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こんばんは。
キリリクやらミク視点やらでお付き合いの長くなったお初編(笑)。ついでなので、夜明けのコーヒー的な話も書いてみました。どんだけこのネタで引っ張るんだよ・・・。いや、一応このネタは今日で終わりですが。貧乏性がこんなところにまで染み付いていますww
小説は続き~からどうぞ。
キリリクやらミク視点やらでお付き合いの長くなったお初編(笑)。ついでなので、夜明けのコーヒー的な話も書いてみました。どんだけこのネタで引っ張るんだよ・・・。いや、一応このネタは今日で終わりですが。貧乏性がこんなところにまで染み付いていますww
小説は続き~からどうぞ。
***************
《マスターとカイトと幸せの味》
「ふやぁっ!?」
部屋中に響く、変な声で目が覚める。
初めてカイトを抱いた朝、一度起きてから二人で寝直したんだが、気がつけば腕に閉じ込めていた筈の身体が無い。
「・・・どうした?カイト。そんなとこ座り込んで」
脚をぺたりと折って正座を崩したような格好で、目的の・・・素っ裸のカイトは床に座り込んでいた。
「どうしよう・・・腰から下、力が入らない。ごはん、作ろうと思ったのに・・・」
今にも泣き出しそうな情けない顔で、こんな時までそんな事を言うが・・・それって、明らかにヤり過ぎたせいだよな。俺だってまだダルい位なんだから、受け身の疲労は計り知れない。
「うわ、ちょっ、泣くな!あー・・・飯か?腹減ってるのか?」
「あ、えと、はい。だからマスターも、お腹空いてますよね?なのにオレ・・・」
言い掛けてまた目を潤ませる姿に、俺は慌てて脱ぎ散らかしてあった服を着ると、今まで被っていたタオルケットでカイトを包んで抱き上げた。
「ひゃあっ!ど、どうしたんですか、マスター」
「ちょっと待ってろよ?」
そのままリビングのソファに運び、不思議そうに俺を見上げる顔にキスを一つ落として台所へ。気がつけば12時近いじゃないか。それじゃ、いくら小食のカイトだって腹も減るだろう。
冷蔵庫から卵と牛乳。それと、食パンと砂糖を用意して・・・さて、これ作るのも3年振りか?
『やっぱり八千代のフレンチトーストは、世界で2番目に美味しいわね』
『だったら最初から父さんに作らせればいいだろ。俺、父さんに教わったんだから』
『龍一のは、特別な時しかダメなの!』
同じこの場所でいつか交わした会話が、脳裏で勝手に再生される。
今作ってるのは、父に作り方を教わったフレンチトースト。どうやら両親の想い出の料理らしいが、何故か俺が母にせがまれて、今みたいな休みの日のこんな時間に度々作らされた。
「お、もういいな」
卵液に浸したパンをフライパンで色付くまで焼いてから砂糖を振りかけ、飴状になるように軽く焼く。俺の作る料理は基本的に適当だが、これだけは若干慎重になるんだよな。砂糖がすぐ焦げるから。
上手い事焼き上がったそれにバニラアイスを添えると、グラスに注いだ麦茶と一緒にカイトの元へ。
「何やってんだ?」
「あ、マスター」
タオルケットの間から白い足をちらちら覗かせて・・・どうやら立てないなりに動かそうとしていたらしい。声を掛けると青い目がパッと俺の顔を見た後、手に持つ皿に視線が移る。
「なんですか、それ」
「フレンチトーストっていうんだよ。まぁ何つーか・・・パンと卵焼きの間みたいな感じか?久々に作ったから味の保証は出来ないけど、腹の足しにはなるだろ」
「マスターが作ってくれたんですか。わぁ、良い匂い!」
まだ温かいそれに、カイトがそっとフォークを刺して口に運ぶ。・・・何か、いつも美味い飯作ってる奴に食わせるとなると、変に緊張するな。
「・・っ、すごいっ!これおいしいです、ますた!あまくてふわふわで、カリカリします!!」
これは・・・あれだ、初めてアイスを食わせた時と同じ感じ。隣に座って反応を窺っていた俺の腕をぎゅうっと掴んで、さっきまで泣きそうだった目をキラキラさせながらこっちを見つめている。
「・・・そか。まぁ、お前の好みだろ。甘いし」
喜んでくれたのは良かったが、喜ばれ過ぎてちょっと照れ臭い。ついそっけない返事になったが、カイトは全く意に介さず
「はい!・・・あれ、でもマスターの分は?」
「あー、パン足んなかったから、俺はいい。何か適当に食う・・・」
「そんなのダメです!あ、じゃあこれ」
・・・なんだその、フォークに刺さったのを差し出す仕草は。
「マスター?オレ、そんなにたくさん食べなくても大丈夫ですよ?」
動かない俺が遠慮してると思ったのか、そんな事を言いながら更にフォークを近づけるカイト。溶けたバニラアイスがそこから垂れそうになっているのを見て、ついそのまま銜えてしまった。
「美味しいですよね」
「ああ、うん・・・」
いわゆる“あーん”状態なのは、この際考えない事にして・・・。自分で言うのも何だが、今まで作った中で一番美味い。
『あんたのだって、好きな子に作ってあげれば世界一美味しくなるわよ。その為の練習だと思いなさい!』
作らせる癖に2番目を強調する母に文句を言うと、いつもそう返されたが・・・うん。世界一かはともかく、その言葉はそれなりに正しかったみたいだ。
「これ、すごく幸せな味だと思います」
俺の“好きな子”は、口の中に残る甘さのように優しく笑って、そんな事を言った。
***************
この後マスターは昨夜の残り(お初編参照)を思い出したので、それを食べました。以降、カイトが立てない日(笑)はマスターがフレンチトーストを作るのが、千代家の決まりになったとかならないとかww
あ、“龍一”というのはマスター父の名前です。互いを名前で呼ぶ夫婦です。
