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何だか凄くお久し振りな感じですね。
もうすぐGWだというのに、身内の事で私の方が精神的にあまり安定しない状態です。今日は割と調子が良いんですが・・・(´・ω・`)
今回の話が続きものになってしまって何なんですが、今後の更新も月に2・3回来て頂くくらいが丁度良い感じになってしまうかもしれません。気持ち(と、身内の状態)が安定すれば、また書けるようになると思うんですけどね。
安定すれば頻繁に更新出来るだろうし、この先の状況次第です。はっきりしなくて済みません(><)
さて、今日はタイトル通り、例の彼女(笑)の話です。
小説は続き~からどうぞ。
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《カイトとマスターの元カノ・上》
『カイト・・・お前に会いたがってる奴がいるんだけど、今度会ってやってくれるか?』
妙に困ったような、複雑な顔をしたマスターに言われた数日後。電車で向かったのは、最寄りの駅から3つ先の駅の近くにある公園だった。
「あの・・・今日会うのは誰です?オレの知らない人ですか?」
最初に言われた時は、相手が誰だか(マスターがあんまり微妙な表情だったから)聞けなかったんだけど、会いたいっていうことはオレを知ってる人だよね?
「んー・・・カイトも、見た事はあるぞ」
「見たこと?」
“会ったこと”じゃなくて?
ますます不思議になって首を傾げていると、屋根と柱だけの小さい小屋みたいなのが見えてくる。
「セン!」
落ち着いた、ちょっと低めの声で言いながらそこから出て来たのは、肩の辺りで切り揃えられた真っ直ぐな黒髪を揺らす、小柄な女の人・・・・・サナさん、だ。
「マスター」
思わず、繋いでいた手にギュウっと力を込める。
前に一目だけ見たことがある、マスターが高校生の時にお付き合いをしてた人。初めて正面から見たけど、やっぱりとてもキレイだった。どうしてサナさんが、オレに会いたいの?
「よう、早かったな」
「こちらから呼んでおいて、遅れる訳にはいかんだろう。・・・君がカイトくんか」
オレ、この人がマスターと“よりを戻して”いるんじゃないかって疑っちゃって、結局そんなことはなくて。・・・でも、サナさんの方はやっぱりまだ、マスターのことが好きなのかな?だから、マスターのそばにいるオレをチェックしよう、とか?
真顔のままじっと見上げられて、何を言われるのかってドキドキしていれば、ちょっとだけ目尻の上がった大きなアーモンド形の目をネコみたいに細めたサナさんは
「センに聞いた通り、実に可愛らしいな。君の個体識別番号は?」
「ふぇっ!?あ、あの、00-04-02080512です!」
「ほう、まだ起動して一年経っていないのか。身長は標準以下のようだが〈カイト〉では割と多い事だし、カラーリングもデフォルトのままだな。どれ、ちょっと・・・」
「はわぁっ!?」
華奢な身体でいきなりオレに抱きついたかと思うと、腕とか背中とかお尻とか、あちこち触ってくる!ど、どうしよう・・・っていうか、どうして!?
「こら紗奈、人の恋人にいきなり何しやがる」
「なに、ちょっとしたボディチェックだ。割と柔らかめにしてあるんだな。別に性的な意味はないから気にするな」
「せっ!?おまっ、そういうトコ本当に変わってないじゃねーか・・・」
オレを引き戻したマスターに言われて、サナさんは元通りの真顔で返した。変わってないっていう事は、昔からこんな感じだったんだ・・・。
「すまない、驚かせたかな?私は宮元 紗奈。君のマスターの友人だ」
「えと・・・カイト、です。あの、サナさんはマスターの元カノさん、ですよね。まだマスターのこと、好き、ですか?」
「カイト!?」
こんなこと訊くと思ってなかったのか後ろで驚いた声を上げるけど、だって気になって仕方ない。もしまだマスターのことが好きなら、あんまりマスターに逢ってほしくないし・・・
「なんだセン、そんな事をわざわざ教えたのか。ボーカロイドの心は繊細なんだぞ?不安要素を増やすような真似をしてどうする」
「俺じゃない、ササが勝手に話しやがったんだよ」
「ササ?ああ、笹野か。彼なら言いかねないな。私がこっちに戻った時、一番先に会ったし」
マスターのお友達の笹野さんをサナさんも知ってるみたいで、納得したように頷いた後
「カイトくん。私はセン・・・君のマスターに好意を持っているが、それはあくまで友人として。君が心配するような感情は持ち合わせていないから、安心していい」
「本当ですか?」
「ああ。一応私にも、恋人と称して問題無い相手がいるからな。これは、そいつからもらったものだ」
黒髪を梳き上げると、耳たぶにキラリと光る小さな赤い宝石。・・・これが、前にマスターが言ってたピアスかな?
「嫉妬深い奴なんだが、まぁそこが可愛いのさ」
相手の人を思い出したのか小さく笑うと、今までクール(?)でカッコいい感じだったサナさんが、すごく可愛くなる。こんな顔させる恋人さんって、どんな人だろう?
「結局惚気かよ」
「センもこの間、同じような事を言ってただろう」
「いやっ、俺は別に・・・」
見上げられて、慌ててそっぽを向くマスター。この間って、オレが見たあの日かな?すごく柔らかい顔で笑っていたけど・・・
「あの時・・・オレの話、してたんですか?」
「私がセンと会ったのを知っていたのか?そうだよ、君の事を話していたんだ。センがあまり幸せそうな顔をするものだから、私も一度、君に逢ってみたくなってな。忙しい中悪かった、ありがとう」
「あっ、いえ、そんな!」
サナさんに頭を下げられて、オレも慌てて頭を下げると、そんなサナさんの後ろからにゅっと腕が伸びてきた。
************
紗奈がマスターの事を「セン」と呼ぶのは勿論、苗字の「千代」からです。元々高校の同級生から始まったので、苗字で読んでいたのが残りました。
さて、そんな紗奈の背後に迫る腕は・・・?
続き
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