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毎日暑い日が続いていますね。最近の楽しみは、シャ〇レーゼでまとめ買いしたチョコミントアイス(最近、スーパーとかでチョコミントを全く見かけません、何故だ!?)と、ご近所で頂いた大量の茄子で作る焼きナスです。美味いvv
ところで、突然ですが 麗月 様へ!(以下反転でお願いいたします)
170000のキリ番コメ頂いていたのに、お返事を掲載しておらずに大変申し訳ありませんでした!!!(書いたのに載せていなかったみたいです。気付くの遅過ぎだろ・・・orz)
有難いお言葉と、さつき の事まで書いて下さっていたのに・・・本当、遅くなってしまいすみません。そして有難うございますvv(お陰様で、さつき も順調に大きくなっております♪)
サイトの方は相変わらずですが(内容、速度ともw)、今後ともよろしくお願いいたします。また、今回はリクのご希望ありませんでしたが、今後なにかありましたらいつでもお気軽に教えて下さいませv
さて、いよいよ北上家の話も動きが出始めたようです。(今頃かよ!)
小説は続き~からどうぞ。
《あなたの微笑みは薔薇色の鎖・12 》
きっかけは、ほんの些細な事だった。
「楽しそうですね」
取り込んだ洗濯物を畳みながら、細い棒の先に毛玉のついたおもちゃを使って真白と遊んでいるのを見てそう言えば、猫パンチを繰り出す小さな手から僕の方へ顔を向けたマスターは
「楽しそう?」
「そう思ったんですけど違いました?マスター、笑ってましたし」
「俺が、か?」
「え、あ、はい・・・多分」
表情は大きく動かないけど、それでも穏やかな、少し口元を釣り上げた優しい顔をしていた・・・筈。
いつもの無表情より更に強張ってしまった怖い顔で改めて問われると、何だか確信が持てなくなってしまった。だってマスターの笑い方は本当に密やかで、表情が緩む、という表現の方が正しいんじゃないかってくらい控えめなものだから。
それでも、普段を考えればあの顔は笑顔の部類に入るだろうと頷けば、今度は眉間にくっきりと皺を刻んで口元を手を覆ったマスターは
「そうか・・・」
「・・・マスター?」
どうしたんだろう。僕は何か、悪い事を言っちゃったかな?
感情表現が乏しい人だけに、目に見えて分かる変化に戸惑って恐る恐る声を掛けると
「済まん、少し驚いただけだ。・・・そうか、それでか。やはり笑うのは、良くないな」
「何で・・・どういう事ですか!?だって嬉しい事とか良い事があった時って、自然に笑顔になるでしょう?それにお爺ちゃんも、笑顔でいれば良い事があるっていつも言ってました!」
お爺ちゃんは、いつもニコニコしている人だった。
腹が立ったり悲しい事もあったみたいだけど、そんなの笑っていれば飛んでいっちゃうって言っていたもの。それなのに、そのお爺ちゃんの“孫”であるマスターが・・・時々だけど、あんな素敵な笑顔を見せてくれるマスターが、笑う事が良くないなんて。そんなのってない!
僕の声の大きさに驚いたらしいマスターは、だけど難しい顔のまま
「そうは言うが、しかし・・・カイトが最近あまり俺の顔を見ないのも、気付かないうちに俺が笑っていたからじゃないのか?」
気づかれてた!
そんな事ないですよって言いたいけど、ロイドの僕に嘘は吐けないからそれは無理。確かに、不意に浮かべられるそれにドキドキして、マスターを直視できない事が何度もあったから・・・
「それは・・・でも・・・」
きっとマスターが考えているのと違う理由だけど、それを説明するいい言葉が出てこなくて言い淀む僕の耳に、大きな溜め息が一つ届き
「子供の頃、あの女・・・いや、母が」
「お母様?」
そういえば、マスターのご家族の話って聞いた事が無い。お爺ちゃんの遠い親戚で、その縁で援助を受けるようになったっていうのは、後から教えて貰ったけど。
「俺が笑う度に、金切り声で怒った。だからと言って、母のいない場所でだけ笑うような器用な真似は出来なくてな。怒られながら笑うより楽だったのか、いつの間にか笑わないのが当たり前になっていた」
「どう、して・・・?」
信じられない。だって、自分の子供が笑うのを厭う母親なんて本当にいるの?
「笑った顔が、別れた父によく似ていたらしい。それでも子供の頃は一応家にいたんだが、成長して平素でも父と瓜二つの俺といるのが余程嫌だったんだろう。結局、中学卒業前に男と蒸発した」
いつもの抑揚の無い話し方で淡々と語られるのは、なんて酷い話だろう。だって、マスターは何も悪い事をしてない。顔が似てるのなんて、生まれた子供にはどうしようも無い事じゃないか!
「でも・・・じゃあ、もうお母様は居ないんですよね?マスターが笑わない理由、今は無いじゃないですか」
「それはそうだが、俺は10年以上をこれで過ごしてきた。今になって意識して笑う必要性を感じないし、お前を困らせるくらいなら尚更笑わない方が・・・」
「笑ってほしいです!」
言いかけたマスターの手を、気がつけば握っていた。揺れる毛玉に真白の手が伸びるのを目の端に映しながら、でもそんな事には構っていられず必死に言い募る。
「困るのは、見ると凄くドキドキして、顔が熱くなって胸が苦しくなって・・・仕方ないじゃないですか。好きな人が滅多に見せない顔してるのに、意識しない方が無理ですよ!僕、マスターの事が好きなんですっ、笑顔が見たいって思うのは当たり前でしょう!?」
段々混乱してきて、思う事全部をそのまま口に出して叫んでしまえば、初めてマスターの笑顔を見た時からずっとざわついていた気持ちがストンと収まった。
そうだ・・・僕、この人の事が好きなんだ。お爺ちゃんへ向けるようなマスターとして慕う気持ちじゃなくて、この間映画館で見た〈カイト〉のように、相手に“恋をしてる”って意味で。
「カイト・・・」
青灰色の目を見開いた後、ひどく困ったような顔で小さく呟く低い声で我に返る。
ああ、僕ったら自分勝手に何を言って・・・
「ぁ・・その・・・ぼく・・・ごめっ・・ごめんなさいっ!」
「カイトっ!?」
それしか言えないまま弾かれるように立ち上がると、珍しいマスターの大声から少しでも離れたくて家を飛び出した。
*************
カイト、家出するの巻。
ちなみにマスターは、前マスター(お爺ちゃん)の妹の孫、というポジションになります。妹が瑞典の人と結婚したので、マスターはクォーターですね。
続き
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