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こんばんは。
夏はどこ行ったのかってくらい涼しい・・・っつか、寒いですね。風邪引かないように注意せねば。
さて、今日はキリ番35000、砂 様のリクエスト。その日が日食だったので「日食ネタ」です。既に皆さんの記憶から薄れているのでは・・・とちょっと心配なんですがorz
そして、モタモタしている間に36363番を踏んで頂きました。(遅いよ、自分!)
新葉 様、リク了解です!来て頂いたばかりなのに、沢山読ませてしまったようですみません(笑)
出来上がるまでしばらくお待ちくださいませ♪
夏はどこ行ったのかってくらい涼しい・・・っつか、寒いですね。風邪引かないように注意せねば。
さて、今日はキリ番35000、砂 様のリクエスト。その日が日食だったので「日食ネタ」です。既に皆さんの記憶から薄れているのでは・・・とちょっと心配なんですがorz
そして、モタモタしている間に36363番を踏んで頂きました。(遅いよ、自分!)
新葉 様、リク了解です!来て頂いたばかりなのに、沢山読ませてしまったようですみません(笑)
出来上がるまでしばらくお待ちくださいませ♪
**************
《マスターとカイトと真昼の夜》
「マスター、“にっしょく”って、まだですか!?」
和室で洗濯物を畳んでいたカイトの声に、新聞を読んでいた顔を上げて時計を確認する。
「んー、だいぶ隠れてる頃だし、縁側に出てみるか。・・・っつか、絶対に直接太陽を見るなよ。失明するから」
「しつめい?」
「目が見えなくなる事」
「ふぇっ!?や、やだっ、マスターのこと見られないの、いやです!」
俺の言葉に目を見開いたカイトは、網戸越しの庭を見ようとしていた顔を勢いよく下ろした。いや、外見るだけじゃ何ともないから。
太陽が月の影にすっぽりと隠れる、皆既日食。
滅多に起こらないこの自然現象が、今まさに起こっている。カイトも数日前から楽しみにいていたので、日食観察用グラスも職場から借りてきた。
「あっ、マスター!お日様が、お月様みたいになってます!!」
「どれ・・・?あ、本当だ」
真っ黒なグラス越しに眺める太陽は確かに欠けていて、三日月よりも細くなっている。全部隠れてしまうのも、時間の問題だろう。
「すごい・・・」
裏の林から聞こえる蝉の大合唱も、この不思議な現象に取り込まれた俺たちの耳には届かない。
真夏の縁側で、ジリジリと日差しに炙られながら変な板を持って空を見上げてるなんて、普段だったら笑われるだろうが、今はきっと日本中でこんな姿が見られる筈だ。
「ん?何か風が冷たいな・・・」
不意に吹きつけた、夕立前のようなそれにグラスを外すと、目に映る世界がどんどん闇に浸食されていく。目が慣れないせいもあってか、気がつけば隣のカイトの顔もよく見えない程に暗くなっていた。
「お昼なのに、夜が来たみたい・・・ま、マスター。そこに、いますよね?」
俺と同じ状態なのか、カイトが怯えたような声と共に、縁側に突いていた手をぎゅうっと握ってくる。その手を握り返しながら、反対の手で空を指し
「大丈夫、ちゃんといるよ。それよりほら、空見てみろ。今ならグラスが無くても大丈夫だから」
「わぁ・・・・金色の輪っかです」
闇夜に輝く、揺れる光の輪。
月の陰に隠れた太陽の光が漏れ出して見える幻想的な光景に、二人で目を奪われる。
「・・・マスターは、日食見るの何回目ですか?」
「いや・・・俺も初めて。世界中で起こってる現象だけど、日本では何十年単位でしか見られないしな」
「マスターも、初めて・・・」
未だ明けない、午前11時の夜の中。俺に凭れるように身を寄せるカイトが小さく呟き、そして
「ふふっ、おそろいですね。いつもはマスターに教えてもらうばっかりだから、一緒に“初めて”が見られて嬉しいです」
「そう言えば、そうか」
起動して1年経たないカイトには未だに初めての事が多いが、24年生きている俺にはもう、早々“初めて”は訪れないからな。今回の皆既日食は、久し振りに起きた“初めて”だ。
「・・っあ!」
チカリと眩い光と共に、月に隠されていた太陽が再びその姿を現し始める。同時に、あんなに暗かったのが嘘のように、どんどん明るく・・・元に戻っていく世界。
「次に見られるのは26年後、だったか。その頃には俺も、オッサンになってるんだろうな」
そして、父よりも年上になっている筈だ・・・なんて、真夏の日差しに似つかわしくない感傷的な事を考えていると
「マスターは幾つになってもカッコいいです、絶対!」
「おぅ・・・っつか、なに力説してんだよ。そこまで言われると逆に気になるだろうが」
「だって、“老け顔”の人は年取ってもあんまり変わらないってテレビで言ってました。マスターって老け顔なんですよね?だから・・・あっ!」
言い掛けて、マズイと思ったんだろう。表情を強張らせて口を噤んだカイトだが・・・もう遅い。
「そんな事言うのはどの口だ?この口か?」
「ぅあーっ、はやひへふやはいっ!」「うぁー、はなしてくださいっ!」
「んー、なんだ?聞こえないなぁ」
「ほへうあはい、あふはー!!」「ごめんなさい、マスター!!」
柔らかい頬を引っ張って伸ばすと、バタバタ手を振って悶えながら謝るカイト。
