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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

何だかえらい間が空いてしまってすみません。気がついたら1週間過ぎてましたorz

今日は、「初詣の後は姫はじm(ry」という事だったんですが、新年早々えrもどうだろう・・・という事で、その更に後の、鏡音sによる新年のご挨拶話です。
よく拍手コメ下さる某方が、「千代家の姫(ryに乱入しちゃえばいいYO☆」というコメをくれたんで、それが元だったんですが・・・何か、全然違う話になった・・・ぎゃふん!


小説は続き~からどうぞ。

****************

《マスターと双子のご挨拶》


 年が明けて三日目の朝。カイトを腕に抱き込み微睡んでいると、微かにインターホンの音が聞こえてきた。

「・・・だれか、きました」
「みたいだな。・・・面倒くせぇ、出なくても良いか」

 少し掠れた甘い声に応えれば、まるでそれが聞こえていたかのように続くチャイムの連打と

『カイ兄ー、チヨ兄ー、いないっスかー!?』
『リン!近所迷惑だろ!!』
『近所なんて無いっスよ、ここ!』

 確かに、一番近い爺ちゃんの家で200m先だしな。っつか何だ?こんな朝早くから・・・あ、もう10時過ぎてる。

「リンちゃんと、レン君ですね」
「こりゃ、出ない訳にいかないな。俺が行くからカイトは良いよ。腰、まだ立たないだろ?」
「ぁう・・・はい」

 何も纏っていない身体に花弁を散らして、ほんの数時間前までの行為の余韻を残すカイトが頬を染めて頷くのに一つキスをすると、下へ降りて鏡音の二人を出迎える。

「あけおめっス、チヨ兄!」
「あけましておめでとうございます、千代さん」
「二人とも、明けましておめでとう。今日はどうした?」
「新年のご挨拶に行ってらっしゃいって、マスターから」

 そう言って、レン君が紙の手提げ袋を差し出してきた。どうやら、お年賀を持ってきてくれたらしい。前に二人を泊めた時もわざわざ土産を買ってきてくれたというのに・・・ほんの数回しか会った事が無いマスターさんだが、随分と律儀な人だな。

「チヨ兄、カイ兄は?」
「あー・・・今ちょっと、その・・・動けなくてな」
「そんなに具合悪いんスか!? カイにぃー!」

 驚いたリンちゃんは、そのまま開いていた玄関から二階へと駆け上がっていった。・・・しまった、二人は俺の部屋がどこか知ってるんだ!カイトのあられも無い姿を見られでもしたら・・・

「リンっ、勝手に上がっちゃ駄目だろ!」
「ちょっ、リンちゃん待って・・・カイトー、リンちゃん行ったぞ!」

 リンちゃんを追うレン君の後ろから、二階へ向かって大声で叫びながら俺も大慌てで部屋に向かうが、既にドアは大きく開かれ、ベッドの上に青い髪をはみ出させた布団の山が出来ていた。
 動けないカイトには、頭から布団を被る事が限界だったらしい。・・・これでもまぁ、よくやった方だ。

「あー、服脱ぎっぱなし。お正月だからって怠けちゃダメっスよ、チヨ兄。・・・カイ兄、あけおめー!」

 昨夜脱がせたまま床に放っていた服を指摘され、慌てて部屋の隅に追いやっていると、リンちゃんが布団にポンポンと手を当てる。それに気付いて頭だけをひょこんと出したカイトは

「いらっしゃい、リンちゃん、レン君。明けましておめでとう」
「・・その・・明けましておめでとう、兄さん」

 レン君の方は、何となく俺たちの事情を察したようだ。
 薄っすら頬を染めて、俯きがちに挨拶をするところなんか思春期っぽくて微笑ましいが・・・それ以上に申し訳ない。この子には本当、変なところばかり知られているな。

「スッポリお布団入って・・・カイ兄、そんなに具合悪いんスか?」
「あ、えと・・・ちょっと、立てないんだけど」
「えー!それメンテ行った方がいいっスよ。あたし、センターの緊急サポートの番号知ってるけど・・・」
「へ、平気!もうちょっとしたら直るから。それで、二人はどうしたの?」

 カイトの割には上手く話題を逸らし、布団虫状態で首を傾げると、リンちゃんはすっかり思考を切り替えてくれたようで

「へへー。カイ兄とチヨ兄に、今年も仲良くして下さいっていうヤツ持ってきたっス。あたしとマスターで選んだんスよ。カイ兄が入浴剤好きだって言ってたから、ほら!・・・チヨ兄は、カイ兄が喜んでくれればいいっスよね?」

 などと案外こっちを読んだような事を言いながら、持ってきた袋の中身を開き始めた。その隙にそっと部屋を出ると、後ろからレン君が俺の服の裾を引っ張る。

「あの、その、すみませんでした。もしかしなくても、寝てましたよね?」
「あ、バレたか・・・いいよ、こんな時間まで寝てるこっちが悪いんだし」
「でも・・・千代さんと兄さん、ええと・・・」

 ゴニョゴニョと言い淀む、尻尾のついた黄色い頭を申し訳ない気持ちで撫でると

「・・・ま、とにかく気にしないでくれ。ちょっと下行ってるから、二人を頼むな」

 ある意味重要な任務を任せ、久しく見ていないものを探しに行く。昔、親が使っていたのは確かこの辺に仕舞っていたような・・・あ、あったあった。
 子供向けキャラクターが描いてある、手の平に収まる程の紙袋。いわゆるポチ袋に紙幣を入れて部屋に戻れば、花のような甘い匂いがした。ああ、入浴剤がどうとか言ってたっけ。

「リンちゃん、レン君、これ」
「え?あーっ!ありがとう、チヨ兄!!」
「あの、俺たちロイドですけど・・・」
「んなの関係ないだろ、未成年なんだから貰っときな。あんま入ってないけど、まぁ無駄遣いするなよ」
「はいっ、ありがとうございます」

 せっかく正月早々に来てくれたんだから、お年玉をやるのは年長者の義務だろう。しかし、貰い方にまで性格が出るなぁ。
 差し出した小さな袋を満面の笑みを浮かべて受け取るリンちゃんと、戸惑ったように俺の顔を見上げてから、しっかり礼を言ってお辞儀をするレン君に、つい笑みが浮かんでしまうと

「マスター、見て下さい。二人がくれた入浴剤、すごく可愛いんですよ。ほらっ!」

 ベッドの上のカイトが、俺に向かって嬉しそうに貰った物の説明をしようとするんだが、身体をスッポリ布団に包んだまま身を乗り出してくるもんだから

「おいカイト、危ない・・」
「ふぇっ?あっ、わぁっ!」
『あっ!』

 リンちゃんは一緒に風呂に入った仲だし、レン君は同性のボーカロイド。別に、ベッドから転がり落ちたカイトが裸を見られたからと言っても、問題は無い。

 ・・・ああ。何で服を着てないんだとか、何でまた身体に痕がいっぱいなのかとか、色々と聞きたがるリンちゃんをレン君と二人がかりで誤魔化すのに、ちょっと苦労しただけだ。

**************


マスター的には、甥っ子や姪っ子にお年玉を上げる感じだったんです。決して、口止め料ではありませんww

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