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こんばんは。
連載ものはあまり間を開けたくないのですが、まだちょっとペースが戻せません。
あ、でも更新はできませんが、サイトのチェックは毎日してますよ。コメントとか有難うございます。嬉しいvv
今後も気長にお付き合い下さい。
小説は続き~からどうぞ。
連載ものはあまり間を開けたくないのですが、まだちょっとペースが戻せません。
あ、でも更新はできませんが、サイトのチェックは毎日してますよ。コメントとか有難うございます。嬉しいvv
今後も気長にお付き合い下さい。
小説は続き~からどうぞ。
******************
《カイトとマスターと黄色い二人・2 》
「マスター!」
「あら、やっちゃん。土曜なのに仕事だったのかい?」
お爺ちゃん家の前を通り掛かったマスターが、オレの声に自転車を止めると垣根越しに
「奉仕作業で、学校の植木の手入れ。さっき終わったんだ・・・っつか、来てたのか、カイト。隣のは、どこの〈鏡音リン〉だ?」
「あ、そういえばリンちゃん、どこから来たの?」
「わかんないっス!」
「迷子かよ!?」
ガックリと大きなため息を吐きながら、降りた自転車を押してお爺ちゃん家の門の方に戻って行く。
「あれがカイ兄のマスターっスか。結構イケメンっスね」
「いけめん?」
「顔がカッコいいって事っスよ」
「うん、そうでしょ。それにとっても優しいんだよ!」
マスターを褒められたのが、すごく嬉しい。これが人間の女の子だったら嫌な気持ちになったかもしれないけど、リンちゃんはよそのお家のボーカロイドだもの。マスターを取られる心配しなくて良いしね。
「うわー、カイ兄、本当にマスターさんの事好きなんスねぇ・・・。すっごい幸せそう」
「え、そう?」
自分じゃよく分からないけど、そうなのかな?触っても分からないけど、確かめるみたいに頬を両手で押さえてみると
「どうした、カイト。歯でも痛いのか?・・・って、そんな筈無いか。ほれ、いつまで食ってるつもりだ。そろそろ暗くなってくるぞ」
「おや、せっかく来たのにもう帰っちゃうのかい?じゃ、これ持ってきなさいな」
お婆ちゃんが、残っていた焼き芋たちを二つの袋に入れて、マスターに渡した。何で分けるんだろ?
でもマスターは、それには何も言わずに受け取って
「ありがと、婆ちゃん。ほら行くぞ、カイト。そっちの鏡音の子も」
「リンっ!」
「あー、じゃ、リンちゃん。大体、ボーカロイドが迷子って・・・メモリ機能あるだろ。それで辿れば家に帰れるんじゃないのか?」
『あっ!』
その言葉に、オレとリンちゃんが同時に声を上げる。言われてみれば確かにそうだ。ここまでの行動記録がメモリに残ってるはずだもの。やっぱりマスターって、すごい!
「カイ兄のマスターって、頭良いっスね!」
「・・・はぁ、ありがとよ」
オレと同じことを思ったらしいリンちゃんの言葉に、何故かマスターはもう一度、大きな溜息を吐いた。
あ
お爺ちゃんたちにお礼を言って、道路に出るとリンちゃんにメモリを確認してもらった。
「どう?お家わかる?」
「向こうの方っス」
「そりゃそうだろうなぁ、こっちは俺ん家しかねーし。下の団地か?」
いつも買い物に行くスーパーのある方をマスターが指すと、黄色い頭がコクンと頷いたけど
「でも、レンが・・・っ、やっぱり帰らないっス!カイ兄ん家、泊めて!」
「えぇっ!?」
突然そんな事を言われても困る。っていうか、オレの家じゃなくて、マスターのお家だし!
