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当ブログでの新年のご挨拶も、これで2回目となりました。お付き合い下さっている方々、本当に有難うございますvv
今年もテレテレなペースでの更新になりそうですが、時々思い出して覗きに来て頂けたら幸いです♪
さて今回は、大変お待たせしてしまったキリ番56789のrakka様、60708のひつじ様のリクエストです。リク内容が近かったので、失礼ながら合同にさせていただきました。申し訳ありません!
それでは、小説は続き~からどうぞ。
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《マスターとカイトと初詣・上》
「結構混んでるな」
年が明けて1月1日。カイトの希望通り、近所の神社に初詣にやって来た。そんなに名の知れた所でもないんだが、天気が良いせいか思ったより参拝客が多い。
「ここ、夏にお祭りがあったところですよね。“はつもうで”も出来るんですか?」
人混みの中、迷子にならないようにとしっかり俺の手を握るカイトの言う通り、ここは夏祭りに来た場所でもある。販売物は違えど今日もあの日と同じように、参道の両側にはずらりと出店が並んでいた。
「初詣っつーのは、その年最初に神様へ挨拶に来る事を言うんだよ。遠くの有名な神社や寺に行く奴もいるけど、うちは昔からこの神社に来てたしな」
「神様にあいさつ・・・じゃあ、あそこに行くんですか?」
青い爪が、参道の先の拝殿を指す。どうやら、夏祭りの時に教えた事を覚えていたらしい。問いに頷きながら、繋いだ手を引いて歩き出すと
「明けましておめでとうございます!お兄ちゃん、コッカさん」
「ああ、明けましておめでとう。おめかしして来たんだね、ミクちゃん」
「んと・・・あけましておめでとう、ミク。着物、とっても似合ってるよ」
「えへっ、ありがとう」
声を掛けてきたのは、桜色の振袖を着込んだミクちゃんだった。やはり女の子らしく、カイトに褒められて嬉しそうに笑うのを眺めていると、ミクちゃんの隣にいた綿貫が、ひょいと手を上げて俺の方にやって来る。
「あけおめー、コッカ」
「ん、おめでとう。しかし奮発したんだな、あれ。レンタルでも結構かかるだろ?」
「あ、ミクの着物?姉さんから貰ったやつだからタダだよ」
貰った?・・ああ、そういえばこいつには、年の離れた兄姉がいるんだっけ。両方共もう結婚してるって言ってたから、お姉さんも振袖は必要無いんだろう。
「へぇ。じゃあ着付けだけか」
「ううん、着付けはおれ」
「はぁ!?着付けなんて出来るのか、お前」
「まぁね。姉さんがお茶やってたのに、付き合わされてさ」
お茶、ねぇ。全然そうは見えないが、綿貫の実家は良家らしいので、そういうのも身につけさせられたんだろう。意外な特技があるんだな。・・・くどいようだが、見かけによらず。
「男の着付けも出来るよ、おれは面倒だし着ないけど。今度カイト君と一緒に着せてあげようか?」
「肝心の着物が無ぇよ。それにカイトは細いから、着物は合わないんじゃないか?」
着物は、多少がっしりしてた方が似合うと聞いた事がある。あいつ、腰回りなんて下手したら女とそんなに変わらないくらい細いからな。
「そうでもないよ。タオルとか入れれば大丈夫だし」
「うちは浴衣で十分だ」
「コッカ、浴衣は着付けられるんだっけ。どっちにしても普通の生活じゃ、そんなに着る機会もないし・・・やっぱり女の子の方が可愛いもんねぇ。ミク、可愛いでしょ」
「そうだな、確かに可愛いよ」
ファーの肩掛けに合わせたのか、白いフワフワの髪飾りをつけたミクちゃんは、贔屓目無しに可愛らしい。というか、ぶっちゃけカイトも男用のより振袖の方が似合うんじゃないか・・・などと、本人には聞かせられないような事を考えていると
「マスター、行かないのー?」
俺たちが話してる間に退屈してしまったらしい兄妹が、仲良く腕を組んでこっちに手を振った。二人ともボーカロイドだけあって見目麗しく、事情を知らない者が見れば微笑ましいカップルだと思うだろう。無いと分かっていながらも、少しだけ恋人の座が心配になってしまう。
「行く行くー。・・・コッカたちはお参り済んだ?まだだったら、一緒に行かない?」
「ああ、そうするか」
言いながら先で待つ二人の方に寄り、カイトの腕を軽く掴んで自分の腕に引っ掛けると、一瞬不思議そうな顔をしてからふにゃりと笑ったカイトは、ぎゅうっとその腕を絡ませてきた。
「あー、お兄ちゃん良いなぁ。ねっ、マスター。私もして!」
「はいはい。どうぞ、お姫様」
こっちを見てニヤニヤ笑いながら、恭しくミクちゃんに腕を差し出す綿貫はムカつくが・・・これは仕方ない。自分でもちょっと、恥ずかしい事したって自覚あるし。
こうして俺たちは、それぞれの腕に細い腕を組ませて、石畳の続く境内に並ぶ出店を冷やかしながら拝殿へと向かった。
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という訳で、正月らしく初詣の話です。碌に行った事ないので、捏造気味ですがwwというか、一話で終わらず済みません、後編に続きます!
続き
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