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こんにちは。
今頃になって晴れてきた。今日はせっかく休みだったのに午前中から天気悪くて、一日コタツに籠って小説の手直し(ケータイ用の修正)をしてました。《マスターのお悩み》前までは、見やすくなっている筈です。
さて、今日はキリ番5000のリクエスト話です。リク内容はネタばれ(?)になるので文末に。
ゆうか様、何かリクとのズレを生じている気がしないでもないんですが、少しでも気に入って頂ければ幸いです。
小説は続き~からどうぞ。
今頃になって晴れてきた。今日はせっかく休みだったのに午前中から天気悪くて、一日コタツに籠って小説の手直し(ケータイ用の修正)をしてました。《マスターのお悩み》前までは、見やすくなっている筈です。
さて、今日はキリ番5000のリクエスト話です。リク内容はネタばれ(?)になるので文末に。
ゆうか様、何かリクとのズレを生じている気がしないでもないんですが、少しでも気に入って頂ければ幸いです。
小説は続き~からどうぞ。
***************
《マスターとカイトと薬指の約束》
「マスター。あの・・・オレ、欲しいものがあるんです、けど」
いつもと何ら変わらぬ夕飯時。良い味に炊かれた茄子と牛肉の煮物を飲み込んだところで、向かいのカイトが遠慮がちにそんな事を言った。
「なんだ?アイス切れたか?」
「いえ、アイスはまだ残ってます」
「そっか。まぁよっぽど高いもんじゃなきゃ、何でも買ってやるぞ」
普段殆ど物を欲しがるという事をしない奴が自分から言い出すとなると、ちょっとレアな感じで無駄に気合いが入るよな。
俺が白飯を口に運びながら笑って言ってやると、カイトは小さな茶碗を手の中で弄びつつ
「えと・・・その・・・ゆびわが、欲しいんです」
「ぐふっ!」
「マスターっ!?」
飯粒が変なとこ入った!噎せる俺にカイトが慌てて差し出した麦茶を一気に呷り、一息つくが・・・
「だ、大丈夫ですか、マスター」
「ああ、悪い。平気だ。っつか・・・ゆびわって、アレか?指にするやつ」
「はい、そうです」
そうか、指輪か・・・。思えば恋人になったのは良いが、贈り物は碌にしていない。カイトは男性型だし思いつきもしなかったが、確かに普通の彼女ならアクセサリーの一つも買ってやっているだろう。
「あの・・・やっぱり、ダメですか?」
空のコップを握ったまま脳内会議に入ってしまった俺に、眉尻を下げて窺うように見上げてくる、宝石みたいな青い瞳。装飾という意味なら、何も飾らなくたって十二分に可愛いし、綺麗だ。
だがそれが、こんな顔してねだってきた指輪となれば話は別。若干早過ぎる気がしないでもないが、俺はもうカイト以外と付き合う気は無いんだし、こいつだってまさか、浮気とか有り得ないよ、な?
「駄目な訳ないだろ!で、どんなのが欲しいんだ?良く知らないけど、プラチナのとかが良いのか?」
大体、そんな重要なものをねだらせるなんて、恋人としてもマスターとしても失格じゃないか。
給料3か月分というフレーズや、宝石店のCMが頭のあちこちで踊っているが、取り敢えず欲しがっている奴の好みを聞かない事には始まらない。
「ぷらちな?・・・・・・ってそれ、すっごい高いんじゃないですか!?」
首を傾げてしばらく止まっていたカイトが、何を指すのか分かったらしく、驚いた声を上げた。
「お前・・・俺をどれだけ甲斐性無しだと思ってるんだ。一応社会人だぞ、結婚指輪にそんな安いの買えるか!」
「だってミク、マスターさんに3000円で買ってもらったって!」
「はぁっ?」
・・・あ、何か凄く嫌な予感。いくら綿貫だって流石に、嫁を公言しているミクちゃんとの結婚指輪を3000円で済ませたりはしないだろう。
「・・・カイト。そもそも何で、指輪が欲しくなったんだ?」
「この間ミクが遊びに来た時、すごく可愛い指輪をしてたんです。ショッピングモールに行って、通路にあるちっちゃい出店でマスターさんが選んで買ってくれたんだって言ってました。お兄ちゃんも選んでもらったらって言われたら、良いなぁ・・・って」
おまっ、それ普通のファッションリングじゃねーか!ミクちゃんがするようなのは男がするもんじゃないと思うが、そこはどうでも良いんだ。今の俺は自分の勘違いが恥ずかしい・・・ものすっごく、恥ずかしい。
まぁ冷静に考えたら、こいつが結婚指輪なんて知ってる筈が無かった。けどなぁ、おい。どこの世界に、恋人に高々3000円の指輪買ってもらうのに、あんな遠慮がちに躊躇いながら訊く奴がいるよ。・・・いや、ここに居るんだけど。
「マスター」
「なんだ」
「結婚指輪って、何ですか?」
ほら来た!
