど
「マスターに会いたくて、ちょっと泣いちゃいました。あっ、でも本当に、ちょっとだけですよ!?」
一人でお泊まりも出来ないのかって呆れられたらどうしようって思いながら、でも訊かれたし、って思ってそう言うと、マスターが大きくため息をついた。
「お前、人がせっかく我慢してんのに・・・」
掴んでいたシートベルトから手を離したマスターは、そのまま身を乗り出すと覆い被さってきて
「んっ!・・ぁ・・・・ふぅ・・マス、タ・・・?」
「あのな、カイト。俺もお前に早く会いたくて迎えに来たって言ったら・・・どうする?」
長いキスに濡れたオレの唇をペロッと舐めてから耳元に顔を寄せると、低い声でそう囁く。
「すごく・・・うれしいです!」
だってそれって、マスターもオレと同じように思っててくれたってことだよね!?
身体中がムズムズするような、ワァッて声を上げたくなるような気持ちになって目の前の身体にしがみつくと、姿勢が悪かったのか『痛てっ!』って小さな悲鳴が上がるから慌てて離れれば、チュッっと軽く鼻先にキスをくれてから苦笑して
「じゃあ、家に帰るか」
「はいっ!」
ゼロさんやイチさんと会えたのも楽しかったし、たまには違うところに行くのも新鮮だけど・・・
やっぱりオレは、マスターのいるお家が一番大好き!
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という訳で、結局いつも通りな千代家でした(笑)
これから北上家verとか、プロトタイプの2人の話とか書きたいと思っておりますので、長い目で見てやって下さいww
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