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この話(浮気騒動話)の一月後の話です。これ(姫はじめ)とも微妙に繋がってます。
とても・・・長いですww
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「お・・おかえりなさい」
「・・・っ!?」
仕事上がりに友人と飯を食った帰り。自宅の玄関を開けると恋人が、脳内妄想も真っ青な姿で立っていた。
・・・おかしい。今日一緒だった奴は酒が飲めないので、俺も付き合って一滴も飲んでないんだが・・・最近禁欲が続いているせいで、とうとう脳がやられたんだろうか。イカれた頭を覚醒させようと、水を被る為に外の流しへ向かおうとすれば
「待って下さい、マスター!オレです、カイトです!!」
靴も履かずに飛び出して呼び止めるその声はやはり、可愛い俺のボーカロイド。
振り返ったところをギュウっとしがみつかれ、その必死さが伝わってきた。いや、別にお前が誰だか分からなかったんじゃないよ。ただ、そう・・・現実が認められなかっただけで。
「それは分かってるから・・・ほら、家に入るぞ」
この先は雑木林しかない我が家の前は滅多に人も通らないが、それでも屋外でこの格好はあまりよろしくない。
妙に嵩張る肩を抱いて、俺はようやく家に入る事が出来た。
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「それ、俺が前に買ったやつだよな?」
習慣でうがいと手洗いだけは済ませ、先に部屋に行かせたカイトに問い直す。ベッドの端にちんまりと腰掛けて眉をハの字に下げたカイトは、声も出さずにコクンと一つだけ頷いた。
細いうなじを覗かせて俯く青い頭には、両サイドに小さなリボンのついた可愛らしいフリルカチューシャ。以前それだけを着けてくれた真っ白いフリルエプロンと、その時に嫌がった黒いパフスリーブのミニワンピースに身を包んで俺を見上げる瞳は、恥ずかしさのせいか薄く涙の膜まで張っている。
「何でそんなの着て・・・あー、怒ってる訳じゃないんだぞ?純粋に、理由を訊きたいだけなんだけど」
「あの、その・・・マスター、この服を出した時に、オレが着たの見てみたいって言ってたから。えと・・・着たらあの時みたいに、してくれるかなって」
「あの時みたいに、して?・・・って、ちょっ、えぇっ!?でもお前・・・」
一月ほど前、俺は勘違いからカイトを手酷く犯した。ちょっと無理に、とかいう可愛いもんじゃなく、完全な強姦だ。
お互いの誤解を解いて(主に俺が)反省と仲直りはしたものの、その後性的な意味ではカイトに触れていない。あれだけ傷つけたんだからという自重と同じくらい、触れた手を拒絶されるのが怖くて、温かい身体を横に堪える日々も正直限界が近くはなっていたが・・・
「身体は大丈夫です。それに・・・ああいうふうには、もうしないですよね?」
「当たり前だ!けど・・・」
「マスターあれからまた、お休み前でも何もしないで寝ちゃうし、キスも触れるだけだし。・・・それともオレにはもう、したくないですか?あの時、あんなに嫌がっちゃったから」
「あんな風にされたら、嫌がって当たり前だろっ。・・・正直そんな可愛い格好されたら、今すぐ抱きたくて堪んないよ。けど、本当に平気なのか?」
緊張と、多分まだ残っている恐怖感で少し強張り、それでも紅潮しているせいで温かい頬に手を添えて上向かせると
「もっと触ってください。オレ、マスターと・・・したいです」
そっと伸ばされた手をきつく握り、見慣れない衣装に包まれた身体をゆっくりとベッドに倒した。
「・・んっ・・・ふぁ・・ますたー・・」
「怖くなったら、ちゃんと言えよ。すぐ・・・出来るだけ、すぐに止めるから」
「やめちゃ、嫌です。だって、あの・・・気持ち良すぎるのは、こわいけど。マスターとするのは、もう絶対こわくないから」
久し振りの深いキスに、ぎこちなく舌を絡めて懸命に応えるカイトの髪を梳いて耳朶を擽ると、ピクリと肩を竦ませて、そんな可愛い事を言ってくる。
「お前な。今日くらいは目いっぱい優しくしてやりたいんだから、そんなに煽るなよ」
「マスターは、いつも優しいですよ?」
「こういう時はイジワルだって、よく言う癖に」
上着を脱ぎ捨てネクタイを解いていると、俺の言葉にやっと僅かな笑みを浮かべたカイトが、震える指先でそれを手伝ってきた。
本当は、まだこういう事はしない方が良いのかも知れない。それでもこうして恐怖を押してまで誘ってくれたのなら、それに応えない方が傷つけてしまうだろう。
