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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんにちは。

予想通り更新できませんでしたね。エライところで止まってしまって済みませんでしたorz
拍手とかコメとか有難うございますv今日明日で終わりそうなので、あとちょっとお付き合い下さい。


小説は続き~からどうぞ。

**************

《カイトとマスターと冬の嵐・9 》

 
 嵐みたいな夜が、通り過ぎた後。
 
 最初に目に映ったのは、白い天井。でも、見慣れたそれから視線を動かせない。だって、もしどこにも居なかったら・・・

「・・・カイト?」

 囁くような小さな声が聞こえて、恐る恐るそっちを見れば、一番見たかった顔がそこにあった。いつもみたいに隣に寝ていてはくれなかったけど、枕元に立ってオレを見下ろしている。

「・・・よか、たぁ・・・ますた、いた」

 目を開けても、マスターはオレのそばに居てくれた。
 叫び過ぎたせいで、聞き取れるか分からないくらいカサカサに枯れた声で呟きながら、これが本当だって確かめたくて手を伸ばそうとしたら、それに気付いたマスターの強張ったような無表情がクシャリと歪んで

「・・・ごめんな、カイト・・・」

 崩れ落ちるみたいに床に膝を着くと、いつも温かい筈の、今はひんやりした手がオレの手をぎゅうっと握りながら、泣き出す前みたいに震える声がそう呟く。

「ます、た?ど・・して、あやまる・・・です?」

 だって、オレが悪いんだもの。ボーカロイドなのにマスターのこと疑って、傷つけた。
 それなのに

「俺がカイトの事、すごく傷つけたからだよ。・・・身体も、心も」
「そ、なの・・・へーき、です。だってオレ、ますたーのモノ、ですもん。マスターに、なら・・・なにされても、だいじょ、ぶ」

 マスターにこんな顔、させたくない。
 だから、何ともないって思ってほしくて笑ったら、額にオレの手を押し当てて俯いてしまったマスターは

「平気じゃない、だろ?カイトは、俺の大事な恋人・・・なんだから」

 もう片方の手でオレの頬を撫でながら呟くその言葉に、考えるより先に口が動いた。

「まだ、オレ、こいびと・・・ですか?」
「・・・お前は、もう嫌か?こんな事する奴の恋人でなんか、いたくない?」
「ちがっ・・・・ぃあっ!」

 訊き返されて思わず大きな声を上げると、それだけで全身がバラバラになったんじゃないかっていうくらいの痛みが走った。なんだろう、今までこんなに身体が痛いって思ったことない。

「ばっ・・動くな!無理させたせいで、身体に負担が掛かり過ぎてるんだ。しばらく安静にしてれば治るから・・・」
「だ・・て・・、ちがう、です。オレ、ますた・・・の、恋人でいい、ですか?マスターのこと、信じられなくて。疑って、傷つけた・・・のに」

 それなのにまだオレのこと、恋人だって言ってくれるんですか?
 
 声には出せなかった残りの言葉が、聞こえたのか分からないけど。
 驚いたように焦げ茶の瞳を見開いたマスターは、それから悲しそうに眉を寄せて、自分のことを馬鹿にするみたいに口元だけで笑った。

「それは全部、俺の台詞だろ。・・・お前の様子がおかしいのには、気付いてたよ。けど理由が思いつかなくてな。最近あいつと仲良いし、俺よりあいつを好きになってたりしたらって、そんな事まで考えだして・・・酷いだろ?恋人だって言いながら、俺はカイトを疑ったんだ。そんな時に、夜まであいつの家にいたって聞いて・・・。お前は、何もしてないって必死に伝えてくれてたのにな」

 殆ど身じろぎも出来なかった身体を落ち着かせるように、髪や肩をゆっくり撫でながらマスターは呟く。・・・あんな時だったのに、オレの言葉、ちゃんと聞いててくれたんだ。

「こんなに傷つけて、今更かもしれないけど・・・カイトが許してくれるなら俺は、この先もずっと、お前の恋人でありたいんだ。どうして俺を信じられなかったのか、聞かせてくれないか?」

 
 もう、大丈夫。マスターがオレの言葉を聞いてくれたように、マスターがどんなことを言ってもオレはそれを信じるし、受け入れるから。

 
 動けないオレに視線を合わせるように、ベッドに乗り上げて顔を覗き込んでくるマスターに、オレは少し乾いてしまった唇を舐めると

「マスターは、サナさん、と・・・よりを戻す、です、か?」
「・・・・・は?サナって、宮元紗奈か?何でお前があいつの事知ってる?それに、よりを戻す・・・?」
「だ・・・て、ますた、サナさんと、嫌いで別れた・・・じゃ、ないって。・・・サナさん帰ってきた、から、また付き合う・・って」

 言ってるうちにあの時のことを思い出して、喉が詰まって目が熱くなってくる。どうしよう、泣いたらマスターを困らせちゃうのに、顔を隠そうと思っても身体が痛くて、腕一本上げられない。

「ま・・ますたーに・・・そう、だって。彼女が、戻って・・・オレは、も・・・飽きたから、いらな・・・って。もし、そっ・・言われたら・・・ど、しよって・・こわっ・・・こわくて、きけなかっ・・」
「そんなの、ある筈ないだろ!」

 言いかけた言葉を遮るみたいに、マスターは怖いくらい真剣な表情でそう言ってくれる。オレだって、そう思いたかったけど・・・

*************


やっと、ここまで来た・・・
次回、浮気騒動のネタバレですww

続き

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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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