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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんにちは。

連休だっていうのに天気悪いですね。何か、休みだといつも天気悪い気が・・・いや、別に予定無いしいいんだけど?(く、悔しくなんかないんだから!)
馬鹿な話はさておき、昨日は朝から栗拾いで雨に濡れたせいか、午後には体調を崩して寝てました。一応拭いてたんだけど、この時期は濡れるのも危険ですね!

さて、今日は後編です。大した話でもないので(オイ)あまり間を置かずうp出来て良かったww

小説は続き~からどうぞ。


***********

《マスターの苦手なもの・下》


「・・・似たようなもんだ」

 オレがタヌキさんに訊いた言葉に、ボソリとマスターが呟く。え、本当にお化け!?

「ちょっと、それは言い過ぎ・・・いや、そうでもないのかな?結果から言えば、偶然コッカの歌を聴いたスカウトの人が、是非とも自分の会社でデビューしてくれって言っただけなんだ。ただその人がちょっとガタイの良いオネェ系で、スカウトついでにコッカをナンパしたんだけど」
「オネェ系って・・・ええっ、コッカさんが!?」

 信じられないっていうような顔でマスターを振り仰ぐミク。えっ、スカウトのついでにナンパって、そんな反応するようなことなの?

「あんなのナンパじゃねぇ!いきなり後ろからしがみついてきたと思ったら、野太い声で『声も顔も、身体まで理想ピッタリ~!』とか言いながら、べったべた身体撫で回してきたんだぞ!?歌手にしてやるとかすぐにCDデビューだとか、自分が言いたい事だけカマ言葉で捲し立てて、そんなのなる気無いっつってるのに全然話聞かねぇし。その内トイレに連れ込まれそうになって・・・うわっ、今思い出すと本気で貞操の危機だったんじゃねーか!?」

 その時のことを思い出したのか、一気に捲し立てるとブルリと身振るいしたマスター。だけどオレには分からない言葉があって、どうしてそんなにマスターが怖かったのかまだよく分からない。

「ねぇミク、“おねぇけい”って、なに?」

 きっとその人が“それ”だから怖かったんだよね?それってどういう感じなのかと思って訊くと、緑の瞳が意外そうにオレを見返して

「えっ、お兄ちゃん知らないの!?ええと・・・女みたいな話し方とか仕草とかする男の人、でいいのかな?ほら、テレビに出てるでしょ?男の人なのに、やたらクネクネした女みたいな人」

 男なのに、女の人みたい?
 ちょっと考えて思い出したのが、よく見る夜の料理番組に時々出る、しま柄のシャツの人。いつも女の人みたいな喋り方だなぁって思ってたけど・・・ええっ!ああいう人がマスターを!?
 あ、でも一緒にテレビ見てる時にあの人が出るとマスター、他のが見たいって言ってチャンネル変えてたっけ。そういうことがあったから、苦手なのかなぁ?

「ねぇ、それで?その後コッカさんどうなったの!?」
「とにかく見た事ないくらい怖がってるから他の奴が偵察に行ったら、その人コッカを探して部屋を一つ一つ覗いてるんだ。・・・とうとうおれたちの部屋の番が来て、ドアの小窓から血走った目がこっちを見た時には、ホラー映画ばりに怖かったね。コッカが死角に隠れてて見えなかったせいか、諦めて帰ってったけど」

 なんか・・・すごい。
 マスターが他の人にベタベタ触られたなんて話、いつもはきっとすごく嫌な気持ちになってると思うんだけど・・・今はただ、マスターとっても大変だったんだな、ってしか思えないもん。

「あんな恐怖体験、人生初だ。野郎、人のズボンのポケットに手ぇ突っ込んで名刺を捻じ込みやがったけど・・・あの時の感触思い出したら、何か気分悪くなってきた。あれからしばらくオケ屋周辺に寄るのも嫌だったし、あれ以来カマ系が本気で苦手なんだよ。何でああいう奴らって、やたらと人の身体触ってくるんだ?」
「おばちゃんとかもそうだよねー。精神構造が似てるのかな?名刺から調べたら、その人本当にスカウトの人だったんだから芸能界って怖いよ・・・あっ、もうこんな時間。おれ達そろそろ帰るね」

 外の防災無線から耳慣れたメロディが流れてくると、タヌキさんたちはそう言って帰っていく。この後デートなんだって、嬉しそうにミクが教えてくれた。

「ったく。碌でもない事思い出させやがって、まだ鳥肌立ってるじゃねーか。回復しないと・・・カイト、おいで」

 急にシンとした部屋の中で、マスターが自分の腕を摩りながらソファに深く座って正面からオレを抱き込む。長い脚を跨いで、正座を崩すような格好でその上に座ると

「オレに触って、何か回復します?」
「精神的ダメージとか、そういうもんが。っつか、あんなスカウトの仕方で芸能人になった奴、本当にいたのか甚だ疑問だ」
「ですよねぇ・・・。でも、そんなに怖かったんですか?」
「・・・ノーコメント」

 呟きと一緒にオレの胸に当たる頭を撫でれば、ピョンピョン跳ねる癖っ毛の感触が楽しい。

 もしマスターが歌手になってたら、きっとすごくカッコいいだろうけど・・・もっと撫でろって言うみたいに額をすりつける可愛いマスターも、オレは大好きですよ!

**************


と言う訳で、マスターの苦手なものでしたw 
「嫌い」じゃなくて「苦手」。そういう思考が嫌とかじゃなく、トラウマになっている模様です。だから、しっかり女性の格好してる人とかは逆に平気そう。例えて言うなら、マ〇ンはダメだけど、は〇な愛は平気・・・的な(笑)

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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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