[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
台風が来て心配していた、我が家の皇帝ダリア。何とか耐えてくれました!花芽がついていたので、折れやしないかドキドキでしたよ。・・・咲いたら次のバナーにしようかな?
小説は続き~からどうぞ。
************
《カイトと赤い二人・4 》
「どこ行くの?」
「職員室。まぁこの時間じゃ誰もいないけど」
「ふぅん。・・・あの、歩けるから放して」
オレの腕を引きながら歩く明斗に、足を止めて言う。歌が上手なのは認めるけど、さっきのこともあるし・・・
「ん?ああ、わりぃな。どーもこう、いつもちっさいのばっか相手にしてっから・・・」
「明斗も、ここの幼稚園のボーカロイドなの?」
「んにゃ、小学校の向かいの文具屋がおれの家。ここの園長と親父・・・あ、おれのマスターの父親が兄弟でさ、しょっちゅうここに来てんだよ」
机やイスや水飲み場。全部が小さく作られた幼稚園の、玄関のところまで戻った最初の部屋が“職員室”らしい。
本当に誰もいない部屋にさっさと入って行った明斗は、勝手に簡易キッチンに立つとココアを淹れてくれた。
「ほい。アイス好きな〈カイト〉だから平気だろうけど・・・甘いので良かったか?」
「あ、うん。ありがとう」
部屋の奥に置いてあった小さなソファに座って、受け取ったココアにそっと息を吹きかける。まだ熱そうだから、しばらく飲めないなぁ。
「しかしお前、見た目に反して良い声で歌うんだな。調教はDTMか?音声入力もしてる?」
「見た目って・・・音声入力だけだよ。マスター、楽譜も読めないもん」
「マジで!?じゃあ随分熱心にやってくれてるんだ。音声入力だけでそこまで歌える奴、初めて見た」
感心したように言われて、つい頬が緩んだ。同じボーカロイドに、歌のことでマスターが褒められるのは、本当に嬉しいことだもの。
「幸せそうな顔して・・・。なぁ、カイトのマスターって美人?」
「びじん?・・・カッコいいよ。背も高いし、歌も上手いし」
「へー、じゃあお前の方が可愛がってもらってる感じか。年は?」
「25歳」
「じゃ、見た目もお前より年上だなー。18くらいだろ?設定年齢」
「ちがうよ!オレ、20歳設定だもん!!」
ちゃんとメーカーが作ってくれたんだから、見た目は設定年齢どおりに出来てるはずなのに!
「うっそ、おれらと変わんねーのかよ!?」
「おれらって、めーちゃんも?」
「そ。おれと芽衣子は・・・あー、あれだ、鏡音の二人。あんな感じだな。二人一緒に発注されて、性別以外は殆ど同じに出来てるんだよ。まだ改良版が出る前だからプレミア価格だぜ、おれ」
「へぇ・・・じゃあ起動して長いんだ」
ボーカロイドは、他のロイドの身体を転用した“改良版”が出る前まで今よりもっと高かったっていうから、その性別反転版なんて、すごく高かったと思うのに。
「そうだなぁ・・・かれこれ8年くらいになるか?本当に、ボーカロイドが出始めた頃だから。あ、設定年齢は同じでも、おれの事はお兄様と慕ってくれて構わないぞ!」
「・・・いい、遠慮しておく。あ、でもそしたら、めーちゃんはお姉ちゃんになるのかな?」
「何でおれはいいんだよー」
めーちゃんが“お姉ちゃん”になるのは良いけど、明斗がオレの“お兄ちゃん”なのは、何かやだ。
兄妹登録をして、オレを“兄”だと思ってくれてるみんなに恥ずかしくないように、しっかりしなくちゃ、って思い直すきっかけにはなってくれたけど。
「はー、やれやれ。やっとバスまで送り終わったわー」
「お疲れー、芽衣子。こいつおれらと同じ年齢設定だって」
「えっ、本当!?18歳くらいだと思ってた」
「めーちゃんも!?ひどいよ!」
「あー、ごめんねぇ」
大きく伸びをしながら職員室に入ってきためーちゃんまで、俺のこと年下の設定だと思ってた!
思わず声を上げたオレの頭を、めーちゃんは笑いながら撫でてくれるけど・・・これって、子供たちと同じ扱いだよね。そう言えば何かオレ、他の人にも設定年齢より年下に見られることがあるんだけど、ロイドにも童顔とかあるのかなぁ?
************
幼稚園の通園バスは、乗り込む先生が輪番って事で。
カイトが幼く見えるのは顔のせいじゃなくて、せいk(ry
続き
| 03 | 2026/04 | 05 |
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
よろしければ一押し。
*12/6*
お礼1つ追加,1つ倉庫
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・
*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
☆→@にして下さい。
メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv