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「アイス大好きな歌う青い兄さん」にやられた可哀想な人のブログです。
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こんにちは。

なんか凄い雨ですね。こういう日に限って、車検です。何か部品を交換しないといけなくて、14万以上かかるとか・・・勘弁して下さい orz 今までの車検と点検代だけで、安い車1台買えちゃうんじゃない?

さて、休み中に今の話は終わりそうです。次回は、ストレス解消に書いたエロ話がくると思いますんでww


小説は続き~からどうぞ。

***************

《カイトとマスターと黄色い二人・3 》


「ねぇリンちゃん。やっぱり帰ろう?きっとリンちゃんのマスターも、それにレン君も、すごく心配してるよ。それじゃ嫌でしょ?」

 
オレは、オレのせいでマスターが心配してたら嫌だもの。それに、もしミクとケンカしても、やっぱりミクが居なくなったりしたら心配する。

「・・・やだ」
「じゃ、行くぞ。もうすぐ暗くなるし、家まで送っていくから」

 
黄色い頭を撫でながら、マスターが立ちあがった。そのマスターの手とオレの手を、淡いオレンジ色のマニキュアで彩られた小さな手が握る。

「こうしてくれたら、帰るッス」

 
下から聞こえる泣きそうな声に、白いリボンの揺れる頭上で、オレとマスターは顔を見合せてちょっと笑った。ミクもとっても可愛いけど、“兄”のオレよりずっとしっかりしてるし。こんなふうに、本当にオレより年下みたいな感じも可愛いな。

 
リンちゃんを間に挟んで団地の中を歩いていると、通り過ぎた公園の掲示板に、廃品回収のお知らせが出てるのに気づいた。そういえば古新聞、置く所がなくなってきたんだっけ。

「リンちゃん。ちょっと手、放して良い?」
「どうしたんスか?」
「あれ見たいの。古新聞、出しておきたいから」
「カイ兄・・・主婦っスねぇ」
「ぶふっ!」

 
リンちゃんの発言に、マスターが噴き出すのを後ろに聞きながら(また何か、おかしかったのかな?マスターは時々、オレの分からないことで笑うから)小さな手を放して来た道を少し戻り、掲示板の前に立とうとした時

「リンッ!?・・・リンを放せっ!」

 
横からの声に顔を向けると、少し先の十字路から出てきたらしい影が、そんなことを叫びながらこっちに走って来る。それを認識した時にはもう、オレも駆け出していた。

「・・っ!」

 
高く跳ねあがった影がマスターへと振り下ろす足を、頭上で組んだ腕で受ける。止めきるには強いそれを斜め上に弾きながら身体を捻り、右足を軸にした後ろ回しで、落ちてきた相手の胴に踵を当てて蹴り飛ばした。
 思った
より軽い身体は、そのまま勢いよく公園の植え込みに突っ込む。

「カイト!?」
「レンっ!!」
「・・ってぇー!」

 
驚いたようなマスターとリンちゃんの声に被さるのは、少年の呻き声。でもそんなにダメージ無い筈だよ?だってオレ、あんまり力は無いもの。
 オレは植え込みに尻もちをついた、リンちゃんと同じ色の男の子の前に立つと

「オレのマスターに、何する気だったの?」

 
自分でもびっくりするほど、低い声が出た。感情回路が大きく波打つみたいにざわついてるのに、氷みたいに冷たく感じて・・・男の子の空色の瞳と開いた口が、オレと目が合うとまん丸になる。

 ボーカロイドは人間に攻撃出来ないから、代わりに防犯対策がしっかりしてるのは有名だけど、あれ、本当はちょっと違うんだ。案外知られてないけど、攻撃出来なくもない種類が幾つか存在する。
 
代表的なところでは〈メイコ〉シリーズ。公式の外見が人間にとても近いから、人間と間違われて犯罪に巻き込まれる可能性が高いってことで、多少の反撃が許されている。多少、がどこまでかは知らないけど、人間の女の人よりよっぽど強いと思うよ。
 
そして、〈鏡音〉の二人。黄色の髪の人間はそんなにいないけど、それでも青や緑に比べればその数は遥かに多いし、〈鏡音〉は基本的に子供の姿。だから〈メイコ〉同様の反撃許可が製造時から出されているし、元々〈鏡音〉はボーカロイドの中でも力が強くて、身体能力が高い。でも・・・

「ボーカロイドだもん、知ってるよね?オレ・・・君には、攻撃できるよ?」

 
そう。これもあまり知られていないことだけど、ボーカロイドが攻撃できないのは、人間相手の時だけ。もしマスターに危険が及べば、オレたちはマスターの安全を最優先する。自分の身は、その次。
 攻撃したのが人間なら、ひたすら防ぐだけだけど、そうでなければ反撃は可能なんだ。たとえば動物に襲われたり・・・他の、ボーカロイドに襲われたりした時は。

「カイ兄、レンがごめんなさいっ!レンッも早く謝るっス、カイ兄、マジギレしてる!!」

 
青い顔をしたリンちゃんが、両手を広げてオレとレン君の間に立つけど・・・“まじぎれ”って何だろう?オレはただ、いきなりマスターに危害を加えられそうになったから、たぶん起動して初めて感じるくらい、本当に・・・そう、これは“怒ってる”だけだけど。

「だ・・・だってリン、こいつに誘拐されるとこだったんだろっ!?」
「なに言ってるんスか!?あたし、家に送ってもらってたのに!」
はぁっ!?」
「・・・カイト、もう良い。おしまい」

 
後ろからポンッ、と頭に温かい手が置かれて撫でられると、オレの中でカチカチに冷えて大きくなっていた“怒る”って気持ちは、お湯をかけられた氷みたいに一瞬で溶けて消えていった。

****************


マスター、ロリ誘拐疑惑(笑)

続き
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08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・

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