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例年ならそろそろ仕事もゆとりが出てくる頃なんですけど・・・今年は全然楽にならない。おかしいな。
そして明日は歓送迎会だし、月末も歓迎会だし、いい加減出費を止めたいです。車の任意保険も点検も税金もあるし、誰かが私の貯金を狙っているのだろうかorz
さて、私の懐事情はさておき(笑)今日はキリ番70000の朔夜 様からのリクエスト話です。
だいぶお待たせした上に、多分リクの想像と異なってしまうと思うんですが・・・これが今の精いっぱい、お許し下さい!!
小説は続き~からどうぞ。
**************
《カイトと『何度でも』》
“ガタンッ、ガタガタガタッ”
外で洗濯物を干していたら、家の中から大きなものが落ちるみたいな音がした。何だろう?
「マスター、どうしたんですか?・・・マスターッ!?」
気になって戻ってみたら、玄関を入ってすぐにある階段に背中を預けるように座り込んだマスターがぐったりしている。もしかして今の、マスターが階段から落ちた音じゃ・・・
「マスター、マスター!しっかりしてください!!」
慌てて駆け寄って声を掛けるけど、こういう時ってあんまり動かしちゃいけないんだよね?どうしよう、救急車とか呼んだ方が良いの!?
「っつぅ・・・痛ぇ・・」
オレがオロオロしてる間に、マスターが呻きながら目を開いてくれた。良かった、無事だったんだ!
「マスター!大丈夫ですか?」
「頭とか背中とか、すげぇ痛い。なんだこれ」
「階段から落ちたみたいです。オレは外にいたんですけど、音がしたから見に来たらマスターが倒れてて・・・。気落ち悪くなったり目まいがしたり、しませんか?頭をぶつけた時にそういうふうになると危ないって」
「いや、そういうのは平気だけど・・・」
呟きながらマスターはオレを見上げるけど、ちょっと表情が変。何だか戸惑っているみたいな、オレの様子を探るような・・・
「っつかさ、さっきから言ってる“マスター”って俺の事?」
「ぇ・・・?」
「お前、見たとこロイドみたいだけど。なんで俺の家にいるんだ?」
なに、それ・・・まるでオレのこと、知らないみたいな言い方。
「マスターは、オレのマスターです!オレ、マスターが買ってくれたボーカロイドのカイトです!!忘れちゃったんですか!?」
いつもの優しい顔じゃない、新しく出た家電でも見るみたいな目でオレのことを上から下までジロジロ眺めたマスターは、首を傾げて本当に不思議そうに
「俺が買った?いや、だってお前の事なんて知らないし・・・俺、ボーカロイドなんか必要無い」
大好きな声が、オレの全てを一言で否定した。
あ
「・・・いと、カイト!おい、大丈夫か!?」
「ぇっ!?」
目を開けると、薄暗い部屋の中でマスターが心配そうにオレの顔を見下ろしている。
「ます・・たぁ?」
「うん。どうした?」
「・・・ぅ・・ふぇっ、ますたー!!」
よく分かんないけど、このマスターはオレのことちゃんと知っててくれるんだ。
優しく笑ってくれる顔にすごくホッとして、抱き起こしてくれたマスターにしがみついて泣いちゃった。だってさっきの、本当に怖かったんだもの。マスターが、オレのこと知らない・・・要らないって!
「何だ、震えてるじゃねーか。そんな怖い夢見たのか?」
「ゆ・・め・・?」
夢って、寝てる時に見るやつ?でも、今まであんなの見たことなかった。いつもはその日にあったことを再生するだけで・・・じゃああれも、本当にあったこと?
「マスターは、オレのこと・・・要りますか?」
「は?・・・それ本気で言ってるなら、怒るぞ」
「だって・・・」
そう言って本当に怒ったような声を出すから、さっきとは違う怖さで身を竦めると、それに気付いたマスターがオレの背中をトントン叩きながら
「当たり前の事をわざわざ訊くな。本当、一体どんな夢見てたんだよ・・・」
呆れたみたいに訊かれて、さっき見た話をする。
話してる内にまた怖くなってきて、最後の方はぎゅうっと目の前の胸に顔を埋めちゃったから聞こえづらかったかもしれないけど、マスターは聞き終わってから大きな溜息をつくと
「それ、殆ど丸ごと昨夜のドラマじゃねーか」
「ふぇ?ドラマ・・・あっ、そう言えば!」
寝る前にちょっと見た連続ドラマのあらすじが、ちょうどそんな感じだったっけ。人間とボーカロイドじゃなくて、身分の高い男の人と低い女の人の恋愛ドラマだったみたいだけど・・・
「登場人物が自分になってるとことか、人間の見る夢みたいだな。ボカロはそういう夢は見ないって言ってなかったか?」
「今までそんなの、見たことなかったんですけど・・・でも、そっかぁ。夢で良かったぁ」
あんな夢を見た理由も、ちゃんと分かったし。
言いながらマスターの胸の中で息を吐くと、何故かぎゅうっと抱き締められる。
「マスター?」
「お前の見た夢だって、最終的には今みたいに俺の恋人になってたから安心しろ」
だってあの夢のマスターは本当にオレのこと、ただのアンドロイドっていう目でしか見てなかったのに。本当に今みたいに、オレを好きになってくれるの?
「本当、ですか?」
「ああ、本当だ」
訊き返したオレの鼻先に優しくキスをしたマスターは、あの夢と同じ声で、でも反対のことを言ってくれた。
「今までの記憶を全部無くしても・・・俺は必ずカイトを求める。何度でも、カイトを好きになるよ」
**************
頂いたリク内容は「マスカイで記憶喪失ネタ(どっちでも可)」だったのですが、カイトが記憶を失くしてもどうせすぐマスターに懐きそうだし、マスターが本当に記憶を失くすと、最終的にラブになるとしても途中で絶対にカイトが酷い目に遭うので(オイ)、このような形になりましたorz
朔夜 様。こんな感じになってしましましたが、今回はリク有難うございました!
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