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GWに入りましたね。私の仕事はカレンダー勤務なので、今年は飛び石連休なんですけど。まぁ、休みが多いのは有難いことですvv
そして、職場ウサも自宅待機が良かったのか、餌をねだるくらい元気になってきました♪やっぱり地震が怖かったのかしら?早く余震の心配からも解放されたいものですね。
さて、今日は4話目です。連休中に、動物園に行く人もたくさんいるでしょうね。そういや今話題の上野のパンダなんて、子供の頃に見たきりだなぁ・・・
小説は続き~からどうぞ。
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《双子と二人と動物園・4 》
「すげぇ・・・何これ」
次のコーナーに行くと屋外の大きな檻の中に、全体的にバランスのおかしい鳥がいた。体が灰色で異様に頭・・・いや、嘴がデカい。っていうか、鳥の癖に眼光鋭すぎるだろ!?
「あー、ハシビロコウか。カッコいいよな、俺は結構好きだけど」
「はしびろこー?変な名前っスねぇ」
「嘴が広いコウノトリの仲間だから、ハシビロコウっていうんだよ」
俺たちより少し遅れてきた千代さんが、リンの意見に解説してくれた。ここ来てから他にも色んな動物の名前とか豆知識みたいなのを教えてくれる。前に兄さんが『マスターは動物好きなんだ』って言ってたから、きっと詳しいんだな。
「オレはちょっと怖いです。こっちを睨んでるみたい」
「うん、コワイっスねぇ。それにあのクチバシで噛まれたら、すっごい痛そうっス」
「まぁ、あれに噛みつかれたら無傷じゃいられないだろうけど。頭の後ろの羽とか、寝癖みたいで面白くないか?」
「そうですか?」
兄さんとリンにはあまり受けが良くないけど、俺も割と好きだな。味がある顔だと思う。・・・しかし、見てから一向に動く気配がない。本当に生きてる?実は剥製だったりして。
「そろそろ休憩にするか?」
「あー、そうですね」
鳥コーナーの通路から少し入った人気のない植え込みの中のベンチを見て、千代さんが訊いてくれる。正直、リンに振り回されて疲れが出てきた俺が答えると、兄さんとリンも揃ってコクリと頷いた。
「あそこに売店あるから買ってくるよ。何か食べたいものはある?」
「何が売ってるっス?」
「よく分かんないけど、軽食みたいだな。じゃあリンちゃん、一緒に行って選ぶか」
『レン君はカイトと休んでていいぞ。ちょっと疲れたみたいだし』と俺に向かって小さく付け足すと、千代さんはリンを連れて売店へと歩いていく。やっぱりあの二人じゃ人間とボカロとはいえ、親子とも兄妹とも言えない年齢差のせいか何となく犯罪の匂いが・・・いやいや。リンが設定年齢より子供っぽいのもいけないんだよな。人間の12歳はもっと大人びてるって、マスターも言ってたし。
「動物園って広いんだねぇ。レン君は来たことあるの?」
遠ざかる後ろ姿を眺めていると、隣に座った兄さんが俺の顔を覗き込むようにして訊いてきた。動物園は初めてらしくて、かなりここを満喫してるみたいだ。
「ええと・・・牧場みたいなとこは一回行ったけど、ちゃんとした動物園は初めてかな。面白い生き物が沢山いるよね」
「うん。レッサーパンダの赤ちゃん可愛かったぁ。触ったらきっと、モフモフなんだろうねぇ」
ふにゃりと笑いながら、まるで実際そこにいるレッサーパンダを撫でるように手を動かす姿は、起動が俺たちよりずっと後のせいか年下みたいに感じる。見た目はだいぶ年上なんだけど、兄さんってこういうとこ可愛いよな。
「レーン、こっち来てー!」
二人で話していると、両手に持ったアメリカンドックを振りながら、リンが遠くから俺を呼んだ。
「なんだ?」
「あっちにレッサーパンダの置物があってな、そこで写真を撮りたいんだってさ」
先に戻ってきた千代さんが、片手にコーヒー、片手にソフトクリームを持って笑いながら教えてくれる。俺たちただでさえ目立つんだから、あんな大声じゃ注目の的じゃないか!
「今行く!ちょっとすいません、行ってきます」
「いってらっしゃい」
千代さんからソフトクリームを受け取った兄さんに手を振られて走って行くと、リンはようやく腕を止めて
「見て、あれ!あれと一緒に写真撮って!」
指さす先には幼児ほどの大きさのある、二本足で立ったレッサーパンダの置物。なんか妙につるりとしていてあんまり可愛くないんだけど、リンは気にしないらしい。
「じゃあ、撮るよ」
声を掛けるとニカッと全開の笑みを見せる顔は、同型とはいえやっぱり可愛い。目的外の写真になるけど、普段からリンを可愛がってやまないマスターだし、これなら許してくれるだろう。
「レンは撮らないっスか?」
「俺はいいよ。それよりほら、千代さんたちの所に戻ろう」
「うん!ありがとう、レン」
朝言われた通りにしっかり俺の手を握る、オレンジ色の爪をした手を引いてさっきのベンチに向かえば、人目に付きにくい場所のせいか千代さんと兄さんはとても仲睦まじくしていた。・・・リンの視界を遮るため、並んで歩いていた俺が前に出なきゃならないくらいに。
「どうしたっスか?いきなり人の前に来て」
「あー、いや、何でも・・・そうだ、リン。早く食べないとそれ冷めるぞ」
「あっ、そうっスね。はい、これレンの分。えへへ、いっただっきまーっす!」
普段は行儀が悪いからとマスターが禁じている食べ歩きも、リンの健全な育成のためなら仕方ない。っていうか二人とも、もしかして子供連れっていうの忘れてやしません?
まだほんのり温かいアメリカンドックを一齧りした俺は大きく息を吸うと、わざと離れた場所から二人に向かって声を掛けた。
**********
ハシビロコウさん!私が某動物公園に行ったのは、このお方にお逢いするためでした。カッコいーvv
・・・マスカイ二人の仲睦まじい様子は、その内どこかで(笑)
続き
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