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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんにちは。

台風接近中ですね。皆さんのところは大丈夫でしょうか?うちは今のところ平気・・・いや、これから皇帝ダリアがどうなるか心配ですが。去年より背丈は低いんですけど、細いんですよ。折れちゃうかなぁ?

さて、今日はこの間のキリ番リク後の鏡音sの話です。というか、あの二人のマスターの事って説明した事ありましたっけ?
一応説明しますと、深山 茜(みやま あかね)という名前で30歳↑の女性です。母親とボカロ双子との4人暮らし。一般企業の事務職をしています。趣味は一般人には内緒です(笑)
それでは、そんな三山家の鍋の話ですww


小説は続き~からどうぞ。

*************

《深山家の食卓 》


『ただいまー』
「おかえり。リン、お遣い有難う。レンもご苦労様」

 俺とリンが声を揃えると、少々草臥れた部屋着姿のマスターが出迎えてくれた。
 趣味で同人誌を作っているマスターは1時間くらい前まで原稿にかかりっきりで、ようやく出来上がったそれをリンが宅配便の集配所へ出しに行ったのだ。

「ちゃんと原稿出してきたっスよ。帰りにチヨ兄たちに会って、マンションの前まで送ってもらったっス」
「ああ、それで帰りが遅かったの。今度また千代さんのところに御礼しなくちゃね。さて、もうご飯出来てるから、二人とも手を洗ってらっしゃい」
『はーい』

 言われた通りに手を洗ってダイニングに入れば、部屋に満ちる温かな湯気と独特の匂い。

「おかえり、二人とも」
「ただいま、ママ」
「二人の分もよそってあるから食べましょ」
「わぁっ、美味しそう!いっただっきまーっす!!」

 自分のリクエストが通って嬉しいのか、赤い汁で満たされた鍋に大喜びのリンは良いとして、何で俺の前に置かれた椀の中に、丸くて赤いのが幾つも転がっていやがる。

「ちょっ、俺のとこにこんなにミニトマト入れんなよ、マスター!」
「こら茜、レンに意地悪するの止めなさい」

 俺がトマトを嫌いなのは知ってるだろ!
 いい年して子供みたいな嫌がらせをするマスターに抗議すると、ママ(マスターの母親だ)が俺に加勢してくれた。だけど

「いいじゃない、食べられない訳じゃないんだし。好き嫌いしてると大きくなれないよ、レン」
「してくれる予定は?」
「宝くじで一等が当たったらねー」

 一等って・・・今まで一度も300円以上に当たった事無い癖に。
 俺たちボーカロイドはいくら食っても必要以上のエネルギーは放出されてしまうから、人間みたいに太ったり、ましてや成長する事なんて無い。今より大人の外見になりたかったら、新しく高価な身体を買い替えないといけないんだ。

「レン、トマト要らないんなら、あたしにちょうだい」
「いいよ、ほら」

 元々リンの希望で決まった鍋だし、トマトだって嫌いな奴より好きな奴に食われた方が良いだろう。箸でトマトを隣の椀に移そうとすると、その前に目の前の顔がパカリと口を開く。

「自分で食べろよ」
「食べさせて」
「・・・火傷しても知らないぞ」

 俺もリンも12歳の設定なんだけど。人間の12歳って、人にこんな事せがむのかな?
 少なくともリンは家だとよくする事なので、息を吹いて冷ました小さなトマトを箸で摘まんで食わせてやれば

「レンは大きくしたら、きっとイケレンになりそうだけど・・・やっぱりダメね。小さいままの方が良いわ」
「何でだよ、マスター」
「だって、リンは大きくなりたくないって前に言ってたし。ねぇ、リン?」

 幸せそうにトマトを咀嚼していたリンは、いきなり話を振られて不思議そうな顔をしたけど

「うん。子供だと乗り物も子供料金だし、色々おまけもしてもらえるし、にゃんこ追いかけてても狭い所に入れるし。歌声に変わりが無いなら、大きくなっても良い事なんか無いっスよ」
「そうかな?」

 俺は、一度で良いから大きくなってみたい。出来れば千代さんみたいな、大人の男に・・・

「ほら、みなさい。もしレンだけ大人の姿になってリンに今みたいな事してたら、完全に犯罪者よ」
「はぁっ!?」

 行儀悪く箸で俺を指すマスターに言われて、千代さんくらいの姿の自分が今のリンにトマトを食わせている姿を想像してみる。・・・あっ、確かに完全に“ダメ、絶対”だ。
 一緒に出かける時に、リンに懐かれて困った顔をする千代さんの苦労が、ちょっと分かった気がした。

「イケレンかショタか。どっちを取る?レン」
「人をショタって言うな。・・・どうせ大きくする予定は無いんなら、取りようないじゃんか」

 俺のリンへの気持ちを知ってるマスターは、こっちを見てニヤニヤしながら椀の中の具を口に運び『熱っ!』なんてやってる。ざまみろ、人をからかうからだ。

「何を取るんスか?」
「別に何でも無い。ほら、もう一個」
「わぁい!」

 お互いが関係に名前をつけなきゃ、何をしても“イチャイチャ”にはならない。
 それがガッカリなような、だけど安心なような、何とも言えない気持ちで、俺は自分の椀に残っている赤い野菜を摘まむと大きく開く口に差し出した。

************

マスター←→レン の関係が「年の近い気易い姉弟」なので、レンがマスターに対してあまり敬っていませんね(笑) リンは一家のアイドルです☆
そう言えばこの二人をよく“鏡音”って言ってますが、登録名は「リン」と「レン」なので、“深山さん家のリンとレン”が正確な呼び方です。どうでもいい話ですがww
 

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無題
あるぇ?
14歳じゃないんですか?
colona 2010/10/31(Sun)10:16:37 編集
無題
うちの双子は12歳設定なんです(「カイトとマスターと黄色い二人」参照)。リンのあの性格で中学生はまずかろう・・・と。まぁ、小6にしても幼すぎますけど(笑)
まぁそもそも、本家鏡音sは双子じゃないらしいですけどね!
南浪 2010/10/31(Sun)17:24:55 編集
無題
なるほど。こうして苦労人なレン君が出来上がるんですね!!にしても、無邪気なリンちゃんかわゆすw
ゆきがさね 2010/11/04(Thu)19:32:52 編集
無題
ゆきがさね様

基本的にツッコミは苦労性ですよねwwいらない苦労まで買ってそう(笑)
レンも、どうして俺が・・・と我に返りかけてはリンの可愛い無邪気さに誤魔化されています(ひどいw)
南浪 2010/11/04(Thu)20:45:42 編集
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