「あー・・・・・・そのうち、買ってやる」
「・・・?はい」
「カイト。明日、買い物行くぞ。取り敢えずはその、ミクちゃんが教えてくれた指輪な」
「え?・・・はいっ!やったぁ、マスターとお買い物!!」
人を散々悩ませといて、結局指輪と買い物のどっちが楽しみなんだよ、お前は。
しかし取り敢えず話は逸らせたらしい。ボーカロイドに“忘れる”事があるのかは分からないが、出来れば今日の俺の勘違いは思い出さないでほしいもんだ。・・・・あー、恥ずかしい。
あ
「ふふっ、キレイ。でもどうして指輪、右手にしか嵌めちゃいけないんです?」
「左手用には違うの買ってやるから、それまで空けとけ」
翌日。約束通りミクちゃんと同じ店で選んで買ってやった、水色の硝子玉がついた細い指輪を右手に嵌めて嬉しそうに笑うカイト。サイズの都合で薬指にしか嵌まらない女物のそれは、節の目立たないほっそりした指には存外似合っている。
「わかりました。でも、指輪も指によって嵌めるものが違うんですね」
あ、何か変な誤解を生んだ気が・・・いや、誤解でもないか?どっちかっていうと、指輪より指の方で意味が違うんだが・・・
「まぁ、そういう事だ。それまで、それ付けとけ」
「はい、大事にします!」
ショッピングモールの広い通路沿いにある、宝石店のショーケースで光る銀の輝きを見るともなしに眺めながら、俺はカイトの何も付けていない左手を軽く握り直した。
****************
リク内容は、「ミクのしている指輪(※ファッションリング)が綺麗だったので、マスターに指輪おねだりする兄さん(と深読みしすぎてテンパるマスター)」でした。マスターが給料3カ月とか言ってますが、それは婚約指輪だそうです。テンパり過ぎだよ(笑)
実はこれの続編があるのですが、某所の素敵マスカイ話とネタが丸被りしてまして・・・orz。貧乏性なのでいずれうpしてしまうと思いますが、(レベルが格段に下がりますが・・・)一応そちらのお話を拝見する前に作ったんで、うpした際にはお許し下さい、リ○ハ様!!
追記:お許し頂きました!というわけで、いずれうpします。先ですけど・・・。
「マスター。あの・・・オレ、欲しいものがあるんです、けど」
いつもと何ら変わらぬ夕飯時。良い味に炊かれた茄子と牛肉の煮物を飲み込んだところで、向かいのカイトが遠慮がちにそんな事を言った。
「なんだ?アイス切れたか?」
「いえ、アイスはまだ残ってます」
「そっか。まぁよっぽど高いもんじゃなきゃ、何でも買ってやるぞ」
普段殆ど物を欲しがるという事をしない奴が自分から言い出すとなると、ちょっとレアな感じで無駄に気合いが入るよな。
俺が白飯を口に運びながら笑って言ってやると、カイトは小さな茶碗を手の中で弄びつつ
「えと・・・その・・・ゆびわが、欲しいんです」
「ぐふっ!」
「マスターっ!?」
飯粒が変なとこ入った!噎せる俺にカイトが慌てて差し出した麦茶を一気に呷り、一息つくが・・・
「だ、大丈夫ですか、マスター」
「ああ、悪い。平気だ。っつか・・・ゆびわって、アレか?指にするやつ」
「はい、そうです」
そうか、指輪か・・・。思えば恋人になったのは良いが、贈り物は碌にしていない。カイトは男性型だし思いつきもしなかったが、確かに普通の彼女ならアクセサリーの一つも買ってやっているだろう。
「あの・・・やっぱり、ダメですか?」
空のコップを握ったまま脳内会議に入ってしまった俺に、眉尻を下げて窺うように見上げてくる、宝石みたいな青い瞳。装飾という意味なら、何も飾らなくたって十二分に可愛いし、綺麗だ。
だがそれが、こんな顔してねだってきた指輪となれば話は別。若干早過ぎる気がしないでもないが、俺はもうカイト以外と付き合う気は無いんだし、こいつだってまさか、浮気とか有り得ないよ、な?