「ふやぁっ!?」
部屋中に響く、変な声で目が覚める。
初めてカイトを抱いた朝、一度起きてから二人で寝直したんだが、気がつけば腕に閉じ込めていた筈の身体が無い。
「・・・どうした?カイト。そんなとこ座り込んで」
脚をぺたりと折って正座を崩したような格好で、目的の・・・素っ裸のカイトは床に座り込んでいた。
「どうしよう・・・腰から下、力が入らない。ごはん、作ろうと思ったのに・・・」
今にも泣き出しそうな情けない顔で、こんな時までそんな事を言うが・・・それって、明らかにヤり過ぎたせいだよな。俺だってまだダルい位なんだから、受け身の疲労は計り知れない。
「うわ、ちょっ、泣くな!あー・・・飯か?腹減ってるのか?」
「あ、えと、はい。だからマスターも、お腹空いてますよね?なのにオレ・・・」
言い掛けてまた目を潤ませる姿に、俺は慌てて脱ぎ散らかしてあった服を着ると、今まで被っていたタオルケットでカイトを包んで抱き上げた。
「ひゃあっ!ど、どうしたんですか、マスター」
「ちょっと待ってろよ?」
そのままリビングのソファに運び、不思議そうに俺を見上げる顔にキスを一つ落として台所へ。気がつけば12時近いじゃないか。それじゃ、いくら小食のカイトだって腹も減るだろう。
冷蔵庫から卵と牛乳。それと、食パンと砂糖を用意して・・・さて、これ作るのも3年振りか?
『やっぱり八千代のフレンチトーストは、世界で2番目に美味しいわね』
『だったら最初から父さんに作らせればいいだろ。俺、父さんに教わったんだから』
『龍一のは、特別な時しかダメなの!』
同じこの場所でいつか交わした会話が、脳裏で勝手に再生される。
今作ってるのは、父に作り方を教わったフレンチトースト。どうやら両親の想い出の料理らしいが、何故か俺が母にせがまれて、今みたいな休みの日のこんな時間に度々作らされた。
「お、もういいな」
卵液に浸したパンをフライパンで色付くまで焼いてから砂糖を振りかけ、飴状になるように軽く焼く。俺の作る料理は基本的に適当だが、これだけは若干慎重になるんだよな。砂糖がすぐ焦げるから。
上手い事焼き上がったそれにバニラアイスを添えると、グラスに注いだ麦茶と一緒にカイトの元へ。
「何やってんだ?」
「あ、マスター」
タオルケットの間から白い足をちらちら覗かせて・・・どうやら立てないなりに動かそうとしていたらしい。声を掛けると青い目がパッと俺の顔を見た後、手に持つ皿に視線が移る。
「なんですか、それ」
「フレンチトーストっていうんだよ。まぁ何つーか・・・パンと卵焼きの間みたいな感じか?久々に作ったから味の保証は出来ないけど、腹の足しにはなるだろ」
「マスターが作ってくれたんですか。わぁ、良い匂い!」
まだ温かいそれに、カイトがそっとフォークを刺して口に運ぶ。・・・何か、いつも美味い飯作ってる奴に食わせるとなると、変に緊張するな。
「・・っ、すごいっ!これおいしいです、ますた!あまくてふわふわで、カリカリします!!」
これは・・・あれだ、初めてアイスを食わせた時と同じ感じ。隣に座って反応を窺っていた俺の腕をぎゅうっと掴んで、さっきまで泣きそうだった目をキラキラさせながらこっちを見つめている。
「・・・そか。まぁ、お前の好みだろ。甘いし」
喜んでくれたのは良かったが、喜ばれ過ぎてちょっと照れ臭い。ついそっけない返事になったが、カイトは全く意に介さず
「はい!・・・あれ、でもマスターの分は?」
「あー、パン足んなかったから、俺はいい。何か適当に食う・・・」
「そんなのダメです!あ、じゃあこれ」
・・・なんだその、フォークに刺さったのを差し出す仕草は。
「マスター?オレ、そんなにたくさん食べなくても大丈夫ですよ?」
動かない俺が遠慮してると思ったのか、そんな事を言いながら更にフォークを近づけるカイト。溶けたバニラアイスがそこから垂れそうになっているのを見て、ついそのまま銜えてしまった。
「美味しいですよね」
「ああ、うん・・・」
いわゆる“あーん”状態なのは、この際考えない事にして・・・。自分で言うのも何だが、今まで作った中で一番美味い。
『あんたのだって、好きな子に作ってあげれば世界一美味しくなるわよ。その為の練習だと思いなさい!』
作らせる癖に2番目を強調する母に文句を言うと、いつもそう返されたが・・・うん。世界一かはともかく、その言葉はそれなりに正しかったみたいだ。
「これ、すごく幸せな味だと思います」
俺の“好きな子”は、口の中に残る甘さのように優しく笑って、そんな事を言った。
***************
この後マスターは昨夜の残り(お初編参照)を思い出したので、それを食べました。以降、カイトが立てない日(笑)はマスターがフレンチトーストを作るのが、千代家の決まりになったとかならないとかww
あ、“龍一”というのはマスター父の名前です。互いを名前で呼ぶ夫婦です。
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HN:
南浪(ななみ)
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性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・
*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
☆→@にして下さい。
メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
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