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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんにちは。

職場の運動会もやっと終わりました。受付だし一日ひっそり日陰にいたのに、首回りが高校球児のように焼けておりましたorz 紫外線、ハンパねぇ(泣)

さて、今日は明斗の話です。おまっ、こんだけ待たせてマスカイじゃねーとか、どういう(ry というのは本人が一番承知しております(笑) だって、明斗を苛めたい気分だったんだもの・・・あまり苛められなかったけど。

拍手お礼に、この話の後の話もありますので、もし良かったら一緒に見てやって下さい。小さくっても、女は怖いんだぜーww


小説は続き~からどうぞ。

***************

《カイトと、しおれたお兄様 》


 今日は水曜日で幼稚園に来てたんだけど、いつもオレにちょっかい出したり子供たちと一緒になって遊んだりしてるめーとが、朝から変に静かっていうか、冷蔵庫のすみっこで忘れられたほうれん草みたいに、しんなり元気がなかった。

『悪いけどカイト、あの馬鹿を家まで送ってやってくれない?あの調子じゃ、道路一本渡る間に車に撥ねられそうだわ。ぶつかったら気の毒でしょう?・・・相手の人が』

 確かにそうだなって思って、幼稚園から道を挟んで斜め向かいで文具屋さんをしているめーとの家まで連れてきたんだけど・・・ちょっと寄ってけって言われて部屋に上がれば、ヒーターだけ点けてすぐベッドに倒れ込んじゃっためーとに、枕元に立ってその旋毛をしばらく眺めてから声をかける。

「めーと、今日はどうしたの?元気ないね」
「なぁ、カイト」
「なに?」
「・・・真咲・・・マスターに、子供が出来たんだと」

 ぽつりと呟かれた言葉に、その意味が分かると返事に迷った。
 
 めーとの本当のマスターは若い女の人で、結婚してこの家を出てる。今はその妹さんがマスターみたいな存在で、とっても可愛がっているみたいだけど・・・

「昨夜、嬉しそうに電話かけてきたんだよ。あたし、お母さんになるのって」

 結局何も言えなくて、暖かい風を吹き出すヒーターの低い音を聞きながら見下ろしていた頭を撫でれば、クスクス笑いながらそんなことを呟く。

「真咲が結婚した時にいずれこうなるのも覚悟してたし、おれには可愛い美咲がある。こんなにヘコむ必要無い筈なんだけど・・・ははっ。まだふっ切れてないとか、女々しいな」
「めめしい?」
「あー・・・しゃっきりしねーっつーか、ウジウジしてるっつーか・・・まぁ、そういう感じ」

 聞き慣れない言葉に首を傾げると、押しつけていた枕から顔を上げてわざわざ説明してくれる。こういうトコ優しいよね、めーとって。

「話聞いた時は本当に、良かったって思ったんだ。おめでとうって言ったら、すげぇ喜んでくれたし」
「おめでとうって、ちゃんと言えたんだ」
「真咲、ずっと子供欲しがってたからな」

 そう呟く顔は、さっきまであんなにしょんぼりしていたのが嘘みたいに、すごく優しい。

「めーとは、えらいね」
「ん?」
「オレ、もしマスターが別の人と結婚して、その人に子供が出来たって聞いても・・・絶対に、おめでとうなんて、言えない」

 それは、少し考えただけで思考回路が拒否反応を起こしそうなくらい、怖い話。
 めーとを慰めないといけないはずのオレの方が泣きそうになっちゃったら、そんなオレを見ためーとは困ったように笑いながら

「カイトのトコとはまた話が違うからなぁ。まっ、センセイは大丈夫だろ。何せお前にベタ惚れだ」
「でも・・・」
「あー、お前がヘコんでどうすんだよ。ほら、ここ座れ」

 少し身体を起こしためーとが、今まで頭を置いていた場所から枕をどかしてポンポン叩く。言われた通りにそこに座ると、そこにポスンと茶色い頭が落ちてきた。

「ほら。そんな顔してる暇があるなら、えらーい明斗サマを存分に労われ。ただしセンセイには内緒だぞ?うちに乗り込んで来られても困るしな」
「マスター、そんなことしないもん・・・」

 笑い声混じりに言われて、呟きながら茶色の髪をいじる。思ったより柔らかいけど、脚の上に掛かる重さはいつも乗せてる跳ねた癖っ毛の頭に近くて・・・やっぱりちょっと似てるな、マスターとめーと。

「めーと?・・・どうしよう、寝ちゃった」

 しばらくして喋らなくなったなと思ったら、脚にかかる重さが少し重くなった。そっと呼んでみても、返事の声がない。
 すごくよく寝てるみたいで起こすのは可哀相だし、でもこんなによく寝てるんじゃ、起きるまで待ってたらマスターと一緒に帰れなくなりそうだし・・・

「明斗?・・・あっ」 

 開いていたドアの隙間から、小さな顔がひょこんとこっちを覗いてすぐに引っ込んだ。あ、あの子・・・

「あの、えと、美咲・・・ちゃん?」
「・・はい。すみません、明斗がいなかったので、部屋にいるのかと思って・・・」

 オレが声を掛けると、そっとドアの隙間から中に入ってきたのは真っ直ぐな長い黒髪の、キレイな顔をした女の子。写真で見たことがある、めーとのマスターの妹さんだ。

「めーと、寝ちゃってるんだ。オレ、もう帰らないといけないんだけど・・・」
「代わります」

 小さくて硬い声でそう言った美咲ちゃんは、そのままオレと交代でベッドに座ると、めーとの頭を大事そうに細い脚の上に乗せる。

「後は私、見てますから。もういいです」
「あ、えと、うん。じゃあ、お邪魔しました」

 低い声できっぱりと言い切られて、オレは一つ頭を下げて部屋を出た。・・・なんか、怒ってる?
 小学6年生だって聞いたけど、それってリンちゃんたちと同じくらいの年だよね?人間の子供って、みんなこんな感じなのかなぁ。

「・・・次に会う時は、元気になってるといいけど」

 めーとは美咲ちゃんをとっても可愛がってるみたいだし。オレの膝枕より美咲ちゃんにしてもらった方が、ずっといいよね?

 外へ出てさっきまでいた部屋の窓を見上げると、曇るガラスの向こうから返事みたいに黄緑色のカーテンが揺れた。

****************

カイト、それ美咲に焼き餅やかれてるんだよ!!本人にその気が全く無いので気付きませんねww

そして今更ですが、「真咲」(まさき)が姉で嫁に行った明斗の現マスター。「美咲」(みさき)が妹で小学生の明斗の(仮)マスターです。分かりづらい名前ですみません。
あと、タイトル・・・すみません、思いつかなくて投げました(コラッ!)

 

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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
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かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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