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2話目です。
一度そっくり失敗したので上げ直しです。
今日中にもう1話あげられそうですので、今日はそこまで。
とりあえず今回でカイトが動きます(笑)
小説は続き~からどうぞ。
一度そっくり失敗したので上げ直しです。
今日中にもう1話あげられそうですので、今日はそこまで。
とりあえず今回でカイトが動きます(笑)
小説は続き~からどうぞ。
***************
《 マスター始めました・2 》
「よ、っと」
娯楽用ロイドを買う際の審査と事前登録を店で済ませ、家に連れてきた〈カイト〉を掛け声と共にベッドに座らせる。
本来なら購入したボーカロイドは直接家に届くらしいが、今回は異例の店頭お買い上げなので、俺が店から担いできた。男性型の癖に割と軽かったので短距離を運ぶ分には支障なかったが、うっかり目撃されたら通報されそうな光景だ。車で行って良かった。
「えー、なになに・・・手を握って、名前を呼ぶ。で、目が開いたら視線を逸らさない、か」
ぶつぶつ呟きながら、分厚いマニュアルを手にマスター登録の手順を確認する。手で指紋やら体温やら。声で声紋を。そして目を合わせて網膜情報を〈カイト〉に登録するらしいんだが・・・
俺は〈カイト〉を座らせたベッドの前に跪き、出来るだけ目線が合うようにすると、ひやりと冷たい手を取った。
「カイト」
声が完全に消えるのを待つように瞼が震え、パチパチと長い睫毛が上下すると夏の海みたいな青の目がゆっくりと開かれた。その中に、妙に生真面目な俺の顔が映る。
「はじめまして、ますたー!」
外国人のような、ぎこちない発音。けれどそれをチャラにしても釣りが来るくらいの、幸せを絵に描いたような満面の笑みが、俺を見つめたままのその顔に浮かぶ。ドクリと、自分の鼓動が嘘みたいに大きく聞こえた気がした。
いくら人間に近いとはいえ、結局は創られたモノだ。良く出来ていても起動すればやはり人とは違うと思っていた。なのに・・・なんて事してくれるんだ、日本の技術!これ、本当にロイドか?
これは“生きて”るんじゃないのか!?
「マスター?」
「お、おう。はじめまして、カイト。これからよろしくな」
急に“生き物”になったカイトは、動揺してどもった俺の挨拶にも全く気にした様子はなく
「はい。オレ、がんばってうたいますから、たくさん歌わせてくださいね」
「歌わせ・・!そうだ、俺が歌わせるんだよな」
「そうですよ?」
何を今更、というように首を傾げるが、俺はすっかり忘れていた。歌に特化したロイド、ボーカロイド。そこは認識していたが、俺“が”歌わせなきゃならないんだよな!? 自分の残念すぎる現実を思い出して、全身の血の気が引く。
「・・・カイト。早速だがお前に、非常に悪いお知らせがある」
「へ?」
さっきとは逆の方向に首を傾げるカイトの隣に座り、起動により温もり出した手を握り直すが、申し訳なさでその青い目が見られない。
「俺・・・楽譜が読めないんだ」
「マスター。がくふがなくても、へいきですよ?」
「え、なんで?ボーカロイドって確か、パソコンに曲を打ち込んで歌わせるんだろ?昔テレビで見たぞ」
俺がボーカロイドを知ったのは、まだ出始めの頃のニュース番組の特集だったが、その中で〈初音ミク〉のマスターがパソコンに曲を入力して歌わせていたのを覚えている。だから、楽譜どころか音符すら危うい俺にはかなり難しいと思ったのだが
「オレ、おんせいにゅうりょく、もできます。だいじょぶです」
「は?音声入力?」
「はい。マスターが言ったように、音楽ソフトのときとおなじにパソコンでちょうせいもできますし、マスターがオレに歌ったり、はなしたりして教えてくれれば、それでも調整できます。マニュアルに出てるとおもいます」
そう言ってカイトは、起動後ほったらかしてあった厚いマニュアルを拾い上げて俺に差し出す。マニュアルは困った時しか見ない派なんだけど・・・まぁ取り敢えずは良かった。経緯はどうあれ歌う為に作られたロイドを買った以上、歌わせられないとかいうのは駄目すぎる。
「じゃ、家に来た記念にとりあえず1曲歌ってみるか?」
「はい!」
素直に頷くと嬉しそうに笑う青い頭を、子供にするように撫でながら、俺もつられて笑みを浮かべていた。
***************
という訳でカイト起動です。
私がDTMの知識が欠片も無いので、そういう描写の無い調教方法に逃げました(笑)
3話目
《 マスター始めました・2 》
「よ、っと」
