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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんばんは。

入院中の身内が、今日はなんだか調子が良かったとのことで、嬉しくなって予定外の更新ですv
ただ内容が・・・次回、R18を含むんですが(おいっ!)。復帰後まずエロとかどうかと思ったんですが、間も空いたし軽いものの方がいいかなぁ、とか思ったもんで。
それと、沢山の拍手を有難うございました!!翌日見て凄く驚きました(笑)が、本当に嬉しかったですvv

あ、こんなところですみません、ユキト様へ(以下反転で)
 なんか、最近巷で噂の夢の国(笑)へご招待していただける・・・とか!?わぁ、自分には縁が無いと思っていたので嬉しいです!仕組みとかイマイチ良く分からないんですが(・・・)是非ともお願いします!


小説は続き~からどうぞ。(今日は全年齢向け?ですww)

****************

《カイトのプレゼント・前》


「ただーいまー・・・っておい、どうした、カイト!」

 
仕事帰り。いつものように玄関を開けると、出迎えに来てくれたカイトが何故か、この世の終わりみたいな暗い顔をして立っていた。

「おかえりなさ、ますた・・・ぇっ、ふぇっ・・ぅえーん!」
「うわっ、なんだっ!どうしたんだ、ほんと!! 

 俺の顔を見た途端に泣き出すカイトに、慌てて駆け寄って抱き締める。声上げて泣くとか初めてじゃないか?何があったんだ、本当。

「どうした?誰かに何かされたのか?それとも金魚達にでも、何かあったのか?」

 
顔を覗き込んで訊きながら玄関先の水槽を横目で見るが、カイトが日頃から可愛がっている赤い魚たちは、呑気にふよふよと水槽を漂っているので、これは違うみたいだ。青い紙も腕の中で横に振られ

「ちがっ・・ますた・・・たんじょ・・び・・・」
「誕生日?・・・・・ぁあっ!もしかして俺の誕生日?そういや今日だったっけ。忘れてた」

 
この年になると誕生日なんて碌に気にかけてないから、目先の休みばかり気にしていた。俺の誕生日、祝日の前日なんだよ。明日休みだからカイトと何しようかと、それしか考えてなかった。

「オレ、ちゃんとしってた・・のに。ますたっ、の、たんじょび・・・お祝い・・するってしらなか・・・うぇっ、えっ・・」
「あー、誕生日は知ってるよな、マスター登録した時にデータ入れたし。誕生日が祝うもんだってのを、知らなかったのか?」

 
しゃくり上げながら必死に訴えてくるその理由に、引き攣る背中を宥めるように撫でながら聞く。そんな、本人も忘れてた事でこんなに泣いてるのかと思うと可哀相だが、ひどく愛しい。

「ミク、きいて・・・オレ、なにも・・・よういして、なっ・・くて・・」
「んなもん良いんだよ。俺だって、今やっと思い出したくらいだし」
「でも・・・」

 
腕の中から窺うように見上げてくる情けない顔に、俺は苦笑しながら頭を撫でて、流れる涙を唇で掬う。ロイドでも涙はしょっぱいんだよなぁ。

「この年になると、そう良いもんでもないし。それより俺は、カイトがそんな悲しそうな顔してる方が嫌だよ。だから、な?もう気にすんな。ほら、腹も減ったし。メシ、出来てるか?」
「・・・はい」
「じゃ、食おう。着替えてくるから、顔洗って来い」

 
まだ泣きそうな顔をするカイトへ、今度は唇に一つキスをしてから軽く背中を叩くと、俺も濡れてしまったスーツを着替えに部屋へ向かった。



「なんだ、用意してあるじゃん」

 
食卓には、俺の好きな海老が沢山入ったマカロニグラタンと、貝柱の缶詰が乗ったサラダ、根菜のスープに近所のパン屋のフランスパン。そして、小さいながらホールケーキまで用意されていた。これって誕生日仕様じゃないのか?

「あの、料理は何とか。話を聞いたの、お昼過ぎだったんで」

 
まだ目元がうっすら赤いカイトが、焼きたてのグラタンを運んできた手袋みたいなのを片付けながら小さな声で言う。お前、グラタンなんてちょっとしたトラウマだろうに・・・

「こんなの久し振りだな。っつか、3年振りじゃないか?」

 
そういえば両親がいた頃は、毎年こんな感じで・・・あ、やべっ、また泣きそうな顔してる!

「あーっ、だから泣くなって!でも本当、こんな用意までしてくれたのに、何であんな泣いてたんだ?」
「あの、えと・・・誕生日には、プレゼントを贈るんですよ、ね?」

 
囁くような声で、いかにも申し訳なさそう目を伏せるカイトの白い額に、軽くでこピンを食らわす。

「へぁっ!?

 
痛くは無い筈だが、変な声を出して顔を上げるのに笑いながら

「そんなの人それぞれだ。俺は、カイトが俺の誕生日を祝おうって思ってくれて、こんなに用意してくれただけで、凄く嬉しい。ありがとな」
「えぁ、あの・・・本当に、これだけで良いんですか?」
「十分過ぎるよ。食って良いか?」
「・・・っ、はい!」

 
表情の晴れたカイトに安心して、俺もやっと食卓に着く事が出来た。
 
・・・と、思ったんだけどなぁ。

                        あ 

「マスター、何かオレにして欲しいこと、ありませんか?」

 風呂上がり
、ベッドの上に正座して真剣な表情で訊いてくるカイトは、プレゼントを諦めてなかったらしい。物が駄目なら何か行為で、という事らしいが・・・

「うーん・・・大体の事は普段からしてもらってるしなぁ」
「でもやっぱりオレ、何かしたいです。どんなことでも良いですから!」

 正座のままベッドに手を突き、下から見上げてくる青い瞳がルームランプの明かりに鈍く光る。・・・あ、一つ思いついた。

「本当に、何でもいいのか?」
「はいっ!何ですか?」

 
嬉しそうに頷く無邪気な顔にこれを言うのは、ちょっと気が引けるが・・・まあ折角の機会だし。実は結構、気になってたんだよな。

「カイトさ、初めての時、俺に何かしようとしてたろ。それ、今でも出来る?」

 
頬を撫でた手で耳をそっと擦って意識的に低い声で囁くと、一瞬きょとんと幼い表情を見せたカイトは、次の瞬間ガッと一気に赤くなった。相変わらず、手品みたいな早さだ。

「ぇあっ、あの、初めてって、その・・・“あの”時の、ですか?」
「そ。せっかく本で勉強してくれたみたいだしな。それとも、もう忘れちゃったか?」
「・・・メモリは、削除してません・・・」

 
あたふたと意味の無い動作を繰り返したかと思えば、蚊の鳴くような声でそう言った後。
 真夏のあの時と同じように青い爪で飾った白い手が、そっと俺のスウェットのズボンに伸びた。

*******************


次回はR18です(笑)。飛ばしても大丈夫なように話は作ってあるので、苦手な方はそちらを!


続きR18)  飛ばす方はこちら→続き
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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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