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前にニコで根気P巡り(ラジオの第2回が来てたので)をしたんですが、氷川先生の「恋の歌.謡日」が凄かったです!先生の声が思ったより高くて、自分の好みからはちょっと外れるかなぁ・・・と思っていたのですが、ところがどっこい。凄いよ、この歌!さすが根気P!!
さて、今回は「秘密」がついててもエロくないです(笑)安心してお読みいただけます。
小説は続き~からどうぞ。
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《カイトと秘密の写真》
休日の午前中。良く晴れたからマスターの部屋も窓を開けて、しっかり掃除機をかけていると、力が入りすぎて机に思いきりぶつかっちゃった。
「あっ!・・・あれ?なんだろう・・・」
衝撃に揺れたせいか、机と壁の間の隙間に何かが落ちてくる。それは白い封筒で、口が閉じてなかったらしくて、持ち上げたら中身が散らばっちゃった。
「ぅわっ!どうしよ・・・え?」
拾い上げた写真を見て、しゃがみかけの中途半端な姿勢のまま動けなくなる。
写真に写っているのは、どこかの宴会場かホールみたいな場所で、身体にぴったり合った・・・チャイナドレス?みたいな服の上に、肩から幅広のストールをゆったりと掛けた、栗色のセミロングの女の人だった。
お化粧の乗った瞼とその下の長い睫毛を伏せて、少し不機嫌そうな表情のままマイクを手に歌っているその人。辺りに散らばってしまった他の写真も、写っているのはその人と、時々もう一人同じような格好の女の人との2人のもので、最初に見た人の方が少し背が高かった。
「・・お仕事先の、人かなぁ・・・」
『千代先生へv』って、赤いペンで書かれたハートマーク付きの宛名が書いてあったから、お仕事してる学校の関係の人か、それで知り合った人なんだろうな。
「キレイな・・・人だなぁ」
“可愛い”っていうより、“美人”っていう感じ。こんな人がマスターの隣に立ってたら、きっとお似合いだと思う。・・・多分、オレより。
「カイトー、何か変な音したけど、どうしたー?掃除機壊れたかー?」
ぼんやり写真を眺めていると、下でゴミの分別をしていたマスターが、止まった掃除機の音を不審に思ったのか階段を上ってくる足音が聞こえた。わっ、わっ、どうしよう・・・
「カイトー?・・・何だ、それ」
「はわっ、あ、えと、何でもないです!」
「お前・・・その態度で何でもない筈無いだろ」
慌ててかき集めた写真を後ろ手に隠すけど、何枚もあったから拾いきれなくて、マスターは残ったそれを一枚摘まみ上げた。そして写っているものを確認して、さっきのオレみたいに固まる。
「・・・マスター?」
見上げて声をかけると、ビクンッと肩を跳ね上げたマスターは
「ぅおぃっ!ちょっ、これ見たのか!?」
「ご、ゴメンナサイ!机から落ちてきて、拾ったら中身が出てきちゃって・・」
怒られちゃった!やっぱり、見ちゃいけないものだったんだ。もしかして、マスターの昔の彼女さんとかだったのかなぁ・・・
マスターに怒られたのと、こんなにキレイな人とお付き合いしてたのかなって思って胸の中がもやもやするのとで、ちょっと涙が出そうになると、それに気づいたマスターが慌てて封筒を放り投げ、ぎゅうってしてくれる。
「悪い!別に、怒ってる訳じゃないんだぞ。ただ、その、あんま見られたくなかったっつーか、過去の過ちっつーか・・・」
「・・・キレイな、人です。マスターがお付き合いしてた人ですか?」
「はぁっ!?」
驚いたような、呆れたような声が耳の当たる広い胸から直接響いて身体が竦んでしまうと、大きな手が宥めるようにオレの背中を撫でながら
「あー・・・なぁカイト。この写真・・・正直あんま見て欲しくないんだが、よく見てみろ」
「ふぇ?」
身体に回った腕が解かれて、また散らばっちゃった写真の一枚が目の前に差し出される。
うん、やっぱりキレイな人。背もスラッとしてて、胸もおっきくて。きっとモテるんだろうなぁ・・・
「それ見て、何か思わないか?」
「ええと、オトナっぽい?感じの、キレイな人です」
「いや、そうじゃなくて!こう、誰かに似てるとか・・・」
「似てる?」
オレの知ってる人に、こんな人いないよ?それとも女優さんかな?あんまりテレビ見ないから、そんなに知らないんだけど。
そう思いながら、もう一度じっと女の人の顔を見つめてみる。そういえば鼻とか唇の形、よく知ってるような・・・でも、そんな、まさか・・・
「・・・・・・・・ます、たー?」
呟きながら見上げれば、赤い顔をしたマスターがオレから視線を外しながら
「それ・・・職場の忘年会の出し物で、女装した時のやつ」
うそっ、信じられない!
思わず何度も目の前の顔と写真を見比べると、それが恥ずかしかったのかマスターはまたオレを胸に閉じ込めて、それ以上写真が見られないようにした。でももう、メモリにしっかり記録しちゃいました、マスター。
「女の先生たちがやってくれたんだよ。ヅラで顔のライン隠せば随分印象が変わるって言ってたけど、それ以上に化粧って本当に怖いよな。俺、女の顔が信用出来なくなってきたぞ」
「でも、お洋服とか、胸とか・・・あっ!あと、背も。隣の女の人と、そんなに大きく変わらないですよ?」
「服は、女物で一番デカいやつ。それでも背中のファスナーは全部閉まんないから、ストールで隠したんだ。胸はアンパン。隣の女は・・・うちで一番若い男の教員。氷川先生も可哀想に、異動して来たその年に、こんな目に遭ってなぁ」
あの人も、男の人だったんだ。それなら確かに、普通の女の人ほどマスターとの身長差はないだろうけど・・・
「ああいう宴会じゃ、若手は色々体を張らないといけないからな・・・出来れば来年は別の路線でいきたいもんだ。っつか本当、好きな奴にこんな姿見られるとか、情けなさ過ぎるだろ・・・」
「そんなことないです、すごくキレイでした!オレ、こんなキレイな人がマスターとお付き合いしてたのかなって思って心配だったから、そうじゃなくて良かったぁ。でもお仕事って・・・大変なんですね」
オレがそう言いながら、まだ薄っすら赤い顔を見上げると
「ははっ、そうだなぁ・・・・・・はぁ・・・」
マスターは乾いた笑いを零した後、大きな大きなため息をついて写真を拾い集め始めた。
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ある流れから「マスターにメイド服☆」という話があり、誰得wwと思っていたんですが、例の「~歌謡.日」を思い出してこのような話に(笑)元ネタの氷川先生にも特別出演して頂きました!
しかしテレビ見ると・・・本当、化粧って怖いぜ!
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