娯楽用ロイドを買う際の審査と事前登録を店で済ませ、家に連れてきた〈カイト〉を掛け声と共にベッドに座らせる。
本来なら購入したボーカロイドは直接家に届くらしいが、今回は異例の店頭お買い上げなので、俺が店から担いできた。男性型の癖に割と軽かったので短距離を運ぶ分には支障なかったが、うっかり目撃されたら通報されそうな光景だ。車で行って良かった。
「えー、なになに・・・手を握って、名前を呼ぶ。で、目が開いたら視線を逸らさない、か」
ぶつぶつ呟きながら、分厚いマニュアルを手にマスター登録の手順を確認する。手で指紋やら体温やら。声で声紋を。そして目を合わせて網膜情報を〈カイト〉に登録するらしいんだが・・・
俺は〈カイト〉を座らせたベッドの前に跪き、出来るだけ目線が合うようにすると、ひやりと冷たい手を取った。
「カイト」
声が完全に消えるのを待つように瞼が震え、パチパチと長い睫毛が上下すると夏の海みたいな青の目がゆっくりと開かれた。その中に、妙に生真面目な俺の顔が映る。
「はじめまして、ますたー!」
外国人のような、ぎこちない発音。けれどそれをチャラにしても釣りが来るくらいの、幸せを絵に描いたような満面の笑みが、俺を見つめたままのその顔に浮かぶ。ドクリと、自分の鼓動が嘘みたいに大きく聞こえた気がした。
いくら人間に近いとはいえ、結局は創られたモノだ。良く出来ていても起動すればやはり人とは違うと思っていた。なのに・・・なんて事してくれるんだ、日本の技術!これ、本当にロイドか?
これは“生きて”るんじゃないのか!?
「マスター?」
「お、おう。はじめまして、カイト。これからよろしくな」
急に“生き物”になったカイトは、動揺してどもった俺の挨拶にも全く気にした様子はなく
「はい。オレ、がんばってうたいますから、たくさん歌わせてくださいね」
「歌わせ・・!そうだ、俺が歌わせるんだよな」
「そうですよ?」
何を今更、というように首を傾げるが、俺はすっかり忘れていた。歌に特化したロイド、ボーカロイド。そこは認識していたが、俺“が”歌わせなきゃならないんだよな!? 自分の残念すぎる現実を思い出して、全身の血の気が引く。
「・・・カイト。早速だがお前に、非常に悪いお知らせがある」
「へ?」
さっきとは逆の方向に首を傾げるカイトの隣に座り、起動により温もり出した手を握り直すが、申し訳なさでその青い目が見られない。
「俺・・・楽譜が読めないんだ」
「マスター。がくふがなくても、へいきですよ?」
「え、なんで?ボーカロイドって確か、パソコンに曲を打ち込んで歌わせるんだろ?昔テレビで見たぞ」
俺がボーカロイドを知ったのは、まだ出始めの頃のニュース番組の特集だったが、その中で〈初音ミク〉のマスターがパソコンに曲を入力して歌わせていたのを覚えている。だから、楽譜どころか音符すら危うい俺にはかなり難しいと思ったのだが
「オレ、おんせいにゅうりょく、もできます。だいじょぶです」
「は?音声入力?」
「はい。マスターが言ったように、音楽ソフトのときとおなじにパソコンでちょうせいもできますし、マスターがオレに歌ったり、はなしたりして教えてくれれば、それでも調整できます。マニュアルに出てるとおもいます」
そう言ってカイトは、起動後ほったらかしてあった厚いマニュアルを拾い上げて俺に差し出す。マニュアルは困った時しか見ない派なんだけど・・・まぁ取り敢えずは良かった。経緯はどうあれ歌う為に作られたロイドを買った以上、歌わせられないとかいうのは駄目すぎる。
「じゃ、家に来た記念にとりあえず1曲歌ってみるか?」
「はい!」
素直に頷くと嬉しそうに笑う青い頭を、子供にするように撫でながら、俺もつられて笑みを浮かべていた。
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という訳でカイト起動です。
私がDTMの知識が欠片も無いので、そういう描写の無い調教方法に逃げました(笑)
3話目
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プロフィール
HN:
南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・
*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
☆→@にして下さい。
メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
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