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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

連休終わっちゃいますね、残念・・・。

ところで、うちにも密かにアクセス解析なんつーもんを付けたりしてるんですが、知らないアドレスが・・・っておいっ!大好きな方々にリンク貼って頂いてるぞ!? びっくりしてリアルに鼻水吹いた・・・(笑)
という訳でリンクを増やしました。どちらも某所で大変お世話になっている方ですvv

さて、今日はキリ番46664、狭霧 様よりのリクエスト。「空手をするマスター」です。
素手で出来て強そうなもの・・・という安易な理由でマスターの特技に選んだ事を、海より深く後悔orz 奥が深すぎるぜ、空手!調べれば調べるほど分からなくなっていくので、もう某バー〇ーのラン姉ちゃん的な感じだと思って下さい(爆)

あ、あと奏子 様。リク了解しました!今しばらくお待ち下さいませ。


小説は続き~からどうぞ。


*************

《 カイトと昔マスター 》


「マスター、笹野さんっていう人から郵便が届いてますよ」

 昼頃届いた、ちょっと厚いA4サイズの封筒。その裏に書いてある男の人の名前を読み上げると

「笹野?何でわざわざ郵便なんか寄こすんだ、今だって会ってるのに」
「お友達ですか?」
「ああ、小学校から高校まで一緒だった奴。家もそんなに遠くないし・・・CD?」

封筒から出てきたのは、緩衝材に包まれた薄いケースと、半分に折られた白い紙が一枚だけだった。

「えー・・・『ヤチへ。懐かしいものを見つけたので送ります。ディスク代は要らないから、今度会った時には生中でよろしく☆』・・・何の事だ、こりゃ」
「CDじゃなくてDVDみたいですね。ってことは動画?・・・見たいです、見ていいですか!?」
「あー・・・うー・・・ん」

 困ったような顔をしたマスターに訊いてみると、渋々、という感じでディスクをパソコンに入れてくれる。キュルル・・・と、小さな音を立ててデータを読み込んだパソコンの液晶に映ったのは、なんだか広くてええと、体育館?みたいな建物だった。人のざわめきのような音声が数秒続いた後

『・・・続きまして××道場代表、千代 八千代・・・』
「っ!?ちょっ、ちょい待て!」

 慌てたマスターがすぐに動画を止めたけど、今の、確かにマスターの名前だったよ?

「えー・・・何で止めちゃうんですか。今からマスターが出てくるんですよね?」
「そうだけど・・・うん、きっとそんな大したもんじゃないぞ。それより、そろそろ風呂にでも入らないか?今日は頭洗ってやるから」

 視線を泳がせたマスターが、あからさまに話題を逸らそうとする。一緒にお風呂に入って頭を洗ってもらうのはすごく魅力的な話だけど、ここまでされると逆に気になっちゃうなぁ。

「見ちゃダメなもの、なんですか?」
「ダメじゃないけど・・・あー、じゃあ俺、先に風呂入ってくるから。その間に見ておけ」

 マスターはそう言い残して、本当にお風呂に行ってしまった。そんなに見るの嫌なの?

「なにが映ってるんだろ・・・」

 ドキドキしながら再生ボタンを押すと、画面の端に白い人影。・・・あっ、マスターだ!今より少しだけ若い・・・というか幼い感じがするけど、背はやっぱり周りの人より高い。
 前にアルバムを見た時に着ていた“カラテ”の白い服に黒い帯を締めて、こっちに向かってお辞儀をするから思わずオレも頭を下げてしまったけど、そんなの分かるはずもない画面の向こうのマスターは、そのまま画面の真ん中に来ると

「・・っ!」

 突然パソコンから聞こえた大きな声に、イスから飛び上がるくらいびっくりした。掛け声らしいそれが合図だったみたいで、画面の中のマスターが動き始める。

 動作と動作の間は静かなのに、拳を突き出したり脚を高く蹴り上げたりする時の動きは、瞬きしたら見逃しちゃうほど速くて・・・何ていうか、キレがある動きってこういうのを言うんだろうな。腕も脚も長いから、どういうことをしているか分からないのに、一つ一つの動作がすごくキレイに見える。

「すごい・・・」

 時々、足が床を打つダンッていう音とマスターの低くて鋭い掛け声が、いつの間にかざわめきの無くなった会場に響いて、みんながじっと見てるんだっていうのが画面越しに伝わってきた。
 オレだって一瞬も目が離せない。マスター、こういうのやってたんだ・・・

「上がったぞー・・・って、まだ見てたのか、カイトっ!」
「はぇ?あ、マスター」

 タオルで頭を拭きながらドアを開けて戻ってきた今のマスターが、驚いた声を上げた。その反対側で映像の終わりを知らせるように、何度聞いたか分からない拍手の音がパソコンから流れてくる。

「あれから30分近く経つぞ。そんな長いもんじゃないだろ?それ」
「えと、2分くらいです」
「だよなぁ。・・・他に何か変なの入ってんじゃないかと思った。たった2分を何回見てんだよ」

 大きくため息をつきながら、画面を閉じたマスターはさっさとディスクを取り出してしまった。あっ、まだ見たかったのに!

「だって・・・。あ、そう言えばこれって“カラテ”ですよね。どうして一人なんですか?カラテって、相手と闘うやつでしょ?」
「一人のは型って言ってな、何つーか・・・闘う時の手本の動きを繋げたもんだ。これは、高校の頃に道場で模範演技やった時のだよ。送ってきた奴も演技してたから、そいつの親がついでに撮ってくれたんだろう。こんなの、送ってこなくて良いのに」

 お風呂上がりだからってだけじゃなく赤い顔をしたマスターが、照れているのか不機嫌そうにボソリと言うけど

「そんなこと無いです!だってオレ、起動してもらうまでのマスターを全然知りません。だから、写真も良いけど・・・ちゃんと動いてる昔のマスターが見られて、ほんのちょっとだけど知ることが出来て、すごく嬉しいんです」

 マスターの全部が知りたい、だなんて言えないけど。それでも好きな人をちょっとでもたくさん知りたいのは、人間もボーカロイドも一緒でしょ?

 そう言うと、マスターが項垂れるみたいにオレの胸に頭を当ててきた。まだ湿ったままの髪が、ちょっとだけ冷たい。

「お前なぁ・・・本当、俺をどうしたいんだ?」
「ふぇ?どうって、どう?」
「いや・・まぁ、そんなのでもお前が喜んだなら、ササにビールの1杯や2杯は奢ってやっても良いか」

 言いながら顔を上げたマスターは、ひょいっとオレを持ち上げると

「知りたいんなら追々教えてやるけど、今日はこれだけで勘弁してくれよ。こういうの、後から見るのってかなり恥ずかしいんだぞ」
「そうなんですか?カラテやってる高校生のマスター、とってもカッコ良かったのに。だからオレ、何回も繰り返して見てたんです」
「・・・じゃあ今は?俺、もう空手やってないけど」
「やってなくても、オレのマスターはカッコいいです!」
「よっし、合格!」

 ちょっと子供みたいに笑いながら、ぎゅうっと抱きしめてくれた。

*************


試合の様子や型を動画サイトで見ましたけど、凄いですね。なんであんな早く手足が動くんだろ。

狭霧 様。ご希望に添えなかった感満載で大変申し訳ありません!リク、ありがとうございましたvv

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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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