「駄目な訳ないだろ!で、どんなのが欲しいんだ?良く知らないけど、プラチナのとかが良いのか?」
大体、そんな重要なものをねだらせるなんて、恋人としてもマスターとしても失格じゃないか。
給料3か月分というフレーズや、宝石店のCMが頭のあちこちで踊っているが、取り敢えず欲しがっている奴の好みを聞かない事には始まらない。
「ぷらちな?・・・・・・ってそれ、すっごい高いんじゃないですか!?」
首を傾げてしばらく止まっていたカイトが、何を指すのか分かったらしく、驚いた声を上げた。
「お前・・・俺をどれだけ甲斐性無しだと思ってるんだ。一応社会人だぞ、結婚指輪にそんな安いの買えるか!」
「だってミク、マスターさんに3000円で買ってもらったって!」
「はぁっ?」
・・・あ、何か凄く嫌な予感。いくら綿貫だって流石に、嫁を公言しているミクちゃんとの結婚指輪を3000円で済ませたりはしないだろう。
「・・・カイト。そもそも何で、指輪が欲しくなったんだ?」
「この間ミクが遊びに来た時、すごく可愛い指輪をしてたんです。ショッピングモールに行って、通路にあるちっちゃい出店でマスターさんが選んで買ってくれたんだって言ってました。お兄ちゃんも選んでもらったらって言われたら、良いなぁ・・・って」
おまっ、それ普通のファッションリングじゃねーか!ミクちゃんがするようなのは男がするもんじゃないと思うが、そこはどうでも良いんだ。今の俺は自分の勘違いが恥ずかしい・・・ものすっごく、恥ずかしい。
まぁ冷静に考えたら、こいつが結婚指輪なんて知ってる筈が無かった。けどなぁ、おい。どこの世界に、恋人に高々3000円の指輪買ってもらうのに、あんな遠慮がちに躊躇いながら訊く奴がいるよ。・・・いや、ここに居るんだけど。
「マスター」
「なんだ」
「結婚指輪って、何ですか?」
ほら来た!
「あー・・・・・・そのうち、買ってやる」
「・・・?はい」
「カイト。明日、買い物行くぞ。取り敢えずはその、ミクちゃんが教えてくれた指輪な」
「え?・・・はいっ!やったぁ、マスターとお買い物!!」
人を散々悩ませといて、結局指輪と買い物のどっちが楽しみなんだよ、お前は。
しかし取り敢えず話は逸らせたらしい。ボーカロイドに“忘れる”事があるのかは分からないが、出来れば今日の俺の勘違いは思い出さないでほしいもんだ。・・・・あー、恥ずかしい。
「ふふっ、キレイ。でもどうして指輪、右手にしか嵌めちゃいけないんです?」
「左手用には違うの買ってやるから、それまで空けとけ」
翌日。約束通りミクちゃんと同じ店で選んで買ってやった、水色の硝子玉がついた細い指輪を右手に嵌めて嬉しそうに笑うカイト。サイズの都合で薬指にしか嵌まらない女物のそれは、節の目立たないほっそりした指には存外似合っている。
「わかりました。でも、指輪も指によって嵌めるものが違うんですね」
あ、何か変な誤解を生んだ気が・・・いや、誤解でもないか?どっちかっていうと、指輪より指の方で意味が違うんだが・・・
「まぁ、そういう事だ。それまで、それ付けとけ」
「はい、大事にします!」
ショッピングモールの広い通路沿いにある、宝石店のショーケースで光る銀の輝きを見るともなしに眺めながら、俺はカイトの何も付けていない左手を軽く握り直した。
****************
リク内容は、「ミクのしている指輪(※ファッションリング)が綺麗だったので、マスターに指輪おねだりする兄さん(と深読みしすぎてテンパるマスター)」でした。マスターが給料3カ月とか言ってますが、それは婚約指輪だそうです。テンパり過ぎだよ(笑)
実はこれの続編があるのですが、某所の素敵マスカイ話とネタが丸被りしてまして・・・orz。貧乏性なのでいずれうpしてしまうと思いますが、(レベルが格段に下がりますが・・・)一応そちらのお話を拝見する前に作ったんで、うpした際にはお許し下さい、リ○ハ様!!
追記:お許し頂きました!というわけで、いずれうpします。先ですけど・・・。
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HN:
南浪(ななみ)
HP:
性別:
女性
職業:
処理能力の低い事務員
趣味:
通販・ニコ動巡り
自己紹介:
08夏からボカロ家族に夢中になり、遂にカイトにやられて読み専から書き手に。
ベタな展開と妄想が大好きです!
かなり根深い腐女子(貴腐人?)なので、色々すみません・・・
*メルアドはこちら*
〈nanami1103☆hotmail.co.jp〉
☆→@にして下さい。
メールで頂いたものは、メールでお返事します。
物申したいけど返事がブログに載るのは・・・という時は、こちらにご連絡を。
あ、勿論普通の感想をこちらに送って頂いても大丈夫ですよv
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