そんな俺たちの様子を笑うように、再び姿を現した眩しい太陽がキラキラと輝いていた。
***************
私、今回の日食見られなかったんですよねぇ・・・残念。話に聞いた感じで書いてみたんですが、実際と違っていたらすみませんorz
こんな話になりましたが、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。砂 様、リクエスト有難うございましたv
「マスター、“にっしょく”って、まだですか!?」
和室で洗濯物を畳んでいたカイトの声に、新聞を読んでいた顔を上げて時計を確認する。
「んー、だいぶ隠れてる頃だし、縁側に出てみるか。・・・っつか、絶対に直接太陽を見るなよ。失明するから」
「しつめい?」
「目が見えなくなる事」
「ふぇっ!?や、やだっ、マスターのこと見られないの、いやです!」
俺の言葉に目を見開いたカイトは、網戸越しの庭を見ようとしていた顔を勢いよく下ろした。いや、外見るだけじゃ何ともないから。
太陽が月の影にすっぽりと隠れる、皆既日食。
滅多に起こらないこの自然現象が、今まさに起こっている。カイトも数日前から楽しみにいていたので、日食観察用グラスも職場から借りてきた。
「あっ、マスター!お日様が、お月様みたいになってます!!」
「どれ・・・?あ、本当だ」
真っ黒なグラス越しに眺める太陽は確かに欠けていて、三日月よりも細くなっている。全部隠れてしまうのも、時間の問題だろう。
「すごい・・・」
裏の林から聞こえる蝉の大合唱も、この不思議な現象に取り込まれた俺たちの耳には届かない。
真夏の縁側で、ジリジリと日差しに炙られながら変な板を持って空を見上げてるなんて、普段だったら笑われるだろうが、今はきっと日本中でこんな姿が見られる筈だ。
「ん?何か風が冷たいな・・・」
不意に吹きつけた、夕立前のようなそれにグラスを外すと、目に映る世界がどんどん闇に浸食されていく。目が慣れないせいもあってか、気がつけば隣のカイトの顔もよく見えない程に暗くなっていた。
「お昼なのに、夜が来たみたい・・・ま、マスター。そこに、いますよね?」
俺と同じ状態なのか、カイトが怯えたような声と共に、縁側に突いていた手をぎゅうっと握ってくる。その手を握り返しながら、反対の手で空を指し
「大丈夫、ちゃんといるよ。それよりほら、空見てみろ。今ならグラスが無くても大丈夫だから」
「わぁ・・・・金色の輪っかです」
闇夜に輝く、揺れる光の輪。
月の陰に隠れた太陽の光が漏れ出して見える幻想的な光景に、二人で目を奪われる。
「・・・マスターは、日食見るの何回目ですか?」
「いや・・・俺も初めて。世界中で起こってる現象だけど、日本では何十年単位でしか見られないしな」
「マスターも、初めて・・・」
未だ明けない、午前11時の夜の中。俺に凭れるように身を寄せるカイトが小さく呟き、そして
「ふふっ、おそろいですね。いつもはマスターに教えてもらうばっかりだから、一緒に“初めて”が見られて嬉しいです」
「そう言えば、そうか」
起動して1年経たないカイトには未だに初めての事が多いが、24年生きている俺にはもう、早々“初めて”は訪れないからな。今回の皆既日食は、久し振りに起きた“初めて”だ。
「・・っあ!」
チカリと眩い光と共に、月に隠されていた太陽が再びその姿を現し始める。同時に、あんなに暗かったのが嘘のように、どんどん明るく・・・元に戻っていく世界。
「次に見られるのは26年後、だったか。その頃には俺も、オッサンになってるんだろうな」
そして、父よりも年上になっている筈だ・・・なんて、真夏の日差しに似つかわしくない感傷的な事を考えていると
「マスターは幾つになってもカッコいいです、絶対!」
「おぅ・・・っつか、なに力説してんだよ。そこまで言われると逆に気になるだろうが」
「だって、“老け顔”の人は年取ってもあんまり変わらないってテレビで言ってました。マスターって老け顔なんですよね?だから・・・あっ!」
言い掛けて、マズイと思ったんだろう。表情を強張らせて口を噤んだカイトだが・・・もう遅い。
「そんな事言うのはどの口だ?この口か?」
「ぅあーっ、はやひへふやはいっ!」「うぁー、はなしてくださいっ!」
「んー、なんだ?聞こえないなぁ」
「ほへうあはい、あふはー!!」「ごめんなさい、マスター!!」
柔らかい頬を引っ張って伸ばすと、バタバタ手を振って悶えながら謝るカイト。
そんな俺たちの様子を笑うように、再び姿を現した眩しい太陽がキラキラと輝いていた。
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プロフィール
HN:
南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・
*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
☆→@にして下さい。
メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
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