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昨日、古本屋で「夏目~帳」を9巻まで揃えてしまいました。先週も古本屋に行って、その時1巻だけ買ったのが面白かったので。他に良かったのは「俺様ティーチャー」ですかね。あの作者さんは前作から好きでした。
少女マンガはあまり好きじゃないんですけど、花ゆめ系のは割と好きです。多分、恋愛するだけじゃない、変わった設定のものが多いからだと思うww
さて、今日は昨日の続きです。
小説は続き~からどうぞ。
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《マスターたちと兄妹の歌・後》
「カイ兄もミクちゃんも、歌ってる時ものすごく幸せそうな顔なんスよね。そりゃあ、あたしたちはボーカロイドだから、歌えるのは幸せなんだけど」
歌う事に特化して造られたアンドロイド、それがボーカロイドだ。歌は存在意義と同等だし、歌う事によって幸福感も得られるらしい。だが
「それだけであんな顔できる筈ないと思って、二人に訊いてみたっス」
「歌を歌ってるからって以外にあるのか?」
確かに歌ってる時のカイトは(あまり悲しい歌とか歌わせないせいもあるだろうが)そりゃあ嬉しそうな顔をする。今までずっと、歌うために作られたが故なのだと思っていたんだが・・・
「二人とも、自分が良い顔してる自覚は無かったみたいだけど。カイ兄は、歌ってるとチヨ兄に教えてもらってる時の事とか思い出して、嬉しくなっちゃうからじゃないかなって。だから本当は、一緒に歌ってる時の方がもっと幸せだって言ってたっス」
「なっ!?」
サラッとリンちゃんは言うが、何だよその理由!しかも他人から言われるのって、本人に直接言われる以上に恥ずかしい!!
「それでミクちゃんはね、マスターの作った歌を最初に歌えるのも、世界で一番マスターが思った通りに歌えるのも、きっと自分だからって。それがすごく嬉しいっていつも思ってるから、顔に出ちゃうのかもって言ってたっスよ」
ミクちゃんの歌声は、イコール綿貫の望んだ歌声だ。他のボカロにカバーされたとして、それがどんなに上手でも、その歌はこいつのイメージしたそれじゃない。
しかし、ボーカロイドも色んな事考えて歌っているんだな・・・
「カイ兄もミクちゃんも、本当に自分のマスターが好きなんスねぇ。アタシもレンもマスターのこと大好きだけど、きっとカイ兄たちとは好きの種類が違うっス。だってレンも、それにきっとあたしも、歌ってる時ああいう顔はしてない・・・あっ、レーン!」
「リン!何してたんだよ、なかなか帰ってこないから・・・あれ、千代さんと綿貫さん?」
マンションのエントランスの前に、しっぽのついた黄色い頭の少年・・・レン君がウロウロしている。大方、リンちゃんの帰りが遅いんで心配になったんだろう。嫌いな味の鍋を許可してやったり、相変わらず気苦労の多い子だ。
「よっ、こんばんは。リンちゃんの迎えか?」
「こんばんは。リンが遅いから、マスターが様子見てこいって」
「チヨ兄たちに駅前で会って、送ってもらったっス!」
「そっか。ところで・・・」
言いかけたレン君は、俺たちの顔を見上げて首を傾げ
「二人とも顔が赤いですけど、リンが何かしましか?」
「いやっ、別に・・・って、二人?」
言われて隣を見れば、不自然に俺から目を逸らした綿貫の頬も、分かる程度に赤くなっている。あれ、もしかしてこいつ・・・
「おまっ、照れるって事が出来るのか!?」
「ちょっと、それどういう意味!?」
「普段は他人に褒められようとミクちゃんに好きだって言われようと、平気な顔で肯定してるだろうが」
知り合ってこの方、こいつが照れているところなんて見た事あったろうか?いや、無い。
「・・・俺、何かまずい事言いました?」
「いやっ、何でも無い。こっちの事だ。じゃあな、二人とも」
「あっ、すみません。ありがとうございました」
「チヨ兄、おれ嫁P、バイバイ!」
黄色い双子に手を振られて、いい年した男二人が赤い顔でその場を離れる。
「どうしたんだ?お前。そんな顔、本気で珍しいぞ」
「いや、何かさ・・・“恋人”のミクに好きとか言われるのは慣れてるんだけど、“ボーカロイド”のミクにああいう事言われる機会って、あんまり無くて。あと、小さい子から好きな人の話を聞くって、結構照れるもんだね」
「・・・だろ?」
真冬の冷たい夜気で、顔の赤さが引くと良いんだけど・・・
互いにそんな事を考えながら、俺たちは闇の中にぽつんと光る我が家への一本道を、ゆっくりと歩き出した。
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るるいえ様からのリクエスト「両家混合でカイトとミクの天然なかわいい発言に両マスターが赤面する…ほのぼの幸せな日常」でした。
千代マスターは割としょっちゅう赤面してますが(笑)、タヌキが赤い顔!?見た事ねぇ!!という訳で、ちょっと手間取りましたね。リンに手伝ってもらって、何とか照れさせましたww
遅くなりまして本当に申し訳ありませんでしたが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。リク、有難うございましたvv
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