「あんなに嫌がってたのに着てくれたんだな、これ」
「似合わないのは分かってたんですけど・・・これしか、思いつかなくて」
「そんな事ない。似合ってるよ、すげぇ可愛い」
パニエとかいう白いレースが黒いワンピースの下に何層も重なって、膨らんだスカートが僅かな動きにもフワフワと揺れる。そこからスラリと伸びた脚を包むニーソックスは、男性型の割に柔らかいカイトの太腿の真ん中辺りに僅かに食い込んで、生肌とのコントラストを際立たせた。
愛らしさと卑猥さを兼ね備えたそれを確かめるように、下から手を這わせてレースの中に潜り込ませれば、そこに触れる筈のものが無い。
「・・・穿いてないんだ?」
「だ、だって!いつもの下着じゃ変だし、でもオレ、女の子用の下着なんて持ってないし・・・その、ごめんなさい」
「謝る必要ないだろ?どうせ穿いてたって、すぐに脱ぐんだから」
言いながら短いスカートを捲れば、真っ白いパニエの間で頭を擡げ始めたカイト自身が見え隠れしている。その様子にふと思いつくと、物は試しと鮮やかな濃桃色のそれを口に含んでみた。
「はぅんっ!やぁっ、なにっ!?」
ニーソックスに包まれた脚が跳ね上がって、悲鳴みたいな嬌声と戸惑ったような声が上がる。
この身体を抱くようになって初めてカイトのモノを銜えてみたんだが、思ったより全然抵抗が無かったな。数え切れないほど触れてきたっていうのもあるだろうけど、人間と違って色も綺麗だし臭いもしない。強いて言えば、何となく甘い匂いがするんだが・・・
「ぁ・・うそ・・・マスター、ダメです!そんな・・・」
「いいだろ。今日はカイトを、うーんと可愛がりたいんだよ。気にしないで、イキたくなったらイっていいから」
「そんな!だめ・・・ですってばぁ・・・ぁあっ・・ん・・」
カイトが身を起こすと捲り上げていた布が俺の頭上に下りてきて、まるでスカートに顔を突っ込んでいるような変態くさい図になってしまう。
それでも、見えないながら何をされているのかは分かったんだろう。手を添えた太腿の付け根がビクビクと震えるのを撫でつつ窄めた唇で擦ってやれば、刺激に耐えようとしているのか、細い指が俺の頭に伸ばされた。
「おねが・・・はな、して・・・んぅ・・も、出ちゃ・・」
荒い吐息に混じる泣き出しそうな声が言う通り、口の中のモノも体積を増す。先端だけを口内に残して舌先で擽るようにチロチロと舐めながら竿を擦れば、持ち上がった太腿が俺の頭を挟み込み
「ひっ・・・や、だめ・・ぁっ、はぅっ・・ますたっ・・あぁっ!」
高い声で果てたカイトの吐き出したものを、口で受け止めた。ほんのり甘くて、重湯みたいな感じの・・・決して美味くはないが、別に不味くもない。
見た目は精液と変わらないがやっぱり違うんだなぁ、と変な感慨に耽りながら、未だ震えるそれが出し切れなかった分も吸い上げて飲み込むと、頭上でまた甘い悲鳴が上がった。
ずるずると力の抜けた脚を伸ばしたカイトは、スカートから顔を上げた俺を放心したようにしばらくぼんやりと見つめ、それから慌てて
「ます、マスター!さっきの、飲んで・・」
「そんなに不味くなかったぞ」
「ふえぇっ!?やっ、ごめんなさい!・・・どうしよう、いっぱい汚しちゃった」
真っ赤になりながら俺の口の周りを犬みたいに舐めてきた。四つん這いの姿勢のせいで短いスカートから真っ白い尻がチラチラ覗いているし、今舐めてるそれはお前のだけど良いのか?・・・凄く可愛いから、俺は良いんだけど。
「・・んふ・・・ぅ・・・ひぁっ!?」
「何もしてないのに、とろとろになってる・・・カイト、ここ何かした?」
俺の身繕いに夢中になってる間に慣らしとこうと秘所に手を伸ばすと、何もしていない筈のそこへ、驚く程簡単に指が沈み込んでいく。
「っ!えと・・その・・」
「教えて、くれない?」
声を低めて耳元で囁けば、二本目の指もあっさり飲み込みんだそこが、きゅうっと収縮した。それを解すように緩く中を掻いていると、俺の肩に顔を埋めて悶えるカイトは
「ま・・ますたーが帰ってくるまえに、じゅんび、しました・・・」
「自分で?どうして」
「だって、オレが痛がったらマスター、やめちゃうと思って・・・だから、さきに準備すればへいき、かなって・・・んっ!やっ、ゆび増やしちゃ・・」
「お前って本当・・・どこまで俺に甘いんだよ」
三本の指でグシュグシュと掻き混ぜても全く抵抗をみせないくらい、随分しっかり準備をしたようだ。どうせならその様子も見たかった・・・っつか、さっきの甘い匂い、もしかして前に買ったバニラのローションを使ったのか?
