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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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新年明けましておめでとうございます!

全くgdgdな予感が満載な当サイトですが、本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

という訳で、夏目の4期が今日スタートだと先ほど気付いて慌ててBRレコーダーに予約入れたんですが、未だに全く使い方が分からずちゃんと予約出来てるのか心配でなりません。念のため、テレビの方でも録画した(笑)
・・・っつか、テレビで録画したのをDVDに焼きたくてレコーダー買ったのに、家のテレビは対応していない機種だったという・・・orz

さて、新年早々しょっぱい話はこれくらいにして、年を跨いでしまったメンテ話の4話目です。

小説は続き~からどうぞ。

**************

《カイトとメンテナンス・4 》


 ロイド保護法・・・アンドロイド、主にボーカロイドに対する虐待を防止するために作られたっていう法律。それに違反したっていうことは・・・

「本来ボーカロイドとは、発注する時点で購入希望者が厳しい審査を受け、その審査を通らなければ購入資格すら与えられないものです。作り物とはいえ、“五感と感情を持つモノ”でございますから」

 低い声で、ゼロさんが呟く。そんなゼロさんから腕を解いたイチさんはオレの前に立って

「チヨは、製造済み機体購入者向けの審査も、発注者向けの初期審査もしてない、簡単な最終審査だけをクリアしたマスターに買われた。そんなマスターに意地悪されてないかって、痛いコトされてないかなって、ボクらみんなすっごく心配だった。・・・だから今日チヨが来て、マスターに大事にされて幸せだって分かって、ボクとっても嬉しい!」

 ギュッっと、さっきみたいにオレを抱き締めて、自分も嬉しそうな顔で笑うイチさん。隣に立つゼロさんも、ほんのちょっとだけ優しい顔をしてる。
 ゼロさんもイチさんも、もしかしたらメンテの時の男の人たちも。虐待されたロイドを知ってて、だから同じようなスタートだったオレもそういう目に遭ってないか、心配してくれてたんだ。

「うん・・・オレ、すっごく幸せ」

 優しいマスターに大切にされて、可愛い弟妹がいて、友達がいて。そして自分の知らないところで、自分のことを心配してくれる人たちがいたなんて。ちょっと恵まれ過ぎてるような気までする。

「ねぇねぇ、チヨのマスターどんな人?ボクたちが分かるの、犯罪歴無し、収入安定、一軒家に独り暮らしの若い男っていうコトだけ。優しい?カッコいい?」

 少し体を離したイチさんが、ニッコリ笑いながらオレの顔を覗き込んで訊いてきた。マスターのこと?うーんと・・・

「背が高くて運動も得意で、すごくカッコいいです。オレの作るご飯いつも美味しいって食べてくれるし、たくさん褒めてくれます。とっても優しくてあったかくて・・・あと、歌もすごく上手」
「歌?ああ、そう言えば千代様は歌の入力が音声入力のみと調査票にありましたが、マスター様が歌って調声をなさっているのですか?」
「はい。夜とかお休みの日とか、たくさん歌わせてくれます」
「優しくて、歌をたくさん?それってすっごく良いボーカロイドマスター!」
「はいっ!」

 他のボカロからマスターが褒められるのって、すごく嬉しいこと。えへへ、嬉しいな。マスターに言ったら、喜んでくれるかな。

「マスター・・・マスターに、あいたいなぁ・・・」

 朝、駅まで一緒だったのに。明日にはもう、お家に帰れるっていうのに・・・
 マスターの話をしてたらすごくマスターの顔が見たくなって、声が聞きたくって。でもそれが無理なのが分かってるから、自分でもびっくりするくらい急に悲しくなってきちゃう。

「えっ、わっ!ちょっ、チヨ泣いちゃう!?泣かないで!」

 慌てたイチさんに言われて頑張ったけど、横からゼロさんが慰めるみたいに優しく頭を撫でてくれたら、とうとう涙が零れちゃった。

「あー、ゼロってば。ゼロのせいでチヨが泣いちゃったー」
「わっ、私のせいですか!?・・・申し訳ありませんでした、千代様」
「ちがっ、ゼロさんのせいじゃ・・・」

 イチさんのからかいと少し上ずったゼロさんの声が聞こえてきて、でもゼロさんのせいじゃないから慌てて顔を上げたら、そこには会ってから初めて、見てすぐ分かるくらい困った顔をしたゼロさん。びっくりした、こういう顔もするんだ。

「あ、泣き止んだ。ゼロの顔もたまには役に立つね」
「たまにとはどういう事ですか・・・。しかし、千代様が泣き止まれたのは何よりです」

 もう一回、さっきよりそっと頭を撫でてくれる手も、『よかったー』って抱き締めてくれる手も、すっかり同じものだけど。

「もし御用が無ければ、本日はもうお休みになってはいかがでしょうか?目が覚めれば明日になっております。マスター様に会えるのも、すぐでございますよ」
「そうだね。ベッドに入ってスリープになっちゃえば、明日はすぐ!ねぇ、ゼロ。チヨを部屋まで送ってってあげようよ」
「それはようございますね。では千代様、参りましょうか」

 右と左に差し出された、それぞれちょっとずつ違う優しさを持った手を握ると、オレは今日泊まる部屋まで二人に連れて行ってもらった。 

***********


実は千代マスター、生活状況の情報だけだとロイド虐待因子満載の要注意人物でした。
※若い独身男性で、近所付き合いもあまりなく(←実はあるけど、一般的にはなさそうに思われてた。)一軒家に一人暮らし(←虐待を止める相手がいない)

実際、ロイド虐待で逮捕された人物に結構当てはまる条件だったので、カイト登録以降、こっそりセンターからマークされていたのは内緒の話です(笑)

続き

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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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