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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

いよいよ冬が来た・・・今日は職場でしっかり魔女スタイル(黒いストール掛けて、黒いロングスカート)でした。だって、セーターだけじゃ寒いんだもん!!

さて、今日は後編です。ポメ可愛いよ、ポメvv


小説は続き~からどうぞ。

*****************

≪カイトとモモコ・下≫


 カチャッ、と鍵を回す音がした瞬間、リビングで寝ていたモモコが飛び起きて走り出した。オレも慌ててコンロの火を消すと、その後を追ったけど

「ただいまー。おお、モモ。今日も出迎えか?・・・あ、ただいま、カイト」
「・・・おかえりなさい」

 今日もオレより先に抱っこされて、マスターの顔を舐めながら茶色の尻尾を振ってる。だってオレはこの時間、晩ご飯を作ってるんだよ?モモコみたいに寝てるだけじゃないんだから、しょうがないもん。

「何だ、元気無いな。モモと喧嘩でもしたのか?」
「そんなこと、ないです。今日はモモコを撫でました。ふわふわしてました」
「だろ?しょっちゅう洗って手入れしてるみたいだからな。なぁ?モモ」

 大きな手でナデナデされて、モモコは嬉しそう。いつもなら、オレがしてもらってるのに・・・

「マスターは・・・モモコのこと、すごく可愛がりますね」
「そうか?まぁこいつが子犬の頃から知ってるし、預かりものだからな。それに犬派か猫派かって言われれば、断然犬派だし。こう、飼い主に忠実なところがいいんだよ、犬って」
「・・・モモコの飼い主、マスターじゃないのに」

 つい、言っちゃった。だってオレ、もう3日もちゃんとマスターに触ってないんだもん。モモコばっかりキスしたり撫でられたり・・・ズルい。

 俯いてしまったオレの頭を、モモコを抱っこしたままのマスターは何故か笑いながら撫でて

「こんなの大人しいもんだよ。飼い主が帰ってきたら凄いぞ、こいつの出迎え」
「ふぇ?」

 今だってこんなにすごいのに、これ以上どんな出迎え方をするんだろう?
 オレが不思議に思っていると、外から聞いた事のない車のエンジン音が聞こえてくる。途端に、マスターの腕の中にいたモモコがジタバタ暴れ始めた。

「ん?・・・ああほら、噂をすれば、だ」

 オレたちに少し遅れて音に気付いたマスターに下ろしてもらったモモコは、小さい足で床を踏みながらキャンキャン鳴いていたけど、待ちきれなくなったみたいに、その場で自分の尻尾を追いかけてクルクル回り出す。

「こんばんはー、ヤチいるー?」 
「おう、入れ。モモが待ってる」
「モモコー!お待たせー、迎えに来たぞー」

 外の声・・・多分、マスターのお友達さんを出迎えるためにドアが開けた瞬間・・・モモコが跳んだ。
 あんな小さな身体で、玄関からオレより背の高いその人の胸に一気に飛び込むと、初めて聞くような声で鳴きながら千切れそうなくらい尻尾を振って、顔中を舐めまくっている。

「凄いだろ?」
「・・・はい」

 マスターが顔を舐められた時、キスしたって騒いだ自分が恥ずかしいくらいの勢いに、ただ頷くしか出来ない。
 モモコを抱いたお友達さんは、顔舐めがやっと落ち着いてから、初めてオレに気付いたみたいにこっちを見て

「あっ、そうだ。土産のアイスは、明日あたり宅配で届くからな」
「アイスっ!?」
「はははっ、何でヤチがアイスが良いなんて言うのかと思ったけど、キミ用か」
「まあな。・・・ほら、これモモの荷物。早く家に帰ってやれよ、3日間ずいぶん寂しそうだったぞ」
「そうだったのかー。ごめんなー?モモコ。よし、帰るぞ!ヤチ、ほんと助かった。ありがと!!」
 
 今朝のうちに玄関に揃えてあった道具の中からプラスチックのカゴを開けると、モモコはどこへ行くのか分かってるみたいに、さっと中に入っていく。
 もう一度お礼を言うと、荷物を抱えたお友達さんはモモコと一緒に帰って行った。

「あー・・・なんか、急に寂しくなった気がするなぁ」

 二人がいなくなった玄関に、ぽつんと呟きが落ちる。確かに、モモコがカチカチとフローリングで立てる爪音が無いだけで、すごく静かになったけど・・・

「・・・オレだけじゃ、ダメですか?」
「は?」

 不思議そうに訊かれると、すごく答えづらい。
 顔を見ながらじゃ言えなくて、3日ぶりに一人占めできたマスターにぎゅうっと抱きつくと

「モモコがいるとマスター、モモコばっかり可愛がるから。・・・オレも、触って欲しかったのに」
「・・・バッカだなぁ、モモに妬いてたのか?」

 くっついた身体に、笑うマスターの振動が伝わる。そのまま優しく頭を撫でられて、顔を上げたら唇を塞がれた。

「んぅ・・・ふ・・・んっ、ん・・・」

 スーツの背中に腕を回すと夢中で舌を絡める。こんな長いキスも久し振りだけど、やっぱりマスターとするキスは気持ち良いな。
 コクンと唾液を飲み込むと、唇を離したマスターはオレの前髪を掻き上げながら

「・・・あんな顔舐めじゃなくて、こういうのがキスっつーんだよ。こんなのカイトとしかしないから、安心しろ」
「・・ぁ・・じゃあ、もっと・・・モモコにするのと違うこと、オレにしてください」
「・・・なぁ、それ誘ってんのか?」
「さそう?」

 よく分かんないけど、マスターにたくさん・・・この3日間、モモコを触ってた分よりたくさん触って欲しくて頷いたら、そのまま身体が浮いた。

「ふぁっ!?ま、マスター?どこ行くんですか?」
「流石に、玄関でするの嫌だろ?ベッドとソファ、どっちがいい?」
「へ?なにを?」
「あー・・・まぁソファでいいか。2階行くまで持ちそうにないし」

 モモコみたいにはいかないけど、それでもマスターの腕に軽々と抱き上げられて、そのままリビングのソファに運ばれて・・・そこで身体中触られて、モモコには出来ないようなことを、いっぱいされたし自分でもした。

 モモコも、あのお友達さんにいっぱい撫でてもらったのかな。

 翌日。ベッドの上でお土産のアイスを食べさせてもらいながら、昨日までそこにいた茶色いホワホワな姿とその足音を思い出していると、『そんなに美味いのか?幸せそうな顔して』って、不思議そうな顔をするマスター。
 確かにアイスも美味しいけど・・・モモコもオレの同じ気持ちだったらいいなぁって、思ったんですよ?

*********************


という訳で、「カイト、犬に嫉妬する」の巻です。いつも人以外のものに嫉妬してるなww
マスターは動物好きなので、カイトがちょっとメラリするくらい可愛がると思うよ(笑)
蜜柑 様。リクに適ってるのか分かりませんが(駄目じゃん)、今回はリク有難うございましたvv

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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
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かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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