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休み中は良い天気で良かったです♪布団干したり洗濯したり、やっぱり休みの日は晴れていてくれないと困りますね(所帯染みてるw)
ところで、うちのサイトでもお世話になっているボーカロイドサーチさんが、何か行方不明(?)というか、見ようと思っても見られませんね。どうしたんでしょう?管理人さんに何事もないと良いんですが。
さて今日は、某有名曲のお話です。一時ブームになって、兄さんが10人で歌わされたりしてましたっけね(笑)
小説は続き~からどうぞ。
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《マスターと“ことり”の歌》
「うん、いいんじゃない?」
ここ数日練習していた歌を歌い終わると、パソコンを前にそれを聴いていた綿貫が俺を見上げた。
『カイ兄、今度この歌、ミクちゃんも一緒に4人で歌おう!』
この間、家に遊びに来ていたリンちゃんとレン君が披露してくれたのは、動画サイトで人気のある〈初音ミク〉と〈鏡音リン〉のデュエット曲。レン君が初音パートの方を歌っていたんだが、二人のマスターである深山さんが調声上手な事もあり、声がしっかりと重なり合っていて素晴らしい歌声だった。
そう、その歌自体は、本当に良い歌なんだが・・・
「そうか。それならこのままカイトに教えても大丈夫そうだな」
うちのカイトは、俺がパソコンで調声出来ないので実際に歌ってみせて調声している。なので、教える為にはどんな歌でもまずは俺がちゃんと教えないと話にならないのだ。
「そうだねー。まっ、一回実際に合わせて、どんな感じか確認してみようか。ミクとカイト君呼んでくるよ」
下のリビングにいるボカロ兄妹を呼びに行った綿貫は、覚えたパートの確認のために来てもらっている。歌うと音痴な奴だが、ミクちゃんの歌声を聴けば分かるように耳は確かなんだよな。
ちなみにミクちゃんは両パートとも歌えるそうだ。以前この歌が流行った時に、両方ミクちゃんの声で聴きたい、とデータを作ったらしい。このマスター馬鹿め。
「歌えるようになったんですか、マスター」
「ああ、多分。もうちょっとでカイトに教えてやれるから、待ってろよ」
「はいっ!」
声を掛ければ、青い髪を揺らして嬉しそうに笑う。
難しさから普段より長く練習をしていたのを知っているカイトは最初、その状況を作った自分を責めていた節があったんだが、俺も歌ってみたかったからと納得させた。実際、難しいが歌っていて面白い歌ではあるしな。
「じゃあミク、コッカと合わせてみて。何かおかしいとこあったらコッカを直すから」
「俺はお前のボカロじゃねえ。・・・悪いな、ミクちゃん。手伝わせて」
「いいえ、そんな。この歌久々だから、私も楽しみです」
隣に立つ緑色の頭を見下ろしながら、やっぱりカイトに比べると小さいな、なんて思ってる内に何十回と聞いたイントロが流れ出し・・・
「~♪~~♪」
予想はしてたけど、やっぱりつられそうになる!
こっちの方が下だという事で俺が初音パート、ミクちゃんが鏡音パートという変則ぶりは別に問題じゃない。
聴いた時から分かっていたが、歌詞や音程が同じ所と別の所があったり、タイミングもずれていたりと、かなり難しいこの歌。ミクちゃんの声など聴こうものなら絶対につられるのは目に見えているので、自分の声だけを意識して歌った。これじゃ、ちゃんとハモっているのかどうかなんて分かりゃしないぞ。
「・・・どうだった?」
多分、つられずに歌えた・・・筈。
自信が無くて泳ぐような視線を送ると、カイトは俺の枕を縦に抱えて何だか不機嫌そうな顔をしていた。こいつがこんな顔するなんて珍しい。いかん、話にならないくらい駄目だったんだろうか?
「良かったんじゃない?ちゃんとハモってたし、タイミングも合ってたよ」
「すごく上手でした、コッカさん!人間なのに、全然私の方につられてなかったし」
調声された通りに歌うボーカロイドには、耳で自分の声を聴きながら歌う人間のように“つられる”という事が無い。そんなミクちゃんや、(しつこいようだが)耳は確かな綿貫がこう言っているんだから、まともに歌えていたようだが・・・
「カイト。俺の歌い方、何かまずかったか?」
「ふぇっ!?あ、いえ、そんな!だから、その・・・」
声をかけると弾かれたように顔を上げたカイトは、だがまた枕に顎を載せて
「とってもキレイな歌、でした。ミクの声と、すごくよく合ってて。・・・でも、オレのためだって分かってるんですけど。その・・・ミクとマスターは一緒に歌えるのに、オレはその歌を覚えても、マスターと同じパートだからマスターと一緒には歌えなくて・・・」
俯きボソボソと呟くと、上目遣いで俺とミクちゃんを見つめてから、とうとう枕に顔を埋めてくぐもった声で言った。
「ごめんなさい。オレ、ミクはマスターと歌えてずるいなぁって、思っちゃったんです」
「カイト・・・」
ちくしょう、どうしてお前はそうホイホイと可愛い事を言うんだ!
今すぐ思いっきり抱き締めたいところだが、ここには綿貫もミクちゃんもいるし・・・と手をワキワキさせて耐える俺を横目に
「・・・お兄ちゃんってば、可愛すぎ!」
ミクちゃんが押し倒す勢いで、ベッドに座るカイトを抱き締めた。
「ふわっ!ミク!?ミクもゴメンね。ミクが悪いんじゃないのに」
「もうっ、そんなこと気にしなくていいんだよ!私だって、万が一マスターが誰かと歌ってたりしたらズルイって思うもん。でもお兄ちゃん、そんなので焼きもち焼かなくても大丈夫。だってコッカさんなら・・・」
そう言いながら緑の髪を靡かせて振り返ると、ニッコリ笑って
「お兄ちゃんに今のパート教えたら、私の歌ってたパートも覚えて歌えますよね、コッカさん?」
「本当ですか、マスター!?」
そりゃ確かに、顔いっぱいに期待を浮かべるカイトの願いは叶えてやりたいし、あの歌が二人で歌えたら気持ち良いだろうが・・・いくらそんなイイ顔されても、片方であんだけ難しいのに両方覚えるとか、絶対頭が混乱するって!!
けしかけたのはお前の嫁だろ、何とかしろ!と綿貫の方を見るが、こっちも良い笑顔で言い切った。
「おれも手伝ったげるから、がんばれー」
「・・・わかった、覚える」
後日、苦労の末なんとか覚えた鏡音パートでカイトと合わせて歌った歌(相手のパートも知ってると、余計につられやすくて困る)はボカロ弟妹の間で大変評判が良かったんだが・・・人間で両パート歌える奴は、果たしてどのくらいいるんだろうか?まっ、カイトの為だからいいんだけどな。
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誰か突っ込んでやってください、「お前も立派なマスター馬鹿だYO☆」とww
以前別の話で「マスターとカイトで“夢みる~”」というようなコメントを頂いたので書いてみましたが・・・あれ本当、人につられないで歌える人なんてどんだけいるんだろうか?ボカロの為の歌ですよね!
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