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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

庭の柚子が沢山採れました。柚子湯良い匂いvv 今日の晩御飯はおでんだし、冬満載ですね!
まぁそんな訳で、まだ年も明けていませんが今日はバレンタインの話です(笑:小説内は2月ですww)
その割にはあんまりラブラブしてませんが・・・まぁいいや☆


小説は続き~からどうぞ。

************

《マスターとカイトとチョコレート》


「マスター!」

 冬の日暮れは早い。夏ならまだまだ明るい時間だがすっかり夜の様子を見せる中、勤務先の学校を出て隣の幼稚園の門の前に立つと、建物の明かりに青い光を弾いて俺へと駆け寄る姿。

「お疲れさん、カイト。ん?何かご機嫌だな」

 毎週水曜日にこの幼稚園に歌いに来ているカイトは、もう一人の青年型ボカロと口喧嘩でもしてこない限り、ここを出てくる時は明るい顔をしている。しかし今日はいつも以上に嬉しそうだが、何か良い事があったんだろうか?

「えへへ・・・ほら、見てください。今日は“バレンタイン”っていう日なんですよね?」
「あぁ、そう言えば・・・」

 勤め先が“勉強に必要ないものは持ってこない”という決まりなので(まぁ当たり前の事なんだが)子供も騒いでいなかったから、すっかり忘れていた。今日は2月14日、菓子業界の策略でこの国のチョコレート消費量が極端に跳ねあがる日だ。

「おやつの時間に、女の子たちにもらったんです。一人5個ずつ配られたんですけど、今日はバレンタインだからって。めーととオレに自分のから一つずつ」
「ふぅん・・・」

 俺へと開いて見せる肩掛け鞄の中には、ビニール袋に入った色とりどりのマーブルチョコレート。なるほど、子供らしく微笑ましい話だが・・・

「そっちのは?」

 幾つか入っている、綺麗にラッピングされた(多分)チョコレートは、まさか子供からじゃないよな?

「こっちのはめーちゃんと、先生たちと、お母さんたちの何人かがくれました」
「えっ、保護者まで?ここの幼稚園、通園バスあるんじゃなかったか?」
「今日は役員の人が来てたんです。もうすぐバザーがあるからって」
「ふぅん・・それ貰う時、相手は何て言ってた?」
「えと・・・めーちゃんと先生たちは、いつもお歌をありがとうって。お母さんたちからは、子供と遊んでくれてありがとう、とか・・・めーともお母さんたちから、いくつかもらってましたよ」

 そうか、あいつも貰ってるって事は幼稚園の保護者っつーのはそういうもんなんだな。俺の考えが穿ち過ぎなだけか。
 カイトの答えに密かに安堵の息を吐きかけた、その時

「あっ、そうだ。一緒に食事でもどう?って訊いた人がいたんです。お父さんだったんですけど」
「お父さん!?」
「はい。幼稚園はいつもお昼ご飯を出してくれるので、お父さんも一緒に食べるんですかって訊いたら、何だかしょんぼりして行っちゃいましたけど」
「その人がくれたのは、どれだ?」
「これです」

 青い爪が摘まんだのは他とは明らかに違う、某有名菓子店のロゴが入った包装紙の箱。おい、何かこれだけ本気のオーラが出てないか?

「でも変ですよね。バレンタインは女の人がチョコレートをくれる日だって子供たちが教えてくれたんですけど、どうして男の人なのにくれたんでしょう?」
「さぁ、勘違いしてたんじゃないか?・・・なぁカイト。そのチョコレートくれた人に、俺もお前のマスターとして“お礼”をしたいから、今度幼稚園に来る予定があるようなら教えてくれ。仕事中でも抜けて行く」
「わかりました」

 人のもんに手ぇ出そうなんて奴は、二度と変な気を起さないように完全に潰すに限るよな、うん。
 
 しかし、バレンタインか。今の今まで忘れていた行事だが・・・好きな相手がこれだけチョコレートを貰っている状況は、当の本人が意味をよく理解していないとはいえあまり面白くない。
 かと言って、今から何か買ってやるにしても当日のこの時間では碌なものが残っていないだろう。それに、かなりの遅れを取っている感は否めないし・・・ああ、そうだ。

「今日は、晩飯の支度してある?」
「いいえ、してないです。帰りにスーパーへ行きますか?」
「いや、飯食いに行くぞ。駅前のファミレスに、カイトが食いたいのあるだろ?」
「駅前?・・・あっ!マスター、どうして分かったんですか!?」

 新聞の折り込みチラシを熱心に見ていたのは知っている。本当は週末連れていくつもりだったが・・・

「好きなだけ食って良いぞ?」
「好きなだけって・・・オレ一つしか食べられませんよ。でも、楽しみだなぁ♪」

 言わなければ分からない、そして分からせるつもりもない、ささやかなバレンタインの贈り物。

 鼻歌でも歌いだしそうなカイトの白い手を握って自分のコートのポケットに突っ込んだ俺は、チョコレートアイスに真っ赤な苺と生クリーム、チョコレートソースがたっぷり掛かった季節限定パフェを目指して駅へと歩き出した。

**************


マスターの名誉のために言っておきますが、学生時代はそれなりに貰っていました。あと、電車通勤の頃も幾つか貰っています。今は自転車通勤が主なので、貰うチャンスが無いんですよ!
あと、カイト(と明斗)にくれたお母様方は、ジャ〇ーズに贈る感覚でくれてます。身近なところに年下のアイドルww

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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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