「ぁう・・・ます、たー・・・もっ、おしり、いじらないで・・・オレ、また出ちゃ・・」
「別にイってもいいんだぞ?」
「やっ、やだっ、ますたの欲しぃ!」
逃れるように伸び上がって自分から指を引き抜いたカイトは俺のベルトのバックルに指を掛けるが、力が入らなくて上手く外せないらしい。
「ますたぁ・・・」
「そんな顔すんな」
情けない声で呼びながら見上げてくるので、こんな時だというのに笑ってしまいながら狭苦しい思いをしていたモノを引き出せば、それを見たカイトが嬉しそうに表情を綻ばせる。
「カイトの好きなようにしていいぞ。どうする?」
「このまま・・・ください」
白いカチューシャを乗せた頭が揺れ、座った俺を大きく脚を開いて跨ぐと片手を俺の肩に、もう片手を後ろ手にして俺のに添えて、ゆっくりと腰を下ろしてきた。
「ふっ、あっ・・・ぁ・・・ますた、が・・・はいってくる・・」
「っ・・人が我慢してるのに、そういう事言うなって・・」
「んぁっ・・・だって・・・く・・ふぅ・・」
くぷんっ、と濡れた音を立てるそこは、一月前のあの日のキツさが嘘のように柔らかく俺を飲み込んでいく。それが何だか許され、受け入れられている証のようで、胸が熱くなるのを誤魔化すように
「これだと、入ってるように見えないな」
殆ど着衣の乱れも無く、俺の上にペタリと腰を下ろしてしまえば結合部もスカートに隠れて見えなくなる姿に冗談めかして言えば、カイトは俺の首筋に頬を擦り付けてからそっと自分の下腹に手を当て、幸せそうに目を細めると
「でも、ここにマスターがいます。・・・やっぱり、うれしい」
「っ!」
「ふぁっ!?やっ、急におっきくしちゃ、くるし・・・」
「おまっ、無理言うな・・・」
何とか堪えたが・・・ヤバイ、さっきの表情だけでイキそうになった。動かしもしないでイくとか、駄目すぎるだろ。
「なぁカイト。も、動いていいか?このままでいるのも、そろそろ限界なんだけど」
「はい、いっぱい動いて・・・ぃぁんっ!」
青い頭が小さく頷いて俺の肩に手を置いた瞬間、欲望が赴くまま思い切り下から突き上げた。
もどかしいまでの穏やかな刺激が適度な締め付けに変わり、搾り取るようにナカが蠢く。激しい動きに黒いスカートがひらひら揺れる度に、再びしっかりと起き上がったカイトのモノが覗いては、恥ずかしそうに白いパニエの間に隠れた。
「・・・カイト、平気か?痛いとこ、無い?」
「んっ・・へーき、きもちいっ。ますた・・は?・・ぁっ・・オレのからだ、ちゃんと、きもちい?」
「うん、すげぇイイ・・・可愛い、カイト」
必死に頷き、舌っ足らずに訊いてくる姿が愛しくて。薄い身体を抱き締めて何度も揺すり上げれば、ニーソックスに包まれた脚がガクガクと震え出し、縋るように背に回された手がワイシャツをきつく握り締める。
「やっ・・・も、また・・でちゃ・・・ひっ、あ・・ますたっ・・ますたぁっ!」
「カイト!」
花芯の先から俺の腹に白い蜜を吹き上げて跳ねる身体を押さえ付け、その最奥に欲望を叩きつければ、久々の開放に頭の奥が痺れるような快感が襲った。
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「大丈夫だったか?どっか、具合の悪いところとか無いか?」
これも久々の、カイトと一緒の風呂。いつもは後ろから抱き込むようにして入るんだが、顔が見たいと言うので横抱きを崩すようにして腕の中に収めている。・・・今日はもう手を出さないと決めた身体のあちこちが、こちらを誘うように色づいたまま目の前にあるいうのは、ある意味厄介だけど。
「いいえ、どこも。・・・えへへ、やっぱりマスターとするの気持ち良くて、大好き」
「こないだあんな目に遭ったってのに、お前は・・・」
濡れた頭を擦り付けてそんな事を言うので思わず呟けば、驚くほど澄んだ青い瞳がじっと俺を見つめ
「オレ、マスターがしてくれるなら、どんなことでも平気です。あの時だって・・・痛かったけど、するのは嫌だと思いませんでした。それより、オレに触れながらすごく苦しそうで辛そうなマスターが・・・マスターをそんな気持ちにさせて身体を重ねるのが、すごく嫌だったんです」
「カイト・・・」
「マスターとしてる時って・・・本当は違うんだけど、オレの全部がマスターのものになれたみたいで、それが好きで・・・だから、身体が気持ち良くてもマスターが喜んでくれないなら、したくないです」
そう言って、またフニャリと笑み崩れると
「だから、今日はマスターが喜んでくれたから、すごく嬉しい。あの・・・いつもはあんな格好できないけど、これからもオレと、してくれますか?」
・・・本当に、俺に甘すぎるだろう。あの時お前、自分がどれだけ嫌がってたか分かってるか?
そう訊いてやりたかったけれど、情けなく青い眉を下げて『やっぱり、もうしませんか?』と言われてしまえばそれどころではなく
「・・・お望みなら、今からでも」
「ふぇっ!?あ、今からは、ダメです!もっ、立てなくなっちゃうから!!」
慌てて離れようとして水飛沫を立てる身体を抱き締め、笑いながら耳元で囁く。
「冗談だ。また、いつも通りにな。・・・ありがとう、カイト。愛してるよ」
「・・えへへっ。オレも大好きです、マスター」
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