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明日は全国的に黄砂が吹くそうですね。・・・我が家は既に吹いてますが(畑の土埃的な意味で)。風が強すぎて、せっかくいい天気なのに何も出来なかったorz
そう言う訳で、今日も更新です。
小説は続き~からどうぞ。
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《カイトとマスターと冬の嵐・6 》
濡れた服の代わりにめーとの服を借りて着替えた後、今日あったことを全部話した。
朝、マスターの言葉が嬉しかったのも、笹野さんから聞いた話も、全部。
「なるほどな、そういう事か」
一通り聞いてくれためーとがため息混じりに呟きながら、ボスンとベッドに倒れ込む。
「これ、めーとのマスター?」
クリーム色の壁紙や明るい黄緑のカーテンが引かれた部屋の中。机の隅で、本やペン立てに隠れるようにして置かれた写真立てには、巻き髪の女の人とめーとが並ぶ写真が入っていた。
「んー、まぁ一応今のとこはな」
「一応?」
「もう結婚して、家出てるんだよ。この部屋も、今はおれが使ってるけど元はマスターのだし。今度おれのマスターになるのはその妹で、彼女がマスター権を移譲出来る18歳になるまで、今のマスターのまま登録されてるんだ」
「そうなんだ・・・」
仲良く腕を組んで笑ってる写真の中の二人は、まるで恋人同士みたいなのに。
そう思ったのが顔に出たのか、めーとは苦笑しながら
「カップルみたいだろ?その写真。っていうか、おれはそのつもりだったよ。マスターもそんなふうにしてたし。でも、ある日いきなり家に男を連れてきて、この人と結婚するって」
「どうして!?マスターさんとめーと、恋人じゃなかったの?」
「おれが勘違いしてただけなのかも、そうじゃないのかも、未だに分からないけどな。マスターは結局、おれじゃなくてその男を選んだんだ。そいつがまた、センセイみたいにイケメンならまだしも気の弱そうな男でさ。正直何でって思ったし、腹も立ったんだけど・・・『この人を幸せにして、自分も幸せになりたい』って言ったマスターがすげぇ幸せそうで・・・何も言えなかった」
そう言いながらくしゃりと髪を掻き上げると、赤っぽい茶色の瞳でオレをじっと見つめて
「所詮おれたちはボーカロイド、人間に造られたモノだ。いくら人と同じように扱ってもらったって、やっぱりマスターの幸せが第一で、その障害になるなら自分はいくらでも諦められるように出来てる」
「そう・・・かなぁ」
マスターが幸せになってくれるなら、隣にいるのがオレじゃなくても平気ってこと?そんなの、今のオレにはとても耐えられそうにないけど。
「まっ、おれには新しいお姫様がいるけどな!ほら、ちょー美少女じゃね?」
俯くオレに、勢いを付けて起き上がっためーとが、ベッドヘッドに置いてあったもう一つの写真立てを見せてくれた。そっちは、めーとに抱っこされた髪の長い女の子が写っている。
「うん、すごく可愛い。これがめーとの新しいマスターになる子?」
「ああ。小学6年生なんだけど、もう歌も歌わせてくれるし、作曲も出来るんだぜ。凄いだろ」
幼稚園の子が自慢するみたいな言い方に笑ってしまうと、『やっと笑ったな』って優しく微笑んだめーとは
「芽衣子も言ってたけど、やっぱり直接センセイに訊いてみろ。他人の言う事ほどいい加減な話は無いから。そりゃ怖いだろうし、もしかしたら辛い答えが返ってくるかもしれないけど、それはその時考えればいいって。何だったら、センセイの代わりにおれが付き合ってやるぞ?お前、可愛いもんな」
「やだよ!だってめーとには、この子がいるでしょ?それにオレは・・・マスターじゃなきゃ嫌だもん」
「へーへー。この明斗様を振った事、あとで後悔するなよ?」
クシャクシャとオレの髪を掻き混ぜると、最後にペシンと軽く頭を叩いた。
「ありがと、明斗。・・・これから帰ったら、必ず訊くから」
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明斗のマスターは、今23歳くらいです。
ひどい女だと思うかもしれませんが、本人的には仲の良いお兄ちゃん(購入当時は明斗の方が年上)くらいの気持ちだったのかも?それとも、ボーカロイドが相手では望めない“先”を望んだのか・・・。
今の明斗は未来のマスターがいる事もあって、彼女が里帰りしても普通に接していますよ。マスターと旦那の仲をからかう位の余裕はありますw
続き
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