忍者ブログ
「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
[192]  [191]  [190]  [189]  [188]  [187]  [186]  [185]  [184]  [183]  [182
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こんばんは。

今日は暑かったですねー。最近休みの日は職場のウサを連れ帰ってるんですが、奴も暑くてぐったりしてました。ウサギって暑いの苦手なんですよね。職場と家、果たしてどちらが涼しかったのか・・・。
あ、一応暑さ対策に、保冷材とかは入れてやってるんですよ。エアコンはね・・・人間様もまだかけてないっつーの!


小説は続きからどうぞ。

***************

《カイトと仮装の日・2


「あ、そうだ!お菓子もらえなかったら、いたずらしていいんだった!」

 
ちょうど切らしていたお菓子の代わりに出した、ミルクと砂糖たっぷりのミルクティーを飲んでいたリンちゃんが、思い出したように叫んだ。

「いたずら?」
「カイ兄、あたしたちが来て最初に言ったやつ、聞いたっスよね」
「最初?・・・あ、えっと、“とりっくおあ、とりーと”っていうの?」

 
聞きなれない言葉だから、ちゃんとメモリから呼び出さないと口に出せない。でも自分で言ってみても、意味はよく分からなかった。首を傾げながら言うとレン君が

「“お菓子をくれないと、いたずらするぞ”っていう意味らしいんだ」
「え、じゃあオレ、いたずらされるの!?

 
リンちゃんは空色の瞳を輝かせて、すごくオレにいたずらをしたそうな顔。どんなことされるんだろ・・・あんまり痛かったり怖かったりするのは、嫌なんだけど。

「そんな身構えるほどの事はしないよ、お祭りだもの。迷惑をかけない範囲でって決まってる。・・・分かってるな、リン」
「・・・わかってるっスよ」

 
言われて、視線を泳がせるリンちゃん。言われなかったら、すごいことするつもりだったの?だ、大丈夫かなぁ・・・

「じゃ、いくっスよー。カイ兄にも、ちょっと試させてほしいだけっスから」
「試す?何を・・・うひゃあっ!?

 目
の前に立ったリンちゃんは、そう言うといきなりオレの身体に手を伸ばしてきた。

「あはははっ、やっ、ちょっ・・・くすぐっ、たいよぉ・・リン、ちゃん!」
「そうっスよね?くすぐったいっすよね!?レンもマスターも、あんまりくすぐったがってくれないから、面白くないっスよ」
「・・すごっ・・・ほんと、くすぐった、から、やめ・・・ふはっ」

 
オレンジ色のマニキュアが光る小さな手が、こしょこしょと身体中を動き回る。特に脇腹の辺りが我慢できないくらいくすぐったくて、その手から逃げるようにソファの上で身体を捩るけど、押さえられてうまく逃げられなかった。
 
こんな小さいのにリンちゃん、オレより力が強いんだ。そう言えば〈鏡音〉って、ボーカロイドで一番力があるって聞いたことあるけど・・・

「カイ兄って、すごいくすぐったがりッスね。・・・面白い!」
「おもしろ・・って・・・あはっ・・・やぁっ、も・・ダメぇっ!」

 
変な姿勢をしたせいか、あちこち痛くなってきた。バタバタ手を振ってみせると、リンちゃんはやっとくすぐるのを止めてくれる。

「はっ・・・はぁっ・・」
「じゃ、次はレンの番っス!」
「えっ、レン君もくすぐるの!?やっ、お願い、もうやめて!」

 
あれ以上されたらオレの身体、絶対どこかおかしくなっちゃう!
 
触られないように、ぎゅうっとソファの上で身を縮めて叫ぶと、レン君は小さくため息をついて

「俺は擽らないよ。っていうかやり過ぎ、リン。大丈夫?兄さん」

 
細い指で心配そうに目尻を撫でられて、慌てて目を擦るとちょっと濡れてた。年下の女の子(設定年齢だけど)に泣かされるなんてオレ、すごく情けない・・・でも、くすぐったかったんだもん。

「う、うん、大丈夫、ありがとう。あ、でもレン君はいたずら、しなくていいの?オレ、お菓子あげてないし。・・・くすぐられるのはほんとに、もう嫌だけど。何か他のこと、する?」

 
リンちゃんにはさせて、レン君には何もさせないっていうのも悪い気がする。
 さっき見たのとそっくり同じ空色を見上げて訊くと

「兄さんって、そういうとこがさぁ・・・」
「ふぇ?なに?」
「ううん、何でもない。・・・じゃあ俺、一応吸血鬼だし」

 
首に巻いていたストールが取られて、首が急に空気に触れる。今日は首回りが大きく開いた服を着てたから、ちょっと寒いな・・・と思っていると、黄色の頭が近づいて

「っぅ!れ、レン君!?
「ま、こんなもんかな?」
「あ、吸血鬼っぽいっスね、それ」

 
首・・・というか、首と肩の間くらいをいきなり噛みつかれた。すごくじゃないけど、けっこう痛い。
 
でも、識別番号のとこじゃなくて良かった。あそこだったら、たとえ“弟”のレン君でも、触れた瞬間に突き飛ばしちゃってたかもしれないし。ここならまだ大丈夫。本当はやっぱりちょっと、他の人に触られるのは嫌なんだけど。

「俺のいたずらは、これで終わり。ね?」
「あ、うん・・・」

 
なんかよくわかんないけど、これもハロウィンのいたずら、なのかな?
 
 
ニッコリ笑うレン君にオレは、噛まれた後にペロリと舐められた首を押さえて、ただ頷くことしか出来なかった。

*************


首は、カイトの弱点です。本当は、マスター以外お触り禁止ww

続き
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2026/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

よろしければ一押し。

*12/6*
お礼1つ追加,1つ倉庫

カウンター
プロフィール
HN:
南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
 ☆→@にして下さい。

メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
リンクについて

同人系サイト様に限りリンクフリーです。
バナーは剥がしてお持ちください。
ご連絡は不要ですが、頂けると小躍りして喜びます。

 ちっちゃいの



 大きいの

最新記事
ブログ内検索
最新コメント
[07/31 南浪]
[07/30 らんこ]
[05/25 南浪]
[05/25 あづさ柾]
[02/05 南浪]
バーコード
P R
Copyright © じむじむ小屋 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]