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今日は兄さんの誕生日(その2)ですね。ニコも盛り上がっているようですが、私は殆ど見られていませんorz
いいんだ、今度の休みに纏めて見るから。あと、数か月見てないKAITO新曲ランキングもチェックせねば!
さて、今日はせっかく誕生日なのに、ちっともめでたくない話で申し訳ありません。心の狭いマスターの話です(笑)
小説は続き~からどうぞ。
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《マスターと、カイトの友達》
「じゃあマスター、行ってらっしゃい」
「カイトもな。多分大丈夫だと思うけど、遅くなりそうだったら連絡するから」
「はーい」
フェンスの前で、笑顔のカイトと別れる。数歩進んで振り返ると、ちょうど登園時間の小さな子供たちに、ニコニコと挨拶をしている姿が見えた。
昨年末からカイトは、俺の職場である小学校の隣にある幼稚園に通っている。・・・これだと園児に混ざって保育されてるみたいだが、一応、教える側として。
俺が頼んだ忘れ物を持ってきてくれた時に、歌に誘われて園児と過ごしたのが随分楽しかったらしい。毎週行きたいと言われて幼稚園に確認したら、向こうもそうしてくれると有難いという返事だったので、それ以来毎週水曜日は仕事へ行く俺と一緒に家を出て、一緒に帰るようになった。
「あら、先生。おはようございます」
声を掛けられて振り返るとそこには、鳶色のボブカットを揺らして笑うスタイルの良い美人。
動きやすい地味なパンツルックに、可愛らしいアップリケのついたエプロンという服装は彼女には勿体ないような気もするが、いきいきした表情を見ればそれも些細な事だな。
「おはようございます、芽衣子さん。朝から忙しそうですね。今カイトが行ったんで、よろしくお願いします」
「先生もお仕事、ご苦労様です」
どこを見ても人間と変わらない彼女も、カイト同様ボーカロイド・・・〈初音ミク〉と同時に、アンドロイドタイプのボーカロイドとして最初に発売された〈メイコ〉だ。 その身に纏うのは〈初音ミク〉や〈カイト〉などの少々奇抜な色と異なるので、言われなければロイドだと気づく者も少ないだろう。俺は、雰囲気がカイトやミクちゃん達と似ていたので気付いたんだが。
「・・・今日、あいつは?」
特別に資格を取ってここで正式に働いている芽衣子さん(最初に“先生”付けで呼んだら、カイトが『オレだけ仲間はずれみたいで嫌です』と言うので、彼女の事は“さん”付けで呼んでいる)の他に、ここにはもう一人のボーカロイドが居る。
芽衣子さんと同じ色彩を持つ、俺とそんなに変わらない年格好の男性型ボーカロイド。〈メイコ〉の性別反転型である・・・
「あいつ?・・・ああ、明斗はもう少し後から来るんです。それにいつも来る訳じゃないんで」
明斗・・・初めて見た日に俺の前でカイトにキスなんぞしやがった、いけ好かない奴だ。あの日はカイトに見事な蹴りを食らっていたが、正直あいつがロイドなのが心底悔しい。人間だったら全力でボコってやるのに。
「ここのロイドじゃなかったんですか?」
「ええ、父さ・・・園長の弟さんの家の所有なんです。近所に住んでいるんですけど、家では貴重な男手だから。カイトの事が気に入ってるみたいであの子が来る時は大体来てるから、今日もそのうち来るんじゃないかしら」
「そうですか・・・」
俺は、カイトの望みは極力叶えてやりたいと思っているし、家に閉じ込めるつもりもない。だが、ここに通わせたのは失敗だったかな、と最近少しずつ思い始めていた。
・・・理由は、すこぶる単純だ。
『めーとが・・・』
カイトの口からその言葉が出てくる度に、チリチリと炙られる俺の心の裏側。カイトとあいつの間に特別何かがある訳ではないだろうが・・・まぁ、要はカイトが俺以外に懐くのが気に入らないっていう、子供じみた独占欲。
「あの馬鹿がカイトにちょっかい掛けるの、気になります?ごめんなさいね、本当・・・馬鹿で。明斗も、年の近い友達が出来て嬉しいんですよ」
それは、カイトにしても同じだろう。
ミクちゃんや鏡音の二人は“弟妹”だし、ミクちゃんのマスターであり俺の友人である綿貫を、友人というカテゴリには入れづらい。設定年齢も近く同じボーカロイドである明斗は、カイトにとって初めて出来た純粋な“友達”になる筈だ。
「・・・カイトもここに来られて、楽しそうにしてますよ。芽衣子さんの事は、お姉ちゃんみたいだって言ってますし」
「あら、明斗は友達なのに私はお姉ちゃん?あいつと同じ年齢設定なのに、失礼しちゃうわ」
ふざけて怒ったふりをする芽衣子さんは面倒見の良い性格のせいか、カイトの中では友達というより年の近い姉のような存在らしい。まぁ、それは俺も納得だけどな。
『めーちゃんがお姉ちゃんなのはいいけど、めーとがお兄ちゃんなのは嫌です』
とか言ってる割に、あいつの話をする時は楽しそうなんだよな、カイト・・・
「っと、そろそろ時間なんで行きますね。今日もよろしくお願いします」
「はい、お預かりしますね。先生も行ってらっしゃい」
学校から聞こえる予鈴の音に頭を下げて立ち去ろうとすると、芽衣子さんが笑いながら返してくれる。その声に振り返れば彼女のずっと奥、園庭の端で青い髪がキラリと光を弾くのが目の端に映った。
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こんな日に、マスターの嫉妬話とか・・・
カイトがめーちゃんと仲良しなのは良いけど、めーとと仲良しなのは気に入らない男心ですww
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