忍者ブログ
「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
[421]  [420]  [418]  [417]  [416]  [415]  [414]  [413]  [412]  [411]  [410
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こんばんは。

Pixivでサブマス巡りをしていると、たまに見かける「武器マス」のタグ。
どうやらpkmnではなく武器を装備したサブマスのようなんですが、まぁマスカイ書きの私からしたら当然「武器装備のボカロマスター」な訳でww

イメージ的に、千代マスターはトンファーかな。空手使いだし、体術メインっぽいような?北上マスターは洋物な大剣か槍で!(こっちは別に武道を習っていた訳ではないのですが、モデルキャラのイメージで)
ここまで妄想すると、マスター同士のガチバトルが見てみたいような、そうでもないような・・・二人とも、自分のカイトがかかれば、どんな相手でも本気で闘いそうです(笑)

さて、今日も北上家の小話です。時季外れな話題ですけどねww

小説は続き~からどうぞ。


***************

《あなたの微笑みは薔薇色の鎖・22 》


「マスター、チャンネル変えてください!」

 夕飯の後。二人でお茶を飲みながらテレビを見ていると、番組が変わって流れてきたおどろおどろしい音楽に慌てて声を上げる。

「カイトは、こういうものが苦手なのか?」

 相変わらずの無表情の中に僅かに意外そうな顔を見て、子供みたいかなって恥ずかしくなるけど、それでもロイドの僕は訊かれた事に嘘を吐けない。

「はい。お爺ちゃんの聞かせてくれた怪談が、すごく怖くて。あれ以来怪談とかお化けとか、そういうの苦手なんです」
「・・・ボーカロイドなのに?」
「ボーカロイドだって、怖いものは怖いんです!」

 科学の限界を超えたと言われる僕らボーカロイドにとって、科学じゃ証明出来ない心霊現象なんて正反対のものだもの。一番理解できなくて、怖いに決まってる!

「あんなもの、怖くも何ともないだろう」
「そんな事ないですよ!真白が変なところ見てるのだって怖いのに」

 猫は、人には見えないものが視えるらしい。
 真白も時々、綺麗な水色と黄色の目で何も居ないところをじっと見てる事があって、そういう時はすぐ声をかけて視線をそこから逸らしちゃうんだ。だって、“何か”居たらと思ったら怖いもの。

「マスターには、怖いものなんて無いんでしょうね」
「・・・そうでもない」

 思わず拗ねるような声になったら、意外な答えが返ってきた。
 でもマスターに特別苦手なものはない筈。家の周りに出る蛇や虫も平気だし(ゴキブリを素手で始末しそうになった時はさすがに止めた)、地震や雷も全然動じなかったし。あと、人間の怖いものってなんだろう?

「じゃあ、マスターの怖いものってなんですか?」

 訊くと少し迷うように視線を泳がせてから、長い指が僕を指した。

「・・・僕?僕、マスターに何かしましたか?」

 マスターを怖がらせるような事なんて、到底出来そうもないんだけど。そう思って首を傾げれば、違う、という風に首を軽く振ったマスターは

「カイトが家を飛び出した時」
「えっ!?あ、あれは・・・」

 マスターに思いを告げた日の話をされて、恥ずかしさに声が小さくなる。
 僕が勝手にマスターの事を好きになって迷惑をかけてしまうって思い込んでいたから、そんな事になるくらいなら機能停止したいって思ったんだっけ。

「爺さんの遺言に、幸せに出来なければ連れていくような事が書いてあったし、あの時のカイトは連れていってほしそうだったから。墓の前でお前が呟いた時、本当にそのまま連れていかれるんじゃないかと思って、恐ろしくなった」
「なにが、です?」
「カイトが・・・いない、という事が」

 いつもの低い声で呟くと、マスターは手にした湯呑を置いて

「今まで、何かを怖いと思った事など無かったのに。カイトがいない事を考えただけで足下が無くなるような気がして、背筋が冷えた。だから俺は、そんな思いをさせるお前が怖い」

 青灰色の瞳で僕を見つめながら、そう教えてくれた。
 それはお爺ちゃんがいなくなった時に感じた、身体中から力が抜けていくような、それでも震えが止まらないような、そんな感じに似てるのかな?

「僕は・・・貴方が望んでくれる限り、ずっとここにいます。二度と、あんな事言いません」

 マスターを、あの日の僕みたいな気持ちにはさせたくない。
 食卓に置かれていた手をとって誓うように告げれば、少し見開かれた眼鏡越しの目は、その後ふわりと撓められて

「ん。死ぬまで俺のそば、離れるな」

 それは、マスターが一生僕を望んでくれているという事。“嫁”として、なんて幸せなお願いだろう。

「・・・はい。僕が壊れるその日まで、ずっと」

 そう言って頷くと、大きな手が僕の手に重なって、返事のように強く握られた。

************


怖いもの苦手な北上カイトでした。
千代カイトは割と平気だと思います。いきなり出てきたら吃驚はするかもしれないけど、怖くはないww
後日、おまけをうpしますね~♪

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2026/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

よろしければ一押し。

*12/6*
お礼1つ追加,1つ倉庫

カウンター
プロフィール
HN:
南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
 ☆→@にして下さい。

メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
リンクについて

同人系サイト様に限りリンクフリーです。
バナーは剥がしてお持ちください。
ご連絡は不要ですが、頂けると小躍りして喜びます。

 ちっちゃいの



 大きいの

最新記事
ブログ内検索
最新コメント
[07/31 南浪]
[07/30 らんこ]
[05/25 南浪]
[05/25 あづさ柾]
[02/05 南浪]
バーコード
P R
Copyright © じむじむ小屋 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]