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年末に唸るほど人参を頂いたので、ケーキやポタージュなど作って消費しております。
かつて厨2全開(失笑)のファンタジー小説を書いていた頃、作中でキャラが人参ポタージュを作るシーンがあったんですが、自分で書いといて「人参でスープとか、ないわwww」と思っておりました。でも実際作ったら結構美味しくてリピっております(笑)
ミキサーかFPがあれば簡単に出来ますので、人参いっぱい貰って困ってる方(そういないだろ、そんな人)がいらしたら作ってみて下さい♪
さて、そんな話はさておき、メンテ話です。新学期が始まるまでには終わらせたい・・・。いや、あと1回なんですけどねw
小説は続き~からどうぞ。
《カイトとメンテナンス・5 》
「じゃあここで待っていて。これから歌唱能力の検査をするから」
「はーい」
翌日。メンタルチェックって言われて入った部屋で、白衣を着た優しそうな若い男の人と15分くらいお話をした(あれで何が分かったのか、オレには分からないけど)あと、案内された部屋で待っているとノックの音が聞こえた。
「おはようございます、千代様」
「おはよう、チヨ!」
「ゼロさん、イチさん!おはようございます、昨日はありがとうございました」
ドアを開けて入って来たのは、表情は違うけど作りはそっくり同じ二人の〈カイト〉。ゼロさんとイチさんだった。
昨夜は部屋まで送ってくれて、オレがスリープになるまで(っていっても、昨夜は自分からスリープモードに移行したからすぐだけど)ついててくれたんだよね。
「よく休まれましたか?」
「はい、大丈夫です。でも、どうして二人がここに?オレ、これから歌唱能力の検査だって言われてるんですけど」
訊くと、いつも笑顔のイチさんの笑みがちょっと得意げになって
「チヨの検査するの、ボクたち」
「ふぇ?」
「千代様には、これからお伝えする通りに歌って頂ければ良いのですよ。私どもは状態保持の為に毎日データ更新を兼ねて調整されておりますので、常に基準通りの声を出す事も、それを判別する事もできるのでございます」
「へぇ・・・すごい!」
何か昨日も同じことを言った気がするけど、本当にすごいと思う。昨日ゼロさんが毎日メンテをしてるようなものだって言ってたけど、そういうことなんだ。
「じゃあまずは範囲を決めるね。チヨの歌う歌で一番高い声のと、一番低い声のを、そこだけでいいから聞かせて」
「範囲?」
「各マスター様で好みの音というのは異なりますので。望まれていない高さの音を出せるようにしてしまうと、それを厭われる事もあるのです。ですから、それぞれマスター様がご自分の〈カイト〉に歌わせている歌に合わせ、その範囲で音の確認や調整をするのですよ」
ボーカロイドだもの。声は高くも低くも出せるし、色んな音が出してみたいって思うけど、あんまり高い声や低い声は嫌だっていうマスターもいるんだろうな。オレのマスターだって、やっぱり好みの高さの音はあるみたいだし。
そういうのまで気にするって大変だなぁと思いながら、最近教えてもらったばかりの歌のサビと、ずっと前にリンちゃんたちと歌った歌のサビをその場で歌うと、そっくりな驚き顔に変わった二人がオレを見てる。
「・・・すばらしい!」
「ねぇ、本当に音声入力だけなの!?すっごい上手!」
「えへへ、ありがとうございます。マスター音符読めないから、本当に音声入力だけです」
ミクやリンちゃんたちに褒められるのも嬉しいけど、知り合ったばっかりの、しかも同じ〈カイト〉に褒められるのって、なんかすっごく嬉しい!だって、マスターも一緒に褒められてるってことだよね?
「これだけ歌えてるなら検査いらない気がするけど、一応決まりだからやるね。ゼロと同じ声、出して」
イチさんが言うと、軽く息を吸ったゼロさんがオレがさっき歌った歌と同じ低さの声を出す。同じ音で声を出すと、それより少し高く。続いて声を出せば、また高く。
歌ならメロディに乗せて声を出し易いんだけど、音程が正確で見本みたいな声を、こうやって只ひたすら同じ調子で階段を上がるみたいにスルスル出せるって、同じボカロとしても大変なことだと思う。
「オッケー、問題無しだね。じゃあ次はボク」
「イチに合わせて、同じ音で歌って下さいませ」
オレとゼロさんの声を聞き比べていたイチさんが、今度は声を出した。誰でも知ってる簡単な童謡だけどアレンジが入ってて、ゼロさんみたいに音程を正確にっていうよりは、メロディに強弱をつけて楽しそうな感じ。この歌、イチさんに合ってるなぁ。
「はい、よろしいです。こちらも全く問題ございませんね」
もうちょっと歌いたいなって思ったところで、これで終わりっていうみたいにパンパン手を叩いたゼロさんに、イチさんが唇を尖らせる。
「えー、もっと歌いたかったのに~。チヨ本当に歌が上手、一緒に歌うと楽しい。ゼロもそうでしょ?」
「ええ、私も千代様と歌いたいところですが・・・残念ながら。いえ、千代様には良いお知らせでしょうか?マスター様が、お迎えに来ていらっしゃるそうです」
「マスターが!?」
ケータイみたいなのを手にしたゼロさんが、その画面を見ながら教えてくれた言葉に驚いた。だってマスター、迎えに来てくれるなんて言ってなかったもの。メンテが終わったら自分で電車に乗って帰るんだと思ってた。
「あの、あの・・・検査、これでおしまいですか?」
まだ会えないと思ってたマスターが、すぐそばにいる!
そう思うともうジッとしてられなくて、これ以上検査があってもちゃんと受けられるか分からなくてそう訊くと
「あはっ、チヨ、すっごいソワソワしてる!うん、検査オシマイ。どこも問題ないよ」
「これで千代様の今回のメンテナンスは全て終了でございます。あとは受付で検査結果を受け取って下されば、マスター様と一緒にお帰り頂けますよ」
これで全部おしまい?じゃあ、すぐマスターに会えるんだ、やったぁ!
「えと、ゼロさん、イチさん。昨日も今日も、ありがとうございました!」
「気にしないでいーよ。また来年、メンテしにおいで」
「お待ちしております」
今すぐ走り出したくて、でも良くしてくれた二人にはちゃんと伝えたいからドアの前で振り返ってお礼を言うと、二人はそっくり同じ優しい笑顔でそう言ってくれたから、もう一回お辞儀をしてからロビーへ向かった。
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プロトタイプ2人の歌に関しては、VOCALOIDゼロイチに対する私のイメージが元です。
ゼロ→滑舌良くて音程もハッキリ。
イチ→感情豊かで滑らか
みたいな感じ?うち設定でボカロは感情持ちのアンドロイドなので、現実のボカロより人間っぽい歌い方ではあると思いますけどねww
続き
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