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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

最近は夜8時頃になると眠くなります。おかしい・・・明け方、変な夢ばかり見るせいだろうか?(この間は、旅館で虎が逃げ出して大変!という夢でした。大騒ぎした揚句、逃げたのは子虎だったというオチまでついてたww)

さて、今日で映画館デート話も終了です。正直、映画あんまり関係ねぇ!という感じですが・・・


小説は続き~からどうぞ。

************

《カイトと映画館・下》


「おーい、カイトー?」

 耳元で囁かれた声に、はっと意識が戻る。
 初めて映画館で見た映画は・・・オレには、難しすぎてさっぱりだった。だって話してるのが外国の言葉だし、字幕が流れるのも早いし、お話自体も意味がよく分かんないんだもん。淡々とした音楽のせいもあって、すごく眠くなる。

「ふぇっ!?あ、はい、ねてないです・・・はい・・・」

 言いかけてるうちにまた瞼が降りてきちゃうオレに、マスターが声を押さえて喉の奥で笑いながら

「まぁ、気持ちは分かるけど。抽象的すぎて、よく分かんねぇもんな」
「マスターも、ですか?」
「タダ券だから文句は言えないけど。多分こういう映画は、似たようなの見慣れてないと難しいんじゃないか?」
「そうなんですか・・・」

 静かな映画館で迷惑にならないように、内緒話の時のような小さい声で話す。映画はまだ1時間くらいあるんだし、よく分かんないって言ってもオレよりはマスターの方が分かってるだろうから、今からでも内容を教えてもらって続きを・・・ん?

「・・・マスター、こんなとこでキスってして良いんですか?」

 ふにゅっと唇に触れた柔らかい感触に、小さく訊いてみた。普段のマスターは、人前でこういうことするのは良くないって言ってるのに。

「誰も見てないんなら、公序良俗に反してないだろ」
「こーじょりょーじょく?」
「凌辱・・・いや、“じょく”じゃなくて“ぞく”。お前、実は舌が短いのか?短いと舌っ足らずになるらしいぞ」
「そんなことないと思うんですけど」

 歌を歌うために作られてるんだから、わざわざそんなふうにする必要はないよね?
 確認してもらうように舌を伸ばすと、隣に座るマスターが身体を捻ってこっちに身を寄せるから、スクリーンが遮られて

「っ!?」
「しー。大きい声出したら迷惑だろ?」

 そこに触れたものにびっくりして、声を上げそうになった。引っ込めた舌と一緒に口を塞がれて、でも、オレがびっくりするようなことしたのはマスターなのにって思ってたら

「もう1回。今度は、声出すなよ?」

 ニッと笑って、オレに見せるみたいに自分の舌を出してみせる。ちょっと恥ずかしいけどさっきみたいに舌を伸ばすと、ひたりと温かいものが触れて、そのまま表面を擽るように舐め上げた。いつもはキスの時しか触れ合わない舌が、こうやってそれだけで触れるのは不思議な感じで・・・なんか、違う生き物みたい。

「やぅ・・・これ、くすぐったいです。こんなことして大丈夫ですか?本当に」
「人もまばらで、席も離れてるから誰も見てないだろうし。この程度の声なら、他の奴には聞こえないよ」

 確かに、照明が落とされて薄暗い映画館の中にはポツポツしか人影が無いし、背が高いマスターが迷惑をかけないようにって後ろの方の席を選んだから、誰かに見られてるってことも無いだろうけど・・・

「・・・んっ・・」

 触れた舌を飲み込むようなキスされて、鼻に掛かった声が漏れた。本当に大丈夫なのかなって、誰かに聞かれてないかなって緊張すると、それで余計ドキドキして、ダメなのに興奮してきちゃう。

「ふ・・ぅ・・っ!?」

 声を出さないように必死でガマンしてるオレを見ながら薄く瞼を開いて笑うと、マスターはキスをしたまま脚に手を伸ばしてきた。膝を擽った手でだんだん上の方に這い上がって来て、腿を撫でながら付け根まで来ると、またゆっくり下がっていく。どうしよう・・・こんな場所なのに、背中がゾクゾクしきちゃった。

「・・・ますたぁっ!」
「目、覚めただろ?」

 涙が滲んだ目で見上げながら小声で言うと、ニッコリ笑ってそう返される。そりゃ、覚めたけど・・・目だけじゃなくて、色々違うものも起きてきちゃいそうですよぅ。

「映画終わったら、さっさと帰ろう。飯と風呂、どっち先が良い?」

 分かってるくせにそんなこと訊くなんて。ちょっとイジワルです、マスター。

「・・・・・・お風呂」
「了解。晩飯抜きになったらゴメンな、朝飯は用意するから」
「・・・親子丼がいいです。卵も鶏肉も、ありますから」

 オレが起動して一番最初に、二人で作った料理。
 一瞬なんで?っていう顔をしてから、車の中での会話を思い出したらしいマスターは

「・・・わかった。明日の朝、カイトが動ける程度に加減する・・・つもりだ」
「お願い、しますね?」

 マスターとベッドでするのも好きだけど、台所で一緒にご飯作るのも、楽しみだったんですから。
 念押しするみたいにそう言えば、困った顔で頷いてもう一回、約束みたいに触れるだけのキスをしてくれた。

 もう内容なんてすっかり分からない映画が終わるまで、あと25分。

***************


こう見えてマスター、普段は人前でキスとかしません。はしたないからって言うけど、本音は恥ずかしいっていうのも大いにある(笑)
暗がりで人目が無いなら良いらしいよ。・・・見られてるんだけどな!公共の場では自重しましょうww

(ここでじゃないけどw)リクくださった なゆき様、鳥羽 様、有難うございましたvv

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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
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