「ど、どうしましょ、マスター!」
「どうもこうもあるか。喧嘩して出てきたらしいけど・・・リンちゃんのマスターにはちゃんと、外に行くって言ってあるのか?」
高い背を屈めて小さなリンちゃんに合わせると、マスターが優しく訊く。しばらくすると、俯いて黙ったままの頭の、大きな白いリボンが横に揺れた。
*****************
リンの喋り方は、私のオタク人生のきっかけ「封神演義」の四不象(スープーシャン)を思い出します。
懐かしいなぁ、封神・・・。
続き
「マスター!」
「あら、やっちゃん。土曜なのに仕事だったのかい?」
お爺ちゃん家の前を通り掛かったマスターが、オレの声に自転車を止めると垣根越しに
「奉仕作業で、学校の植木の手入れ。さっき終わったんだ・・・っつか、来てたのか、カイト。隣のは、どこの〈鏡音リン〉だ?」
「あ、そういえばリンちゃん、どこから来たの?」
「わかんないっス!」
「迷子かよ!?」
ガックリと大きなため息を吐きながら、降りた自転車を押してお爺ちゃん家の門の方に戻って行く。
「あれがカイ兄のマスターっスか。結構イケメンっスね」
「いけめん?」
「顔がカッコいいって事っスよ」
「うん、そうでしょ。それにとっても優しいんだよ!」
マスターを褒められたのが、すごく嬉しい。これが人間の女の子だったら嫌な気持ちになったかもしれないけど、リンちゃんはよそのお家のボーカロイドだもの。マスターを取られる心配しなくて良いしね。
「うわー、カイ兄、本当にマスターさんの事好きなんスねぇ・・・。すっごい幸せそう」
「え、そう?」
自分じゃよく分からないけど、そうなのかな?触っても分からないけど、確かめるみたいに頬を両手で押さえてみると
「どうした、カイト。歯でも痛いのか?・・・って、そんな筈無いか。ほれ、いつまで食ってるつもりだ。そろそろ暗くなってくるぞ」
「おや、せっかく来たのにもう帰っちゃうのかい?じゃ、これ持ってきなさいな」
お婆ちゃんが、残っていた焼き芋たちを二つの袋に入れて、マスターに渡した。何で分けるんだろ?
でもマスターは、それには何も言わずに受け取って
「ありがと、婆ちゃん。ほら行くぞ、カイト。そっちの鏡音の子も」
「リンっ!」
「あー、じゃ、リンちゃん。大体、ボーカロイドが迷子って・・・メモリ機能あるだろ。それで辿れば家に帰れるんじゃないのか?」
『あっ!』
その言葉に、オレとリンちゃんが同時に声を上げる。言われてみれば確かにそうだ。ここまでの行動記録がメモリに残ってるはずだもの。やっぱりマスターって、すごい!
「カイ兄のマスターって、頭良いっスね!」
「・・・はぁ、ありがとよ」
オレと同じことを思ったらしいリンちゃんの言葉に、何故かマスターはもう一度、大きな溜息を吐いた。
あ
「どう?お家わかる?」
「向こうの方っス」
「そりゃそうだろうなぁ、こっちは俺ん家しかねーし。下の団地か?」
いつも買い物に行くスーパーのある方をマスターが指すと、黄色い頭がコクンと頷いたけど
「でも、レンが・・・っ、やっぱり帰らないっス!カイ兄ん家、泊めて!」
「えぇっ!?」
突然そんな事を言われても困る。っていうか、オレの家じゃなくて、マスターのお家だし!
「ど、どうしましょ、マスター!」
「どうもこうもあるか。喧嘩して出てきたらしいけど・・・リンちゃんのマスターにはちゃんと、外に行くって言ってあるのか?」
高い背を屈めて小さなリンちゃんに合わせると、マスターが優しく訊く。しばらくすると、俯いて黙ったままの頭の、大きな白いリボンが横に揺れた。
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リンの喋り方は、私のオタク人生のきっかけ「封神演義」の四不象(スープーシャン)を思い出します。
懐かしいなぁ、封神・・・。
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プロフィール
HN:
南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・
*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
☆→@にして下さい。
メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
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