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こんばんは。
今ちょっと外に出たら、大粒の雨が降っていました。これが止んだら一層寒くなるんでしょうねぇ。・・・仕事行くの嫌だなぁ。
さて、小説の後編です。一応連休前の宣言通り、毎日うp出来ましたよw
小説は続き~からどうぞ。
今ちょっと外に出たら、大粒の雨が降っていました。これが止んだら一層寒くなるんでしょうねぇ。・・・仕事行くの嫌だなぁ。
さて、小説の後編です。一応連休前の宣言通り、毎日うp出来ましたよw
小説は続き~からどうぞ。
***************
《 マスターとお買い物・下 》
「まっ、ますた、マスター!あれ!!」
信じられないものを見たオレは、握ったマスターの手を引くと“それ”を指す。
「ん?金目鯛?うおっ、高ぇ。・・・食いたいのか?」
「マスター、金太郎さん達も食べちゃうんですか!?」
オレの指した先には、白い発泡トレーに横たわる、お家で留守番をしている金太郎さんとそっくりの赤い魚。
「は?金太郎?」
「そうですよ!これ、金太郎さん達と同じ、金魚でしょ?」
体も目も金太郎さん達よりかなり大きいけど、同じ赤色の魚だし。マスター、金太郎さん達をずっと飼ってるって言ってたのに、食べちゃうなんて!
オレが驚いて、それから悲しくなってそう言うと、何故かマスターは笑いだす。他のお客さんがこっちを見てるのに気づいて笑いを止めるけど、それでも口元が歪んだままのマスターは
「・・・カイト、違う。これは金魚じゃなくて、金目鯛っていう食用の魚なんだ。金魚は観賞するための魚だから、食べないんだよ」
「じゃ、金太郎さん達は食べないんですね、良かった・・・。でも、やっぱりこれ食べる魚じゃないですよ。食べる魚って、こういうのでしょ?」
オレがその“金目鯛”の隣に並んでいる“塩ダラ切り身”を指すと、マスターの表情が変わる。
「どういう意味だ?」
「こういう風なのが、食べる魚じゃないんですか?」
「・・・こういうのを捌いたのが、こうなるんだぞ?」
マスターの指が、“金目鯛”を指した後、“塩ダラ切り身”になる。
「えっ、こういうのが泳いでるんじゃないんですか?」
オレは“切り身”っていう食べる用の魚がいて、それが泳いでるんだと思ってた。だってマスターの買ってくる魚はいつも“塩じゃけ切り身”とか“まぐろ切り身”っていうシールが付いていたし・・・。
「じゃあオレ、今まで金太郎さん達みたいな魚、食べてたんですね・・」
大切な留守番仲間と同じような姿のものを食べていたんだと思うと、何か胸の真ん中に重りを詰められたような感じになる。思わず項垂れるオレの頭に、マスターの手が置かれた。
「あー・・なんだ。お前はともかく、人間は食べないと生きていけないからな。何か食べる時に“いただきます”って言うだろ。あれは作ってくれた奴に感謝するってのもあるけど、これから食べるものの命を貰います、って事なんだよ」
「そうなんですか」
「受け売りだけどな。だから食い物は粗末にするなってのが、千代家の家訓だ。カイトは残さずちゃんと食ってるだろ?それならそんな気に病むな。食用になってる時点で誰かに食われるんだから、それならしっかり感謝して美味しく食ってやった方が良いよ」
ぽんぽん、と軽く頭を叩かれてそう言われると、胸の中の重りがすとんと落ちる。やっぱりマスターって凄い。
「わかりました。オレ今度からもっと料理の事調べて、もっと美味しく作れるように頑張りますね」
「ああ、期待してる。・・・なぁカイト。今度、水族館行くか」
「?・・はい!」
水族館がどんな所か知らないけれど、マスターと一緒ならどこでも良い。
オレが頷くと、何故かちょっと疲れた顔をしたマスターは、それでも笑って頭を撫でてくれたから、まあいいや。
**************
お買い物、後編です。
うちのカイトも遂にバカイトの称号を・・・げふっ、がふっ・・・いやいや。
ちょっと物知らずなだけですって!
目次に戻る
《 マスターとお買い物・下 》
「まっ、ますた、マスター!あれ!!」
信じられないものを見たオレは、握ったマスターの手を引くと“それ”を指す。
「ん?金目鯛?うおっ、高ぇ。・・・食いたいのか?」
「マスター、金太郎さん達も食べちゃうんですか!?」
オレの指した先には、白い発泡トレーに横たわる、お家で留守番をしている金太郎さんとそっくりの赤い魚。
「は?金太郎?」
「そうですよ!これ、金太郎さん達と同じ、金魚でしょ?」
体も目も金太郎さん達よりかなり大きいけど、同じ赤色の魚だし。マスター、金太郎さん達をずっと飼ってるって言ってたのに、食べちゃうなんて!
オレが驚いて、それから悲しくなってそう言うと、何故かマスターは笑いだす。他のお客さんがこっちを見てるのに気づいて笑いを止めるけど、それでも口元が歪んだままのマスターは
「・・・カイト、違う。これは金魚じゃなくて、金目鯛っていう食用の魚なんだ。金魚は観賞するための魚だから、食べないんだよ」
「じゃ、金太郎さん達は食べないんですね、良かった・・・。でも、やっぱりこれ食べる魚じゃないですよ。食べる魚って、こういうのでしょ?」
オレがその“金目鯛”の隣に並んでいる“塩ダラ切り身”を指すと、マスターの表情が変わる。
「どういう意味だ?」
「こういう風なのが、食べる魚じゃないんですか?」
「・・・こういうのを捌いたのが、こうなるんだぞ?」
マスターの指が、“金目鯛”を指した後、“塩ダラ切り身”になる。
「えっ、こういうのが泳いでるんじゃないんですか?」
オレは“切り身”っていう食べる用の魚がいて、それが泳いでるんだと思ってた。だってマスターの買ってくる魚はいつも“塩じゃけ切り身”とか“まぐろ切り身”っていうシールが付いていたし・・・。
「じゃあオレ、今まで金太郎さん達みたいな魚、食べてたんですね・・」
大切な留守番仲間と同じような姿のものを食べていたんだと思うと、何か胸の真ん中に重りを詰められたような感じになる。思わず項垂れるオレの頭に、マスターの手が置かれた。
「あー・・なんだ。お前はともかく、人間は食べないと生きていけないからな。何か食べる時に“いただきます”って言うだろ。あれは作ってくれた奴に感謝するってのもあるけど、これから食べるものの命を貰います、って事なんだよ」
「そうなんですか」
「受け売りだけどな。だから食い物は粗末にするなってのが、千代家の家訓だ。カイトは残さずちゃんと食ってるだろ?それならそんな気に病むな。食用になってる時点で誰かに食われるんだから、それならしっかり感謝して美味しく食ってやった方が良いよ」
ぽんぽん、と軽く頭を叩かれてそう言われると、胸の中の重りがすとんと落ちる。やっぱりマスターって凄い。
「わかりました。オレ今度からもっと料理の事調べて、もっと美味しく作れるように頑張りますね」
「ああ、期待してる。・・・なぁカイト。今度、水族館行くか」
「?・・はい!」
水族館がどんな所か知らないけれど、マスターと一緒ならどこでも良い。
オレが頷くと、何故かちょっと疲れた顔をしたマスターは、それでも笑って頭を撫でてくれたから、まあいいや。
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プロフィール
HN:
南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・
*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
☆→@にして下さい。
メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
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